みなさんこんにちは。
市場は夏季休暇の影響でビジネスが減速しがちですが、今月も平常月と同等かそれ以上の飛躍にコミットしている営業マン、小野周太郎です。
今回はリスティング広告を商材として扱っている、もしくは扱おうと思っている企業様とのアライアンス営業を行っている私の経験から、WEBに関わるサービスとリスティング広告の関わりや相性ついて私見を加えて整理してみようと思います。
WEBサイト(ホームページ)制作業
まずは定番の業種です。
クライアントが集客を目的としている場合、自社サイトが完成してそれで終わりというケースは少ないですよね。
サイト完成直後すぐに始められるリスティング広告はサイト制作事業との相性が抜群です。
SEO対策業
SEO業者にとって最も避けたいのは契約解除です。特に、がんばって上位表示成功した後の解約はスタッフのモチベーションにも関わりますよね。
これは業者さんにとっては予防したいところです。
解約理由として多いのは、
- 上位表示されても成果に繋がらなかった
- ある程度の成果は出たが費用を回収出来なかった
などはよく耳にします。どうしてこうなってしまうのでしょうか?
上位表示されても成果に繋がらないケースとしては、キーワードの選定ミスなどが挙げられます。
予防策として、リスティング広告であれば多数のキーワードから成果に繋がるキーワードを収集していくことが出来ますので、SEO用のキーワード選定に役立てることが出来ます。
費用対効果が合わなかったケースとしては、SEO対象キーワードの難易度(SEOコスト)と、クライアントの広告予算もしくは商品粗利のバランスが合わなかった、などが挙げられます。
予防策として、リスティング広告にて複数の有望キーワードが選定できていれば、SEOの料金プランを低難易度キーワード(かつ複数キーワード)のプランなどに調整し、SEOの見積もり額を抑制することも可能になってきます。
サイト保守・更新管理業
ホームページ制作会社が納品後に提供していることが多いのが、この役務サービスです。
こちらもSEOと同じくストック型の収益になるので、制作会社としては解約を予防したいところです。
しかし、更新作業が発生しなくても毎月費用をお支払いただけるクライアントを多数保持できるような時代はとうの昔に終わっており、
最近では何かしらの付加価値を付けることが多くなっています。
付加価値の具体例としては、簡易的なコンサルや簡易的なレポーティングなどがよく挙げられます。
しかし、ユーザーの流入がほとんど無いホームページに対してコンサルやレポーティングを行っていてもすぐに限界がきてしまい、長期的な顧客満足を得ることは困難です。
そのような場合にはリスティング広告を行う事でサイトへの流入数が増加し、簡易コンサルするためのデータが取れたり、レポートに載る数字が分析価値のあるデータとなってきます。つまり、リスティング広告の実施がサイト保守・更新の契約数維持にも役立ちますよね。
モバイルアプリ(ソーシャルアプリ)開発業
無料アプリでも有料アプリでも、マネタイズを目指してローンチ数ヶ月前からは様々なプロモーション手法が検討されます。
その中の1つがアドネットワークに配信されるディスプレイ広告ということで、この業態にもリスティング広告がかなり重要になってきているといえます。
特にgoogleの方はそもそも膨大な数のアドネットワークに加え、
You Tube TrueView 動画広告や、アプリのプロモーションに特化したAdMob
といったネットワークへの広告配信が可能となっています。
※ディスプレイ広告はリスティングじゃないのでは?と思われるかもしれませんが、
どちらもAdWords管理画面上から運用(連携)が出来るという点や、ディスプレイ広告と同一のユーザーリストを検索連動で活用したりなど、リスティング広告とは切っても切れない関係性になっています。
番外編:MEO(Map Engine Optimization)と呼ばれている施策提供業
MEOとは「地名 業態」等で検索した際に、検索結果に表示されるGoogleマップのリスト順や、Googleマップ上で検索結果を表示した際に表示されるリスト順の上位表示を狙った施策で、主に飲食店などの店舗型ビジネスにマッチしたサービスです。
上記のような画面で上位表示させるための施策ですね。
※MEO「と呼ばれている」と表記した理由としては、
この呼称が日本国内限定、さらに一部の企業でしか使われていない点、そして私が個人的に崇拝しているe-wordsでもヒットせず、業界共通用語として認識されている呼称ではないと考えているためです。
リスティング広告との関わりについてですが、
実はgoogleマップはリスティング広告も掲載されるのです。
さらに、広告の場合はgoogleプレイスと異なり、地図上で薄っすらと白い背景色付きです。
そして勿論クリック課金型になっているので、無駄なコストはほとんど発生しません。
※ただし検索結果にも表示されるため、googleマップのみに表示という事はできません。
MEO提供企業様も確実に上位表示できるわけではないので、リスティング広告も絡めてクライアントへご提案していくと、より可能性が高い露出を安価なコストでご案内出来るという事ですね。
さらに、スマホ主体で配信する場合にはMEOと異なり、電話獲得件数などの成果数も計測できますので、成果を多数獲得出来ていると、当初はMEOメインでも数ヵ月後にはリスティング広告の方がメインになっているというケースは珍しくありません。
※もちろんMEOも契約続行したままです。
つまりこのサービスも、販売店側にとっては非常にリスティング広告と相性が良いといえるのです。
まとめ
WEBサービスに関わる企業の多くは、リスティング広告の取り扱いを一度は検討してみると良いでしょう。
とはいえ、リスティング広告の運用は非常に大変です。下手をすると重い作業が増えすぎて利益が残らないかもしれません。
が、本業のサービスの継続率や既存サービスの付加価値向上、そして何より顧客満足度を考慮すると意外とメリットだらけかもしれませんよ。