リスティング運用をしていて、ある程度データがたまってくると
- 時間帯別パフォーマンス
- デバイス別パフォーマンス
- 地域別パフォーマンス
などを元によくコンバージョンがついている部分を強化することはよくあります。
時間帯別・デバイス別のパフォーマンスを分析すると、「この商材は主婦層がターゲットだから、やっぱり昼間の時間帯に多くコンバージョンが発生しているな」とか「この商材は若者がターゲットだから、やっぱりスマホからのコンバージョンが多いな」とかが見えてきます。
地域に関しては特定の地域がターゲットの場合は、はじめから地域を絞っている場合が多いですが、ECサイトのように地域が関係ないサイトの場合、人口の多い大都市圏からのコンバージョンが多いということはもちろんありますが、そこまで大きくパフォーマンスに差が出ることはありません。
・・・と思っていた私に衝撃が走りました。
とあるECサイト(※商材は1つ)の地域別レポートを分析していると・・・
Yahoo!地域別レポート
Google地域別レポート
・・・!滋賀!?異様なまでの滋賀の多さ!特に滋賀が突出する理由が考えられない商材です。
一体滋賀に何が起こったのか・・・
その答えは・・・「◯◯(商材名)×滋賀」で検索!すると
滋賀に商材名の駅がある!ははーん、まさかこれは。
もうお分かりですね。注目すべきは、Googleの地域別レポートの地域タイプのところです。(Yahoo!では出ません)
「所在地」と「対象地域」がありまして、所在地はその名のとおりですが、「対象地域」とはAdWordsのヘルプでは
広告表示につながった地域名: ユーザーの所在地、または(検索内容や閲覧しているコンテンツから)ユーザーが関心を示していると思われる地域
となっています。つまり、この商材名で検索した場合、滋賀の駅名=滋賀に関心を示していると認識され、地域別レポートに表示されてしまうということです。Yahoo!もおそらく同様かと思われます。
まとめ
Googleでは地域別レポートの他にもユーザーの所在地別でレポートが出せますが、Yahoo!は出せません。
地域別のパフォーマンスを分析する際は、その点気をつけて見るようにしましょう。