みなさんこんにちは。 リスティング広告運用ってやることがたくさんあって大変ですよね。 代理店や運用担当者は効率的なやり方や仕組みを常に考えていると思います。 そのひとつに、分業によって作業の効率化を図るという手法があります。 そういった努力によって安価に良いサービスを提供できるということになりますよね。 が、行き過ぎた分業は果たして良い結果を生むのだろうか?と私は思うわけです。 例えば、リスティング広告運用においては、いくつかのルーチンワークがあったりしますよね。
- 除外(対象外)キーワード登録
- 広告文の定期的な変更
- 数値レポート作成
- 追加キーワード登録
- etc
これらの作業を一人の人間がまんべんなくやるのではなく、それぞれを専門的に作業するように分業する方法ですね。 大きな代理店ではこのような方法を結構採用しているようです。 確かに分業によって作業効率は上がると思います。 しかし、分業をすればするほど末端の作業者は案件に対する思い入れや理解度が薄くなってしまうのではないでしょうか? 例えば、除外のためにクエリ一覧を見ていたら思いがけず追加用のキーワードを発見したり、広告文に使えそうな表現を思いついたり、数値レポート作成の過程においてフォーマットに追加すべき別視点のデータ分析を思いついた、なんて経験があったりしませんか? 分業をやりすぎると、こういった閃きのようなことが起こることは極めて少なくなると思います。 なぜなら作業者は言われた(指示された)通りの作業を効率よくこなすのが目的になってしまうからです。 必ずしもこうなると言えるわけではありませんが、あえて効率を捨てる部分が必要なケースもあるのでは?と思う部分があるのです。 今回はそんなお話でした。
ちなみに カルテットでは効率化を会社の重用指針としていますが、あえて効率化を捨てた方が良い部分を大事にしています。 そのほうが運用者のやりがいや考える力の成長、クライアント様への成果の面で良い結果を産むと考えているからです。