先日の記事でもお伝えしたとおり、2月12日よりYahoo!プロモーション広告スポンサードサーチの広告文の文字数制限が「33文字」から「19文字+19文字」に変更になりました。
それに伴い、インポート用CSVファイルのフォーマット(形式)が変更になっていますので、詳細について調査した内容をお伝えしたいと思います。
変わったのは「広告タイプ」と「説明文」
結論から言うと、変更があったのは「広告タイプ」と「説明文」という2つの項目だけです。それぞれ詳細は以下のとおりです。
「広告タイプ」欄に記載される内容
「広告タイプ」という欄は、これまでは以下のようなルールで内容が決まっていました。
- 「デバイス」が「モバイル」のみの場合 → 「モバイル」
- 「デバイス」が「モバイル」以外を含む場合 → 「PC・その他」
これが、新しいフォーマットでは以下のようなルールと内容に変更になっています。
- 「デバイス」が「モバイル」のみの場合 → 「ショートテキスト(12・12)」
- 「デバイス」が「モバイル」以外を含む場合 → 「テキスト(15・33)」または「テキスト(15・19-19)」
各「広告タイプ」の違い
■「ショートテキスト(12・12)」
モバイル用の広告を表す広告タイプです。(12・12)とは、「タイトル:12文字まで、説明文:12文字まで」という意味です。
■「テキスト(15・33)」
モバイル以外のデバイス用の広告を表す広告タイプです。(15・33)とは、「タイトル:15文字まで、説明文:33文字まで」という意味です。
文字数制限が変わる以前に作成した広告や、現在の管理画面において広告作成画面で「テキスト:タイトル15、説明文33」を選択して作成した広告はこちらのタイプになります。
■「テキスト(15・19-19)」
モバイル以外のデバイス用の広告を表す広告タイプです。(15・19-19)とは、「タイトル:15文字まで、説明文:19文字+19文字まで」という意味です。
現在の管理画面において広告作成画面で「テキスト:タイトル15、説明文19-19(推奨)」を選択して作成した広告はこちらのタイプになります。
「説明文」は、「説明文1」+「説明文2」に
これまでのCSVフォーマットでは、広告文を記載する欄は「説明文」という項目だけでした。これが、新しいフォーマットでは「説明文1」と「説明文2」の2つに分かれています。
先ほど説明した「広告タイプ」の種類によって、「説明文1」「説明文2」欄の使い方が変わってきます。
■「広告タイプ」が「ショートテキスト(12・12)」の場合
使用するのは「説明文1」のみです。「説明文2」は空白にしておかなければインポートできません。もちろん、「説明文1」の内容は12文字以下でなければいけません。
■「広告タイプ」が「テキスト(15・33)」の場合
こちらも、使用するのは「説明文1」のみです。「説明文2」は空白にしておかなければインポートできません。もちろん、「説明文1」の内容は33文字以下でなければいけません。
■「広告タイプ」が「テキスト(15・19-19)」の場合
このタイプのみ、「説明文1」と「説明文2」を使用します。「説明文1」「説明文2」とも、内容は19文字以内でなければいけません。
「テキスト(15・33)」と「テキスト(15・19-19)」は広告グループ内に混在可能
広告タイプは広告ごとに設定されているので、同じ広告グループ内に「テキスト(15・33)」と「テキスト(15・19-19)」が混在していても問題ありません。
例えば、既にアカウント上に作ってあった(15・33)の広告を、広告タイプはそのままで少しだけ修正し、さらに新しく(15・19-19)の広告を追加する、というようなことをしてもOKです。
まとめ
以上が、今回の文字数制限の変更によるCSVフォーマットの変更点の全てです。
従来の33文字までの広告タイプは2013年の秋頃に無くなるとのことですが、今回のCSVフォーマットを見る限り、そのタイミングでのCSVフォーマットの変更は無さそうです。あくまで予想ですが、秋以降は「広告タイプ」から「テキスト(15・33)」が無くなるだけでしょう。
いずれにせよ、CSVを活用して運用されている方は、フォーマットについてしっかり理解しておくようにしましょう。