広告を運用する際に、「自社が携わる業界がどのように世間から興味を持たれているのか」や、「新しいトレンドはどういったものがあるのか」を常に意識しているご担当者は多いと思います。
最新のトレンド情報を捉えるのに最適な方法がGoogle広告で活用できる「インサイト(分析情報)」機能です。
本記事では、Google広告のインサイトについて、特徴と確認できる6つ項目を解説していきます。
Google広告|インサイトの特徴
インサイトとは、市場の動向を特定し、広告主のビジネスと最も関連性の高い最新の商品やサービスに対する現在と今後の興味や関心を把握できるツールです。
広告管理画面から「分析情報(インサイト)」を開くことで確認できます。
インサイトは、Google全体で行われた検索をもとに、広告アカウントの情報に合わせて表示されます。
インサイトページに表示される情報は毎日更新されますので、新しいインサイトを確認することで新しいキーワードや広告主のビジネスについてのヒントを知ることが可能です。
ただし、以下の3つの条件に当てはまる場合、インサイトを確認することはできません。
- アカウントに検索キャンペーンまたはショッピングキャンペーンがないもの
- 広告でトラフィックが発生していないもの
- 広告掲載が始まったばかりのもの
もし検索キャンペーンやショッピングキャンペーンを利用しているのにインサイトが表示されていない場合は、広告掲載を続け定期的にアカウントを確認してみるとよいでしょう。
インサイトで確認できる項目
インサイトで確認できる項目は、以下の6つです。
- 検索トレンド
- 需要予測
- 消費者の興味や関心に関する分析
- オーディエンス分析
- 変更履歴の分析
- オークション分析
それぞれについて、以下で詳しく解説します。
検索トレンド
検索トレンドは、広告主のビジネスに関連する商品やサービスの検索キーワードを把握する際に役立ちます。
検索トレンドを利用して検索需要の変化に対応することで、トレンドで表示されたキーワードへ検索広告を掲載するなど、市場の動向に合わせた広告の施策を打つことが可能です。
需要予測
需要予測を使用すると、広告主のビジネスに関連する商品やサービスに対して今後予測される検索キーワードを把握することができます。
需要予測により、競合他社より先んじて需要を取り込むための準備が可能になります。
消費者の興味や関心に関する分析
消費者の興味や関心に関する分析は、対象市場がGoogleでお客様のビジネスをどのように検索し、利用しているかを把握するのに役立ちます。
過去28日間に広告表示につながった検索語句がテーマとサブテーマにグループ化されて分析され、それぞれの掲載結果に関する主な指標が示されます。
オーディエンス分析
オーディエンス分析を使用すると、コンバージョンを構成するユーザーの特性について理解を深めることができます。
オーディエンス分析では、ユーザーごとの特徴を把握して、ターゲティング、クリエイティブ、キャンペーンの全体的な掲載結果を改善するのに役立ちます。
変更履歴の分析
変更履歴の分析では、アカウントで最近行った変更について、キャンペーンの掲載結果に影響したものを確認することができます。
キャンペーンの主な掲載結果の指標が大きく変化したときには、分析情報を確認すると問題の原因を即座に把握することが可能です。
オークション分析
オークション分析は、オークションの競合状況に変化があったかどうかや掲載結果への影響を把握できます。
同じオークションに参加している他の広告主と掲載結果を比較できたり、大幅な変化の推移を確認して入札単価や予算に関する戦略が立てやすくなったりします。
まとめ
今回は、Google広告のインサイト(分析情報)についてご紹介しました。
Google広告の効果を最大限にできるインサイトをこの機会に活用されてみてはいかがでしょうか。