皆さんはリスティング広告を運用する際にどんなことを意識していますか?
当たり前の話ですが、誰も運用を失敗したいとは思いませんよね?
しかし、失敗を恐れるあまり、無難で安易な運用を行なってしまっていませんか?
今回はリスティング広告運用における「失敗について」の考えかたをご紹介します。
※数ある考え方の1つとしてご参考にして頂ければと思います。
失敗を恐れると仮説立て・運用に邪念が入る
リスティング広告運用者の大半は、いちサラリーマンという場合が多いため仮説立て・運用を失敗すると、
- 上司から怒られる
- お客様に怒られる
- 同僚から白い目で見られる
- etc
このような事態を引き起こしてしまうかもしれません。
すると、運用者は成功と失敗が五分五分程度と思われる仮説に対して「失敗すると自分に降りかかるデメリット」という要素を加味して検討してしまいがちです。
(そもそも 失敗を恐れてチャレンジできない仕事環境が悪い!というのはこの際抜きにさせて下さい)
または、運用者によっては失敗して自分に害が及ばないことが仕事の目的になり、「成功の可能性は少ないが失敗のリスクも少ない仮説」ばかりを立てて運用するかもしれません。
こうなってしまっては正しく仮説立て・運用ができているとはいえませんよね?
失敗してもデータは残る!
ここまでは運用者目線で書いてきましたが、広告主目線に立ってみるとどうでしょうか?
広告主にとって良くないことは、成果が上がらないということもありますが、大事な広告費がよくわからない使い方をされるということもあります。
運用者の立場のために広告費が有効とは思われない使われ方をされたら広告主としてはたまったもんじゃありません。
運用者には広告主から預かっている広告費を最大限に有効活用する義務があります。
有効活用するということは、成果を上げるという意味と有効なデータを集めるという部分に分けることができます。
さらに、有効なデータとは、成功データと失敗データに分けることができます。
そうです。仮に失敗したとしても失敗データ自体には有効な価値があるのです。
なぜなら、同じ過ちを繰り返さないための指標として活用することができるからです。
まとめ
仮説立ての段階でしっかり広告主に趣旨を説明し同意を得て、まじめに運用した結果失敗してしまったとしても良識ある広告主であれば怒ったりすることはありません。
(がっかりはされるでしょうが・・・)
広告主は用意した広告費を回収できないかもしれないというリスクを負っているのに、運用者が自身の立場を守るために運用者としての義務を果たさないのはフェアじゃないですよね?
代理店の場合、失敗の結果契約が打ち切りになるかもしれませんが、広告主に失敗データという有効なデータを提供できたのであればそれでいいじゃないですか。
だらだらと無難に広告費を消化している運用者に刺激や成長はありません。
みなさんも失敗を恐れず、広告主のため、自分の成長のために積極的にチャレンジしてみて下さい。