こんにちは。営業部の原です。
私が勤務してる愛知県でも新型コロナウイルスの影響で先週から原則全社リモート体制へ移行し、3週間が経過しようとしています。緊急事態宣言も1ヶ月程度の延長が濃厚となり、将来というより単純に会社のみんなに会えないなー、さみしいなー、と感じる毎日です。
しかし現実は現実。こんな時こそ、Web広告という非対面ツールを取り扱っている私達が、社内外に対して従来通りのクオリティを効率よく提供することがミッションだと思っています。
そこで今日は、我々カルテットコミュニケーションズの営業部が取り入れたリモートワークについて、管理者目線で正直な今の気持ちをまとめてみました。
営業なんてリモートになったら、手足をもがれて戦うようなもんじゃないか!、と日々の営業活動に不安になっている方に、少しでも参考になればと思います。
カルテット営業部のリモート移行までの流れ
営業部は、名古屋本社、東京支店、大阪支店の多拠点で活動しており、まずはじめに東京支店のリモート移行が決まり、その後約1週間で行政の方針をもとに全社フルリモートが決定しました。
正直、管理者としては、
- メンバーが家でダラダラして過ごさないか(営業部のみんなごめん…)
- 訪問をせずにちゃんと受注できるのか
- これまで訪問対応していたお客様から不満は上がらないか
- 若手メンバーは先輩が隣にいなくて大丈夫だろうか
こんな感じで心配ごとは多くありましたが、リモート移行は決定事項なので、
- 勤務中はメンバー全員でビデオチャットで常時接続(カメラON)
- 事前に申請のない残業は原則禁止
- 訪問でのお打ち合わせも原則禁止(どうしてもの場合のみ上長相談)
というルールを決めて進めました。
実際にリモート体制へ移行して(管理者目線)
結論、業務に関してはほぼ問題なくリモートで回っています。
なんなら私はこれまで物理的距離により東京と大阪の様子を見る機会が少なかったので、ビデオチャット常時接続で普段よりもコミュニケーションが取りやすくなりました。(これは東京、大阪のメンバーからも、私への声掛けがしやすくなった、と言われ、ちょっと日々の動きを反省しました)
また、残業はもともと少なかったのですが、リモートにより増加した、ということは今のところありません。訪問で発生する移動時間が単純に削減されていることもあり、お打ち合わせの数自体はむしろ増加しているか気がするのですが、メンバーの努力もあり効率的に働けているかなと感じています。
①メンバーが家でダラダラして過ごさないか
これについては本当に不要な心配でした。
『リモート=暇になる 、よってサボるかも』と思い込んでいたのですが、実際リモート体制に移行してみると、資料作成や電話、Webでのミーティングは減らなかったのでそもそもサボる暇がありません。営業マンなので訪問にかかる移動時間こそ短縮されましたが、その分打ち合わせ件数自体増えたり、毎日ちょこちょこ発生していた分単位の残業が18時ぴったりに終業できるようになっています。
②訪問をせずにちゃんと受注できるのか
商材の特性もあるかもそれませんが、問題なくWebお打ち合わせへ移行し、ご発注いただけています。また、世の中的にも当初の想定以上に不要不急の外出を避ける傾向にあったり、なんならお客様側もリモートなのでWeb会議をご希望だったりと、弊社の場合、『お会いする』から『受注』できる訳ではないんだなと改めて実感しました。
③これまで訪問対応していたお客様から不満は上がらないか
こちらもお客様にはご理解いただけています。②同様、お客様側もリモート移行されているケースも多いため、これまで以上にお電話やWebミーティング(zoom、Hangouts Meetなど)を活用しています。
④若手メンバーは先輩が隣にいなくて大丈夫だろうか
大丈夫でした。最初はビデオチャットの接続だけでは何か困ったことがあったときに先輩に質問できないんじゃないか、と心配していましたが、普通に声掛けしてやり取りできています。これこそ一番いらぬ心配でした。なお、とは言え同じフロアで常に視界に入っているわけではないので、日誌を使ってちょっとした報連相やコミュニケーションを取っています(工夫で後述)
カルテット営業部で工夫していること
こうやって見ると「カルテットはWeb屋だし無形商材だし、リモート適してただけでしょ」と思われるかもしれませんがそれは違います! 東京がやばいかも…という3月末頃から様々なルール化を行い、なんならルールは途中で細かく改定して運用を行っています。
そこで、カルテット営業部が実際リモート勤務で社内向けに工夫していることをご紹介します。私達自身も試行錯誤しながらなので、あくまで「ふーん、そんなことしてるんだ」程度にご覧いただき、いいなと思ったものは導入してみてください。
①ビデオチャット常時接続
弊社ではMicrosoft Teams(チームス)を利用して、16名を常時接続しています。
人数多くない?と思われるかもしれませんが、Teamsは同時に複数の会議(Teamsのビデオ通話)に参加できないので、ちょっとした声掛けは全体の会議で行い、少し長引くような相談内容は個別の通話に移動するようにしています。
管理者としては、さぼっていないかというより、リモートによる報連相の精度低下をカバーすることが目的です。
②日誌の導入
これまで特に日報のようなものは使ってきませんでしたが、新卒社員に使用する予定で準備していた日誌を既存メンバーにも導入し、活用しています。ちなみに内容はこんな感じ。 これをスプレッドシート化して管理しています。こちらも管理という面よりは、メンバーとのコミュニケーションに役立っています。意外と鋭い気づきがあったり、急がない質問事項は『分からなかったこと』欄を使用してもらい、交換日記のように使用しています。
③日々の挨拶(返事や声掛け)
個人的な体感ですが、リモートも2週間を過ぎてくるとちょっとした雑談(コミュニケーションを取るための小話的なもの)もめっきり減り、良い意味で黙々と作業するようになります。そんな中、Webミーティングに入る前や、終了後の「行ってきます」「戻りました」「行ってらっしゃい」「お疲れ様」「おかえりなさい」はちょっとした会話が生まれる貴重な機会です。
普段から『返事をする』というのは全社ルールにしている弊社ですが、リモートだからこそ、日々の挨拶はより意識しています。
ちなみにこの返事も、メンバーからの日誌の気づきコメントで再認識できました。
まとめ
いかがでしたか? いままでオフィス勤務で目の届くところにメンバーがいたのであれば、リモート移行で管理者なら誰しもが、みんなちゃんと仕事をするだろうかと不安になると思います。しかし、結局はリモートでも円滑にまわる仕組み作りは管理者の仕事であり、腕の見せどころです。
また、リモートだろうがオフィス勤務だろうが、しっかり働く人は働くし、サボる人はきっとサボります。もともとゴリゴリのプレイヤーあがりのマネージャーである私としては、営業という数字が見えやすい職種だからこそ、今回の新型コロナウイルス感染症を発端にしたリモート(在宅)での働き方は、会社側も、働く従業員側も真価を問われる良い機会だなと思っています。
情勢とマーケットを見極め、こんな時だからこそお客様にしっかりとサービス提供を行える骨太組織を目指し、マネージャーとしても成長したいなと改めて思った原でした。
カルテットコミュニケーションズでは創業以来、名古屋本社という特性上、お電話やメールだけでもしっかりと案件を進められるよう、体制やご提案資料など各種ツールを充実させてまいりました。
新型コロナウイルスの拡大という未曾有の事態ではありますが、こんな時だからこそ、弊社の強みを活かして皆様のお手伝いができればと考えております。
弊社もリモート体制ですが、お電話でのご相談も承れますので、お急ぎの案件やお見積り(数値シミュレーション)作成等もお気軽にご連絡ください。