今日は、Windows用の便利なフリーソフト「PopUp Icons」をご紹介します。
「PopUp Icons」は、ウインドウによって隠れてしまったデスクトップ上のアイコンを浮き上がらせて、デスクトップアイコンへのアクセスを可能にするソフトです。
「Win+D」の問題点
Windowsでデスクトップへ素早くアクセスするための方法として、「Windowsキー」+「D」というショートカットキーが用意されています。(※「Windowsキー」とは、キーボードの左下にあるWindowsマークが印字されているキーのことです)
これを使うと、大量のウィンドウが開いた状態からでも一瞬でデスクトップを表示することができ、また、用が済んだら再度「Win+D」を押せば開いていたウィンドウを元の状態に戻すことも出来ます。
だったらこれでいいじゃないかと思うかも知れませんが、この機能には一つ問題があります。
「Win+D」でデスクトップを表示すると、開いていたウィンドウは一旦すべて最小化され、タスクバーに収納されてしまいます。
このまま何もせずにもう一度「Win+D」を押せば、最小化していたウィンドウをすべて元の状態に戻してくれるのですが、例えばファイルやフォルダを開くなどして新しいウィンドウを開いてしまうと、その状態で再度「Win+D」を押しても、その新しく開いたウィンドウを最小化してまたデスクトップを表示してしまいます。
つまり、元のウィンドウの状態は復元できなくなり、タスクバーに収納されているウィンドウを一つずつ手動で出し直さなければならなくなるのです。
開いているウィンドウの状態を崩すことなくデスクトップへアクセス
この、「Win+D」の問題を鮮やかに解決してくれるのが「PopUp Icons」です。
- PopUp Icons Ex Ver.2.3(Windows XP以前)
- PopUp Icons for Vista/7 Ver.2.1(Windows Vista/Windows 7)
「PopUp Icons」では、設定しておいたショートカットキーを入力すると、開いているウィンドウはそのままの状態で、デスクトップが最前面に浮き上がってきます。
用が済んだら、再度同じショートカットキーを入力すれば、デスクトップの最前面化が解除され、元の状態に戻ります。
また、デスクトップが浮き上がっている状態で新しいウィンドウを開いた場合は、デスクトップの最前面化が解除され、元の状態+新しいウィンドウが開いている、という状態になります。非常に直感的で、完全に期待どおりの動作と言えます。
まとめ
WindowsのUIの使い方は人それぞれなので、人によっては「Win+D」で別に困らないと感じたり、そもそもデスクトップに素早くアクセスできる必要なんてない、という人もいるかも知れません。
世の中には色々と便利なフリーソフトがありますので、自分の使い方の中で不便に感じることがあった場合は、「良いフリーソフトないかな?」と検索してみると、世界が広がっていくかもしれません。