Google Chromeは、世界市場では今やIE(Internet Explorer)を抜いてトップシェアを誇るWebブラウザです。その特長はとにかく動作が軽いこと。日本国内でのシェアはまだIE、Firefoxに続く3番手ですが、今も着実に勢力を伸ばしています。
ところで、Google ChromeはChromium(クロミウム)というオープンソース・プロジェクトをベースに作られています。つまり、「Chromiumの最新版にGoogleが独自機能を追加したもの」がGoogle Chromeとしてリリースされているわけです。
独自機能と言っても、Flash Playerの同梱やGoogleブランドロゴの導入、利用状況のトラッキング機能などで、ブラウザとしての基本的な機能については、ChromiumとGoogle Chromeでほとんど違いはありません。
Chromiumの派生ブラウザ
さて、Google ChromeのベースとなっているChromiumがオープンソースであるということは、同じようにChromiumをベースにした全く別のブラウザを自由に作って頒布することが出来るということです。
実際に世の中では様々なChromium系ブラウザが提供されていますが、その中でWindowsに対応しているCoolNovo(クール・ノヴォ)(http://coolnovo.com/)というブラウザをご紹介します。
Google Chromeと比べて優れている点
CoolNovoの最大の魅力は、Google Chromeで「かゆいところに手が届かなかった」ような細かい設定が出来るところです。
「Google Chromeでは出来ないけどCoolNovoなら出来ること」のうち、私が個人的に有り難いと感じたものをまとめてみました。
- タブの「×ボタン(閉じるボタン)」を消せる
- 「最近閉じたタブ」の一覧が見られる
- ブックマークを普通にクリックしたときに常に新しいタブで開くようにする
- ブックマークをサイドバーに表示する
ブックマークをサイドバーに表示できるという点については、特に、「それが出来ないからGoogle Chromeは使っていない」という人も多いはずです。たったこれだけでも、CoolNovoを使ってみる理由としては十分ではないでしょうか。
もちろん、基本はGoogle Chromeと同じなので、Gmailアカウントと紐付けての同期機能にも対応しており、Google Chromeからの乗り換えも簡単です。
まとめ
今やWebブラウザはPCの最も中心的なアプリケーションです。せっかく使うなら、自分に合ったもの、使っていて気持ち良いものを使いたいですよね。
今、IEやFirefoxを使っている人も、ちょっと他のブラウザを味見してみると、思わぬ発見があるかも知れません。