こんにちは。クリスマスが一段落したのもつかの間、年末年始に向けて慌ただしく切り替わる時期ですね。そろそろ今年の振り返りや、来年の目標を立てる時期かと思います。年が明ける前に色々と考えておくと、年始から動きやすくていいですね。
さて、Google広告では2019年1月に、オーディエンスキーワードが廃止され、カスタムインテントオーディエンスに順次自動アップデートされます。記事執筆中の12月26日時点では日本語版のヘルプページが存在しませんが、日本も対象です。
大きな変化は生じないと思いますが、キーワードごとに入札単価を変えている場合は移行タイミングで平均入札単価に一律で変更されるなど(カスタムインテントオーディエンスではキーワード単位ではなくオーディエンス単位での入札が可能なため)、細かな点では変更もあります。詳細は以下のヘルプページをご参照ください。
(実は11月初旬に、「オーディエンス キーワード広告グループ」が存在するアカウントを持っている場合は、Googleからメールでアナウンスがありました)
そこで、再度注目されるであろう「カスタムインテントオーディエンス」について、改めて知っておくと便利なポイントをまとめてみました。ちなみにコンテンツターゲットは機能として残るので安心してください。
カスタムインテントオーディエンスとは
商品やサービスに関する「キーワード」「URL」をフックとして、積極的に商品・サービスを探していると考えられるオンライン ユーザーにディスプレイ広告を表示させることができるターゲティングです。1つのオーディエンス対して、「キーワード」「URL」あわせて15個程度の設定が推奨されています。
カスタムインテントオーディエンスの知っておくと便利なポイント
こちらのターゲティングを利用する際に、ヘルプページにないけれども知っておくと便利なポイントをいくつかご紹介します。
指定したURLの下層もターゲティングに含まれる
例えば「https://quartet-communications.com」をURLとして登録すると、このURLを含むすべてのページがターゲットに含まれることになります。サイト内の特定コンテンツ以下のみを対象としたい場合、例えば「https://quartet-communications.com/partner/」のように階層を変えたURLを指定する必要があります。
また、「https://quartet-communications.com」「https://quartet-communications.com/partner/」の両方をターゲティングしたい場合は、下位階層のURLを含める必要性はないため、「https://quartet-communications.com」のみの登録で問題ありません。
OR条件となる
どちらか一方でも関心があるユーザーをターゲットとするのがOR条件です。下の画像をベン図として、例えば「クリスマス」「お正月」のキーワードを指定したとすると、グレー背景に含まれる人々がリーチできる対象になります。
キーワードによりボリュームが大きく異なる
当然ですが、登録するキーワードによってボリュームに差が生じます。オーディエンスの設定ごとに推定される表示回数(週単位)を確認することができますが、ビッグワードと呼ばれるようなキーワードであれば推定規模もかなり大きくなり、ニッチなキーワードと比較すると、その差は1000倍なんてことも?
ニッチなキーワード群にビッグワードを放り込むと、ビッグワードに対する配信に偏ることが想定されるため、扱いには注意が必要です。逆にいえば、ニッチなキーワードだけで構成したオーディエンスの配信ボリュームが少ない場合は、推定規模を意識しながらキーワードを追加していくと良さそうですね。
- 推定規模が大きいキーワード
- 推定規模が小さいキーワード
なお、URLからの推定規模はどのURLを用いても「0~10万」と表示されるため、実際に配信してみないと配信量が読めません。
まとめ
カスタムインテントオーディエンスに関しては、日本語版ヘルプが存在しないページが他にもあり、まだまだ情報が整理されていない印象です。今後重要な機能になる予感がしますので、少しずつ勉強していきましょう。