あっという間に1月が終わり、2月もすでに1週間が過ぎていますね。
時間の流れが早くて恐ろしさを感じています。
さて、今回は広告効果を最大化するためには待つ時間も大切だという話をしたいと思います。
大前提
「待つ」と言っても何もしないわけではありません。
大前提として運用方針が定まっており、そのKPIに準拠しているのであれば変更を加えずに待つ必要があるという意味です。
例えば「平均掲載順位2位以上で一日500クリック獲得」をKPIに設定している場合、これが達成できるまではちゃんと変更を加えなければなりません。
待つべきケース
待つことが必要な理由にはいくつかありますが全てに言えることはユーザーがすぐに購入、問合せなどのアクションに至るとは限らないという事です。
広告接触からアクションまでの時間は商材や時期、価格で変わってきます。
購入までの検討期間を加味してPDCAサイクルの間隔を考えなければいけません。
2ヶ月の検討期間がある商材のPDCAサイクルを1ヶ月で回すと、結果が出る前に他の施策を行う事となりチェック→アクションが上手く行えず行き当たりばったりの運用となってしまいます。
価格が高い商材
価格の高い商材は検討期間が比較的長くなる傾向にあります。
家やマンション、車などの高額な商材は購入ではなくお問合せや来店予約を成果地点に設定する事が多いと思います。
ハードルを下げて出来る限り問合せ数を増やすための工夫ではありますが、ユーザー側からすると問合せというアクションまでにも検討期間を要します。
不要な営業を掛けられるかもしれないなどの不安からある程度決まってからでないと資料請求もしないという人も多いのではないでしょうか。
検索したユーザーに決定権がない
BtoB商材で稟議が必要な場合は会社規模や商品価格にもよると思いますが、すぐに決定されるとは限りません。
また、結婚されている家庭で奥さんが財布の紐を握っている場合は旦那さんは奥さんに稟議を通さないといけません。
BtoCだとしても個人に決定権がないケースもあり得ます。
季節による影響
BtoB商材であれば年度末に見直しが入るためその数ヶ月前から検討する、夏、冬に向けて暖房、冷房器具を早めに検討し始めるなど季節によって影響を受ける商材もあります。
この場合は必要となる時期まで待つユーザーも多くなるため、短い期間でアカウントに変更を加えても効果がない、あるいは悪化さてしまうという事も考えられます。
待つべきではないケース
続いて待つべきではないケースを考えてみましょう。
様々なケースが考えられますが、よくあるケースを2つ挙げさせていただきました。
緊急性の高い商材である
商材によっては検討期間をおかずに即決される商材もあります。
水回りのトラブルやカギ、ガラス修理などの緊急性の高いものであればユーザーは1週間も待てません。
すぐにでも解決したい事柄のため即決することになります。
こういった商材でCV獲得ができない場合も急いで対策する必要があります。
表示回数自体が非常に少ない
運用の初期段階で表示回数が少ない場合はユーザーに広告接触が出来ず、広告効果を測定することもできません。
ニッチ商材でキーワードを絞り込んでいるなど、表示回数を意図的に落としている場合の除いて表示回数を増やさなければ広告の良し悪しを判断することもできなくなります。
この場合は悠長に待つことなく急ぎ対策を行う必要があります。
まとめ
リスティングを始めとしたWEB広告は変更の手軽さ、反映の早さから頻繁に変更をを加えてしまいがちです。
しかし、媒体が違うだけで広告は広告。
その先にいるユーザーの行動は他の広告媒体と大きく変わりません。
待つことも運用の一部と考えてユーザーに向き合った運用を心がけて行きたいですね。