こんにちは。営業部の水野です。検索連動型広告においてキーワードの選定はとても重要な作業ですよね。お客様への新規提案の際などには予めある程度のキーワードを用意してから提案に臨むことも多い為、営業マンにとってもキーワード選定は重要な作業です。
しかし、ニッチな商材の場合や自分の語彙力だけではカバーしきれない場合には、キーワードサジェストツールを使って商材に関連性のあるキーワードをピックアップしていくことも多々あるかと思います。
今回は、そんなキーワード出しの際に使える便利なキーワードサジェストツールをいくつか使ってみたので紹介します。
Googleキーワードプランナー
リスティング広告に携わっている方ならおなじみのツールですね。
主な使用方法としては、自分が入力したキーワードに対して関連するキーワードはもちろん、月間の平均検索ボリュームや競合性、推奨入札単価が表示されます。(図中①参照)
大まかなターゲットユーザーも設定することができ、地域や言語、検索媒体(Livedoorやgoo等)を指定することでより自社商材に親和性のあるキーワードの情報を確認できます。(図中②参照)
また、表示されたキーワード候補をCSVデータにてダウンロードできるのでお客様先での提案用にも便利ですね。(図中③参照)個人的には一番お世話になっているサジェストツールです。
Yahooキーワードアドバイスツール
こちらもリスティング広告の運用者であれば頻繁に使用するツールです。
主な使用方法はGoogleキーワードプランナーと大きな変わりはありませんが、機能的に違うところとしては希望入札価格を設定した上でのキーワード取得ができるほか、PC/タブレットとスマホをデバイス別で表示できる点です。
自身の希望する入札価格でキーワード候補を検索した場合、その入札価格に応じたデバイス毎の推定掲載順位や推定インプレッション数などが表示されます。尚、希望入札価格を入力しない場合は全て推定掲載順位が1位の状態で表示されます。こちらも、Googleと同じくらい頻繁に使用しているツールです。私が当記事を執筆した9月14日にちょうど、Yahooのキーワードアドバイスツールに仕様変更があったようです。
キーワードアドバイスツールの仕様変更があった箇所としては、
(1)キーワードの抽出結果において、これまでのPC・タブレット、スマホという媒体別の表記を削除し、「最小」「最大」という範囲で表示できるようになりました。これにより、抽出されたキーワードをより入稿に活かしやすいダウンロードフォーマットに改善したようです。
(2)上記の変更に伴って、キーワード抽出前の検索画面において「スマートフォン入札価格調整率」の項目とキーワード抽出結果の「競合性」「月間検索数」の項目も削除されました。
仕様変更によって「最小」「最大」という表記が加わったことにより、クリック単価設定の目安が付きやすくなったのは嬉しいですね。
関連キーワード取得ツール
Googleサジェスト、教えて!goo、Yahoo知恵袋から関連キーワードを一括取得し表示することができます。(図中①参照)
このツールを使うメリットとして、入力したキーワードに関連するYahoo知恵袋や教えて!gooの質問を一括取得することができます。(図中②参照)
対象となるキーワードで検索するユーザーが「どんな悩みを持っているのか」が分かるため、ターゲティングの設定や新たなニーズの発掘に役立ちます。
抽出したキーワードをCSVデータとして保存する機能はありませんが、テキストをコピーできる仕様になっているのでExcelなどにコピペすることが可能です。(図中③参照)
取得データは10日程のキャッシュを取るということで最新でない場合もありますが、動作速度がとても速いです。ただ、永遠のベータ版と謳っているようにたくさんの人が利用するようになるとデータ取得に制限がかかることがあるようです。
グーグルサジェストキーワード一括DLツール
このツールは、Googleのサジェスト機能で表示されるキーワード候補を一括で取得することが可能です。
機能としては前述した「関連キーワード取得ツール」のサジェスト部分と同じです。(図中①参照)
取得したキーワードをCSVデータに落として保存できるのでお客様の提案用としてすぐにキーワード候補が必要な時に便利です。(図中②参照)
その反面、表示されるのはキーワード候補のみの為、クリック単価や検索ボリュームなどはYahoo、Googleのキーワードサジェストツールで確認する必要があります。
姉妹サイトとして「ヤフーサジェストキーワード一括DLツール」や「ユーチューブサジェストキーワード一括DLツール」も用意されているようなので必要に応じて使うこともできます。
goodkeyword
こちらも基本的な使い方としては上述したツールとほぼ変わりませんが(図中①参照)、同一ページ内でGoogleトレンドのデータや類義語の確認、Yahoo知恵袋での質問状況などが閲覧できる為何かと便利です。(図中②参照)
こちら、CSVデータとして保存できる機能はついていませんが、表示されたキーワードリストをテキストとしてコピーすることができるので、自身でExcelやWordに落とし込めばそのまま使えます。(図中③参照)
また、あまりにも検索ボリュームが小さい場合や一度に多くのアクセスがあると関連キーワードの表示がされない場合があるようなのでご了承ください。
まとめ
クリック単価や検索ボリュームが知りたい場合など、基本的にはGoogleキーワードプランナーとYahooキーワードアドバイスツールでキーワード選定は網羅できるかと思います。
しかし、単にキーワード候補の母数が必要な場合やプラスアルファとして対象となるキーワードで検索するユーザーの心理的ニーズを知りたい場合など、状況に応じてYahoo・Google以外のキーワードサジェストツールを使ってみるのもありなのではないでしょうか。あらゆるキーワードサジェストツールを駆使し、それぞれのツールと上手く付き合っていくことで新たなキーワードやニーズの発見に繋がるのだと思います。