みなさん、広告管理ツールで「時間」単位の表示は確認してますか? 実は、月単位、週単位、日単位の表示は確認していても、時間単位では確認してないという人が意外と多いんです。
季節ごとに検索トレンドが異なるように、時間単位でも当然傾向が異なります。
時間単位での表示により見えてくる物
時間単位表示の方法
■ 広告管理ツール→表示→時間
こんな感じの表示になります。
すると、時間帯表示にしたことで見えてくる部分もありますよね? 画像中で緑の枠が付いている部分は深夜から朝にかけての時間帯なので、全体的にインプレッション数が少なく、コンバージョン率もあまり良いとは言えません。
であれば、思い切ってこの時間帯は広告配信をストップしちゃうことで無駄な、ひょっとすると全体のCPAは向上するかもしれませんよね?
このように、時間帯表示をすることにより、課題・問題点の発見ができ、より運用効率を高める旋削を思いつくことが出来ました。
(注意) ここでは、時間帯表示することで見えてくるポイントを説明しているため、かなり単純に話をしていますが、実際にはその他の様々な要因も考慮し、配信時間帯は慎重に決定します。
曜日・時間帯で広告配信をコントロールする方法
曜日・時間帯で広告配信をコントロールするためには、キャンペーン単位のターゲティング設定を活用します。 ターゲティング設定では、曜日・時間帯ごとに広告を出す出さないは勿論、入札価格の調整もできます。
ターゲティング設定の方法
■ 1.広告管理ツール→キャンペーンを選択→キャンペーン設定情報→ターゲティング設定の編集 ■ 2.曜日・時間帯の項目で「設定する(指定した曜日・時間帯のみ広告表示)」を選択
■ 3.曜日×24時間のマトリックスが表示されるので、必要に応じて設定を追加する
ターゲティング設定例
例えば、「時間単位の表示で見えてくるも」で出した例をベースにターゲティング設定を行なった場合このようになります。 (例を簡単にするため、1週間を通して時間帯ごとの傾向は変わらないものとする)
■ 設定条件 1.0:00~8:00には広告を配信しない 2.9:00~16:00は比較的CPAが良いため、入札価格を120%にする 3.17:00~24:00はコンバージョンはつくもののCPAがあまり良くないため、入札価格を85%に設定する
まとめ
今回は時間単位での表示により見える物とターゲティング設定についてをお話ししましたが、広告管理ツールの表示項目自体は、標準の物以外にも9種類存在します。
- 日
- 週
- 月
- 四半期
- 年
- 曜日
- 時間
- デバイス
- 広告掲載の方式
色々見方を変えることで、見えるてくるものも変わってきますので、あらゆる角度から多角的に分析する癖を見につけてより良い運用を目指して下さい。