リスティング広告運用者をやっていますと、様々な業種のお客様と関わらせて頂けますね。
業界知識や、商品・サービスなど、
全く知らないことを日々発見できることもこの仕事のやりがいだと思います。
また、業界知識を事前に入れておくことは、運用面でも、お客様との折衝の際にも必須ですね。
その中でも、
お客様の業種の「繁忙期」は必ず頭に入れておくべきだと思っています。
そこで、今回は業種別の繁忙期を一部ご紹介していきます。
是非、ご紹介する業種の広告運用をされる際は、こちらをご参考にしてもらえると幸いでございます。
(あくまでも私が経験した業界・業種になりますので、お客様によっては誤っている場合もございます。その点ご了承ください。)
【業種別】繁忙期の一覧
雑多にではございますが、
私が把握している業種ごとの繁忙期の一部をご紹介します。
不動産系:賃貸、販売、売却
繁忙期:12月~3月
→進学、就職、転職など、人が動く時期だからです。
※逆に夏場は閑散期になります。
保険系
繁忙期:3月
→保険の更新のタイミングで乗り換えるユーザーが多く、
また、進学・就職などのタイミングでなにかしらの保険に加入するユーザーが出てくるためです。
※余談ですが、毎月月初に保険のお問い合わせが多くなる傾向がみられます。
会計、税務系
繁忙期:3月、9月
→決算前の時期であるためです。
運送系:引っ越し
繁忙期:3月~4月
→こちらも人が動く時期だからです。
自動車:販売
繁忙期:1月~3月
→免許を取った学生が車を買いに来るためです。または、免許を取る前に車を選びに来るケースもあります。
教育系:学校
繁忙期:12月~3月、7月~8月
→12月~3月は、入試時期のため、お問い合わせ・資料請求・説明会などのニーズが高まります。
→7月~8月は、オープンキャンパスがあるためです。
教育系:塾
繁忙期:12月~2月、3月~4月、7月~8月
→12月~1月は、受験前の冬期講習などがあるためです。
→3月~4月は、入学する生徒が増えるため、もしくは進級したタイミングでニーズが高まるためです。
→7~8月は、夏期講習を受ける生徒が増えるためです。
ウェディング関係
繁忙期:4月~5月、10月~11月
→気候がおだやかな時期に、結婚式を挙げるユーザーが多いようです。
ただ、忙しい時期は上記の期間になりますが、実際のお問い合わせがあるのはおそらくその1、2か月前になると思われますので、広告として注力するのは繁忙期の少し前が適していると思われます。
ダイエット関係:スポーツジム
繁忙期:1月
→1月は何かを始める良い機会として、「ダイエットを1月から始めるぞ」と考えるユーザーが多く、ジムに通いだす人が急増するようです。
ダイエット関係:ダイエット食品
繁忙期:7月~8月
→海に行きたい女性が危機感を感じてダイエット需要が高まります。
美容系:エステ、化粧品
繁忙期:1月、4月~8月
→1月はスポーツジムと同じく、年始から新しいことを始めたがって美に目覚めるユーザーが出てくるためです。
→4月は新生活、新しい環境が訪れるため、気合いを入れる女性が急増します。
→7月~8月は海水浴などのイベントの多い時期に気合いをいれる女性が急増します。
飲料系(冷):飲料水、ウォーターサーバーなど
繁忙期:7月~9月(夏)
→暑ければ暑いほど売上が増加する傾向にあり、CV獲得数も多くなります。
飲料系(温):お茶、コーヒーなど
繁忙期:12月~2月(冬)
→寒い時期にはホットを飲みたくなりますよね…
旅行系:旅行代理店、アミューズメント施設、宿泊施設
繁忙期:3月、7月~8月、12月
→みなさんご存知の通り、長期休暇時期は繁忙期になります。
※大型連休があるタイミングも然りです。
WEB制作関連
繁忙期:3月
→期初(4月)から新しい動きを見せる企業が多く、リニューアルや追加作業などの依頼が増えるためです。
求人(転職)
繁忙期:1月~3月、7月前後
→期初(4月)からの転職を狙うユーザーが出てくるためです。また、冬のボーナスをもらった後だから、という理由もあります。
→7月も同じく、夏のボーナスをもらってから会社をやめて転職するユーザーが多いためです。
※GW、お盆、年末年始などの長期休暇中も転職ニーズが上がります。
→時間があるため今後の自分の進退を考える人が多い、ということでしょう…。
繁忙期を知ってどうするか…?
お客様から、
「繁忙期なので○月はいつもより予算多めで配信してください!」
と言われてご予算が増えることはございますが、自分からも繁忙期を意識したご提案をしてみましょう!
例えば、
「繁忙期のCV刈り取りに備えてディスプレイで認知を拡大しましょう!」
と言って前月から認知目的の配信を追加させてもらったり、
「○月は繁忙期ですよね?繁忙期の時のシミュレーションを出してみたのでご予算の参考にしてください!」
と言ってこちらからご予算を提示してみたり、
などなど、ケースに合わせて多様なご提案が可能だと思います。
また、お客様の業界にある程度知見があり、
中長期的なスパンで見て運用できるという視野の広さを感じてもらえれば、お客様の安心感にもつながりますね!
まとめ
冒頭でも言いましたが、
お客様の業界のことを知っておくのは、運用においても折衝においても超重要です。
「繁忙期」だけでも知っておくことで、中長期的なプランニングが可能になりますし、ご提案の材料にもなります。
今後も多種多様の業界・業種に関わらせて頂き、知見を広げていけるようにがんばります!
以上、黒川でした。