2016年4月からリスティング広告代理店への入社を控えている皆さんこんにちは。営業部の水野です。学生生活も終わりに近づき、卒業旅行や連日の飲み会など、残り少ない学生生活を満喫している方も多いかと思います。
さて、今回はそんなリスティング広告代理店への入社を控えている皆さんに、入社する前に読んでおくと良いリスティング広告の教科書を紹介します。
新版 リスティング広告 ー 成功の法則 ー
新版 リスティング広告ー成功の法則ー
著者:阿部圭司
出版:株式会社ソーテック社
リスティング業界でその名を知らない者はいない、阿部圭司さんが執筆したリスティング広告の教本です。リスティング広告を運用するにあたっての基本的なところから応用まで、豊富な用例に基づいて解説されています。
Yahoo!やGoogleの個々の機能の操作方法や小手先の運用テクニックについて解説されているマニュアル本が多い中で、こちらの本はリスティング広告を運用していく中で基本となる考え方や視点を軸に解説されています。それはまさに、「リスティング広告とは?」というテーマの理解が必要な皆さんにはぴったりな内容ではないでしょうか。
ちなみに僕も入社前はこちらの本を使って勉強しました。
いちばんやさしいリスティング広告の教本
いちばんやさしいリスティング広告の教本
著者:阿部圭司 岡田吉弘 寳洋平
出版:株式会社インプレス
いちばんやさしいシリーズでお馴染みのインプレスさんから出版されているリスティング広告の教本です。こちらの本は、リスティング広告の運用で軸となる考え方を解説した上で、実際の管理画面のイラストをふんだんに使って個々の機能や入力方法などを解説しています。アカウント管理画面は入社したら毎日目にすることになるので、今のうちに予備知識として基本的な見方は知っておいてもいいかもしれませんね。
SEM:リスティング広告 WEB担当者が身につけておくべき新・100の法則
新版 SEM:リスティング広告 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則
著者:寳洋平 岡本典子 齋藤康裕
出版:株式会社インプレスジャパン
初版は2012年なので今となっては古い情報も載っていますが、アカウント内部の機能の使い方から広告効果を上げるための考え方や法則まで事細かに解説されています。内容はもちろん初心者向きですが、さらにこちらの本は文中に出てくる横文字や専門用語に適切な説明が加えられていて基本的に躓くことがないです。
CPC、CVR、CPA、インプレッションシェアなどリスティング広告を運用していると専門用語が頻繁に飛び交います。入社後、これらの単語の壁にきっとぶち当たります。
そんな時、既にこれらの単語の意味が理解できていれば、きっと上司からも「こいつできる・・・」と思われること間違いないですね。
リスティング広告 プロの思考回路
リスティング広告 プロの思考回路
著者:佐藤康夫 杉原剛 有園雄一 岡田吉弘 高崎青史 来田貴弘 西原元一
出版:株式会社KADOKAWA
最後の教本は、どちらかというと中級者向けの指南書的な内容です。
文中で「リスティング広告で一番大事なのは自社(広告主)を知ること、競合を知ること、お客様(ユーザー)を知ることの3点である」と説かれているように、操作方法についての記述はほぼ無く、リスティング広告の成果を上げる為の本質的且つ実践的な考え方が具体例を交えて記述されています。
リスティング広告の運用において「分析」は最も重要な要素の1つですが、プロの思考や鉄則を知っておくことで分析の質も変わってくると思います。
決して初心者向けの内容ではないですが、リスティング広告の本質的な部分を理解するにはうってつけの書籍だと思いますので、余裕があれば読んでみてもいいかと思います。
新卒入社の皆さんに伝えたいこと
リスティング広告の教本はこの他にも数多く出版されていますが、そのほとんどが管理画面の操作方法のマニュアル本だったり作業的な内容のハウツー本だったりします。
個人的に管理画面は触って覚えるのが一番早いと思っているので、まだ入社前の皆さんには管理画面の触り方よりも「リスティング広告とは?」という本質的な部分の理解をすることが重要だと思います。そんな思いから、今回は比較的マニュアル寄りではない4つの書籍をピックアップさせて頂きました。
それから、こんな記事を書いておいて言うのも何ですが、入社までの期間で一番大事なことは「ただひたすらに遊ぶこと」だと思っています。社会人になれば、つまずくこともあれば壁にぶち当たることもあるでしょう。でもそんな時に助けてくれるのは、過去一緒に楽しい時間を過ごした仲間達や恋人だったりします。
なので、今は仲間達や恋人とひたすら遊んで、ホントに暇になった時にここの本のことをちょっと思い出すぐらいで丁度良いと思います。残りの学生生活、楽しんでくださいね。