みなさんこんにちは。
今年も残すところあと僅かですね。
さてみなさんは、キャンペーンに予算制限がかかってるときやCPAを抑えたい時どんな調整をしますか?
・入札を抑える
・キーワードの除外をする
・デバイスなどの入札比率を変える
・深夜や早朝の時間帯を削る
まあ、いろいろですよね。ディスプレイだとその中に「フリークエンシーキャップを設定する」という選択肢が増えます。
じゃあフリークエンシーキャップの上限ってどうやって決めればいいの?という話ですが、YDNはフリークエンシーレポートで確認できるので、それを使って最適な広告接触頻度を考えてみましょう。
※以前はGoogleでも確認することができましたが、今はYDNしかできません。
事例
- 配信メニュー:サーチターゲティング
- 商材:家電通販
- 目標CPA:8,000円
このアカウントは全体的に予算不足ですが、他キャンペーンは目標CPAをクリアしており、サーチターゲティングのみ目標CPAを上回っていました。
つまりこのキャンペーンを停止しその分の予算を回すことで、全体のCV増加が見込める状況というわけです。
とは言うものの、すぐに止めてしまうというのは短絡すぎるためフリークエンシーキャップを糸口にコストやCPAの抑制ができないか検証しました。
その時のフリークエンシーレポートが以下です。
今回は1番大きいところで「月」×「キャンペーン」でフリークエンシーレポートを作成、分かりやすいように10回区切りでまとめています。
これを見ると1ヶ月に1~40回という比較的少ない広告接触頻度の方がCVしやすい結果になっています。40回以内に絞れば目標CPAもクリアできていました。
そこでフリークエンシーキャップの設定を、「キャンペーン毎に1ヶ月あたり40回を上限」に設定し配信。その結果が以下です。
※蛇足ですが、フリークエンシーの設定は
・期間:「日」「週」「月」
・単位:「キャンペーン」「広告グループ」「広告」
を選択できます。
無駄な広告接触を減らしたことで、元々CVの取れていた層の表示・クリックが伸びCPAも目標値に収まりました。
まとめ
広告の表示回数についてはクライアント様からも「何回も同じ広告が出ると嫌がられるんじゃないか」「いやいや、認知されるには接触回数が多いほうがいいでしょ」と、どちらのご意見も伺います。
そんな時は「イメージ的に~」というふわっとしたアドバイスではなく、あくまでデータを元にした判断材料で話ができるとプロっぽいですよね。