前置き
日々の運用、お疲れ様です。
およそ1年前に、以下の様な投稿をしたことを、ご存知でしょうか?
過去記事: 【GoogleAdwords】スマートフォンの広告表示が変更になる件
どのような内容であったかは、上記の記事をご覧いただければと思いますが、今回は、GoogleAdwordsのスマートフォン上での広告表示が変更になった後、どのような影響があったのか、実際のアカウントデータを元に、1年越しの考察をしたいと思います。
事例
今回の事例の選出にあたり、スマートフォンの広告表示が変更になったということで、デバイスとして、PCよりも、スマートフォンへのご予算投下に注力していたアカウントを選出致しました。
そのアカウントの、スマートフォンの、2014年8月〜2015年10月までの、月別のCTR(クリック率)・CPC(クリック単価)・ご利用金額の、データを分析致しました(以下画像)。
こちらの画像の通り、2014年10月から、スマートフォンの広告表示が変更になったわけですが、その時期を境に、確かに、スマートフォンのCTR(クリック率)が上昇傾向に有ります(グラフ中赤色の近似線が上向き)。
その逆の傾向として、ご利用金額・CPC(クリック単価)においては、低下傾向に有ります(グラフ中の青色の近似点線・黄色の近似点線が下向き)。
その為、上記のデータを見る限りだと、GoogleAdwordsのスマートフォンの広告表示が変更されたことにより、CTR(クリック率)に対して、一定の影響を与えたと言えるかもしれません。
ただし、当然、当該アカウントの運用を、1年も放置し、入札金額の調整や、その他の改善を行っていなかったわけではないので、スマートフォンの広告表示が変更されたことは、今回のデータ変化の1つの要因となり得ると考えております。
また、各月のご予算や、ご利用金額の違いによっても、データに対して、影響を与えると考えられ、今回のデータを見ると、CPC(クリック単価)・ご利用金額共に、低下・減少傾向である点も、特徴として、挙げられるかと思います。
以上の通り、GoogleAdwordsのスマートフォンの広告表示の変更そのものは、当該アカウントに対して、好影響を与えている可能性が高いと考えております。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
上記で申し上げた通り、今回のGoogleAdwordsのスマートフォンの広告表示が変更になったことが、 CTR(クリック率)を押し上げた要因と言えそうです。
この点、他のアカウントでも、同じような傾向があるかどうかを見ても良いかもしれません。
とは言え、今回の事例から言えることは、日々の調整・運用以外にも、媒体主導の変更により、 日々のデータ推移では見られない変化があると、認識しておく必要があると考えております。
その為、今回のような広告枠の変更等、媒体発信の情報は、しっかりと把握・理解して、 日々の運用・分析に役立てたいものですね。