以前、Gmailへの広告配信が出来なくなった経緯を記載いたしましたが、2015年9月1日より『Gmail広告』として生まれ変わりGmailへの広告配信が可能となりました。
●以前の記事はこちら→【悲報】Gmailへの広告配信が出来なくなった件【AdWords】
●AdWordsヘルプページはこちら→Gmail広告の表示
広告配信設定方法
Gmail広告は以前のGmailへの広告掲載とは異なりプレースメントで設定が出来なくなり、
ディスプレイネットワークのキャンペーン内に広告単位でGmail広告を作成する方式となりました。
※自動プレースメントでもGmailには広告が配信されません。
広告単位でGmail広告の配信が出来ますが、効果的に配信するために個別キャンペーンを作成することをオススメします!
①ディスプレイのキャンペーン>広告>広告のテンプレートを選択します。
②一番右の『Gmail広告』を選択します。
③任意のテンプレート(掲載方式)を選択し、広告の作成をします。
テンプレート・フォーマットについて
全テンプレート共通でcollapsed ad・expanded ad unitの設定が必要となります。
collapsed ad:
Gmailに最初に表示される簡易広告となります。こちらをクリックすることにより
ユーザーは広告の詳細(expanded ad unit)を見ることが出来ます。expanded ad unit:
collapsed adをクリックすると展開される詳細広告となります。※課金はcollapsed adをクリックされたタイミングで行われ、
以降expanded ad unit内のコンテンツをクリックしても費用はかかりません。
(サイトに遷移しなくても課金となります)
Gmailの画像テンプレート
こちらについては従来のイメージ広告とほぼ同じテンプレートとなります。
上の画像の通り詳細情報(expanded ad unit)でも簡易情報(collapsed ad)とほぼ同じ情報しか表示されません。
以前の掲載方式のように手間を掛けずサクっと配信したい方や、イメージで全て伝えたいんだ!と言う熱い気持を持った方向けかと思います。
Gmailのシングルプロモーション
『Gmailの画像テンプレート』に詳細情報の記載が出来る事と、行動を促すボタンの設置が追加されたテンプレートとなります。
イメージの右側にテキスト広告を挿入でき、更にその下に行動を促すボタンが設置されます。
ボタンをクリックした際のリンク先は任意で変更が可能です。
また、広告見出しの色の変更・行動を促すボタンの色の変更、ボタン内テキストの変更も任意で可能です。
イメージの横に説明が記載できるので、イチオシオススメ商品の写真をドーンと載せてテキストで詳しく紹介するのに適してそうですね。
Gmailのマルチ商品テンプレート
最大6つまでのイメージを掲載する事ができるテンプレートとなります。
『Gmailのシングルプロモーション』と異なり、イメージ毎の説明は記載できません。
イメージ下の行動を促すボタンについては各イメージに合わせてリンク先の変更が可能です。
また、広告見出しの色の変更・行動を促すボタンの色の変更、ボタン内テキストの変更も任意で可能です。
画像内青枠部分の『高度なカスタマイズ』ではヘッダー部分に画像や見出し、簡単な説明を追加する事も可能です。
複数の商品を紹介したい且つイメージである程度商品のアピールが出来る場合に適したテンプレートだと思います。
GmailカスタムHTMLアップローダー
カスタムHTMLをアップロードし、表現力豊かな広告を作成する事ができます。
詳細については→GmailカスタムHTML広告を参照してください。
人とは違った広告掲載がしたい且つ、ある程度HTMLの知識がある玄人向けのフォーマットとなります。
どのテンプレート・フォーマットを使用した場合も、これまでのディスプレイキャンペーン同様、ディスプレイネットワークのキーワード・インタレスト・トピックなどのターゲティング方法を組み合わせる事が可能です。
新たに追加された指標
管理画面の表示項目に以下のGmail広告用指標が追加されました。
●Gmailの保存数
展開された広告をユーザーが保存できるため、その保存された数が計測されます。
●Gmailの転送数
上記で保存した広告は他者に転送する事が出来るため、その転送数が計測されます。
転送された広告については他ユーザーが閲覧・クリックした場合でも課金されません。
●ウェブサイトへのGmailのクリック数
展開された後、実際にウェブサイトへ遷移された数が計測されます。
まとめ
今回、Gmailへの広告配信が可能になった事と同時に掲載できる広告の方式・課金のタイミングが変更となりました。
業種・商材によっては多数成果を獲得できていたGmailへの広告配信でしたので、新しい方式に慣れて効果的に広告配信をしていきたいですね!!