シミラーターゲティングとは
GDN・YDNともに、リマーケティングリストを作るとその内容を元にリストのユーザーに似た趣味・趣向を持つユーザーがリスト化されます。
つまり、このリストを使って配信すると、サイト未訪問で見込みの高いユーザーへのアプローチができるというわけです。
けどシミラー(類似)っていっても、どの程度似てるの?精度ってどうなの?というのが今日のテーマです。
以前の記事で、GDNのシミラーターゲティングは結構精度が高いよ、という話をご紹介しました。
http://quartet-communications.com/info/listing/technique/16478
事例
下記が概要です。
- 案件はとあるイベントの告知
- コンバージョン計測は無し。イベントLPのクリック最大化が目標
- リマケのリストはサイトTOP訪問ユーザー(イベントLP訪問ユーザーは除外)
- 配信メニューはリマケ、シミラー、インタレスト、ブロード配信(ターゲティング無し)
コンバージョン計測地点が無いので、シミラーの精度はクリック率で見てみることにします。
広告をクリックするということは興味を引かれたわけなので、関心が高い人に配信しているメニューはクリック率が高くなるという想定です。
そうなると、リマケ→シミラー≒インタレスト→ブロード、という順位になるだろうと考えていました。
結果
まずはGDNです。
やっぱり日頃興味を持ってサイトを訪れているユーザー(リマケ)のクリック率は高いですね。
シミラーはというと、リマケとさほど変わらないクリック率です。ターゲティング無しのブロード配信と比べても大きく差をつけています。想定通りですね!
次にYDNです。
リマケ(リタゲ)のクリック率が良いのはGDNと同じですが、シミラーのクリック率はどうでしょう。
シミラー、ブロード、インタレストはほぼ横並びです。ブロード配信とクリック率の変わらないシミラー(ついでに言えばインタレスト)って・・・。
これだけ見ると、YDNのシミラーの精度って低いんじゃないかという印象を持ってしまいます。
まとめ
コンバージョン計測をしている場合、ユーザーの関心度や質はコンバージョン率で図ることもできます。コンバージョン率で見た場合、また結果は異なるとは思いますが、今回のクリック率の差はなかなか衝撃的でした。
1つの仮説として、「GDNの方が関心の高い人に配信ができている=シミラーの精度が高い」と言えそうなので、次回シミラーターゲティングを行う場合は、今回の結果を参考にしたいと思います。