今日は、検索クエリを見ていたら全然小さくない異変に出会いましたので、ケーススタディー的にご紹介したいと思います。
事件は検索クエリで起きている
どんな事件が?
クライアントは、とある商材のリスティング配信をしてます。
定期的にクエリ確認を確認しておりますが、今回の確認で異変がありました。
- クリックの約4割、表示の約6割が、『異変クエリ』 になっていた
- 通常のクエリとは異質な、長文での構成、ないし固有の商品名のクエリ だった
異変クエリの発生原因
あくまで想定ですが、以下の様なことが考えられます。
- 影響力のあるWEB外の広告(TV、チラシ等)、口コミの影響で検索が集中した。
- 上記事象を受け、検索エンジンのサジェスト機能が『異変クエリ』をサジェスチョンする状態になり、さらに検索が集中した。
- 検索エンジンのサジェスト枠を汚染する業者の暗躍・・・
それはさておき状況確認を!
データとしては同期間の比較です。
- A:異変クエリが6割の表示を占めている
- B:異変クエリのクリック率が低い
また、検索媒体で異変クエリを実際に検索し、結果を覗くと、『異変クエリと同じサジェスト』が表示されていました。
その後の対応とまとめ
まず、異変クエリに関して除外設定を行うかは、数値をみて判断をしました。
結果としてクリック率が他の検索と比べ低く、モチベーション・質が低いと判断し除外設定をおこないました。
サジェスト機能で現れた目を引く文言にユーザーが寄せられたり、などで、良くない影響をうけることも多いと思いますのでクエリ監視、管理はマメに行いましょう。
余談ですが、サジェストを意図的に操作を行うことは(当然)媒体も推奨しておりません。
検索ユーザーにとって有益な体験を提供するための補助ツールを悪用して検索ユーザーが感じる媒体への違和感をあたえることは、結果として多くの広告主、ユーザーにとって良くないと個人的に考えております。
良い検索体験・広告体験を提供するためにも日々邁進していきますので宜しくお願い致します。