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入札単価を上げてCPAが悪化した事例

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適正な入札価格や掲載順位は、リスティングを行う上で切り離せない課題となっていますが、
今回は、入札価格を上げたことで大きくCPAが悪化した事例をご紹介します。

まずは結果を見てみよう

 

B

上段が変更前、下段が変更後となっています。
入札単価が上がっているのがわかりますね。
それに伴い掲載順位も1.0ポイント上がっています。
つまり、入札単価を上げて掲載順位を上げることには成功しているわけです。
また、掲載順位が上がったことで、クリック率も0.6%程度伸びており、
ここまでは想定通りでした。

ただ、コンバージョン率が著しく悪化しました。
それに伴い、入札単価を上げたことも相まって、獲得単価が2倍以上となってしまいました。

なぜ入札単価を上げたか

入札単価を上げる前の段階では、
比較的低い掲載順位にも関わらず、これだけのCVが計測できているならば、
掲載順位を上げることで、更なるCV獲得が期待できるのではないか、
といった仮説の元、入札単価強化に踏み切りました。

しかし実際は、仮説とは真逆に動きました。
恐らく、掲載順位を上げたことで、ムダなクリックが集まってしまったのでしょう。
本商材に関して言えば、上位掲載であっても、必ずしもCV獲得が伸びるわけでばありませんでした。

失敗か否か

短期的にはCPA高騰を招きましたが、
ただ、中長期的には、失敗と言い切れるものではないと考えています。
むしろ、変更前の掲載順位が最適な入札単価であり、最適な掲載順位だったと把握ができました。
(※ 少なくとも変更前に較べて)

想定を持って動く

本当に気をつけるべきは、想定をせずに動いてしまうことではないでしょうか。
仮説を持つことで、想定通りか否かといった判断基準ができます。
悪化を招いたからといって、そこで立ち止まらないようにしたいですね (・ω・)

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