皆さんはYDNをきちんと運用出来ていますか?
ひょっとすると、初めの設定以来、大きく施作を行っていない、なんてことはないでしょうか。 成果が出難く、管理画面で細かい情報が見られない、等の事情で敬遠している方もいらっしゃるかもしれません。
今回はYDNで成果に繋げていくための運用施作についてご紹介します。
どの媒体から始めるべきか
個人的には、
- ①リターゲティング
- ②サーチターゲティング
- ③インタレストカテゴリー、サイトカテゴリー、プレースメントターゲティング
- ④ノンターゲティング
の順番で初めてみるのをお薦めします。 エリア・性別・年齢・時間帯・フリーエンシーキャップの設定を追加していくイメージです。
認知施策を重視する場合は問題ないですが、成約を重視する場合はリターゲティングで成果に繋がらないと時期尚早かもしれません。
アカウント構成をきっちりと分ける
配信方法(各種ターゲティング)によってキャンペーンを分ける他に、
- デバイス
- 広告タイプ(イメージ・テキスト)
- ターゲットリスト
- サーチキーワード
等で分けると調整がしやすいです。
デバイスについては、YDNではユニファイドキャンペーンはないため、広告グループ(またはキャンペーン)単位で切り分けるのをおすすめします。
組み合わせが複雑になってしまうため、整理してあげる必要があります。 運用プランニングに沿って、データを参照・調整しやすい構成を考えましょう。
ここは運用者の腕の見せ所ですね。
各種参照レポート
■サーチキーワード
サーチターゲティングを利用している場合に、最も重要な指標となります。 サーチキーワードごとのパフォーマンスが見られるため、効率の良いキーワードに予算を集中させるのが良いですね。
そのために、サーチキーワードのリストも、
- キーワード一つに対して一つの広告グループにする
- 軸の似通っているキーワードでリストをまとめる
などの構築を行っておく必要があります。
■広告配信先
配信先プレースメントを確認出来ます。
キャンペーン・広告グループ単位まで分割して見ることが出来ます。
効果の高いプレースメントは新規で追加したり、逆に悪いものは除外していきます。
■サイトカテゴリー、インタレストカテゴリー
カテゴリーごとのパフォーマンスを参照します。 効果の高いカテゴリーは新規で追加したり、入札強化・抑制で最適化していきます。
最初は指定していなくても、思わぬ優良カテゴリーが見つかも知れませんよ?
■デバイス別
常に重要な指標です。
YDNではユニファイドキャンペーンはないため、広告グループ(またはキャンペーン)単位で切り分けておくと調整しやすいです。
■フリーエンシー
キャンペーン・広告グループ単位まで分割して見ることが出来ます。
個人的には、安易にフリークエンシーを設定するのはおすすめ出来ません。
始めは設定せず、データをみて、最も効果的な回数で設定するのが良いと思います。
■曜日・時間帯別
YDNは特に曜日・時間帯を指定しなくても1日予算を均等に利用しますが、そもそもの配信量が膨大であるため、指定することでクリックを増やせる場合がままあります。
特定の時間帯(夜間等)にCVが固まっている場合等は追加の設定も検討してみましょう。
最も、曜日・時間帯別に入札調整比率を設定することは出来ないため、予算が潤沢な場合は特に設定は必要ないかもしれません。
■地域別
こちらも時間帯をと同様です。
CVの多いエリアに予算を集中した方が良いでしょう。
■年齢別
年齢の設定をしていると、レポートを見ることが出来ます。
特にインタレストやカテゴリー配信では配信量が圧倒的に多く、予算不足になることもあるため、設定も検討してみましょう。
まとめ
YDNはレポートの期間選択に制限があるため(全期間の選択不可)、テンプレートを作って毎月作成されるようにしておくと便利です。
上記の指標を定期的にチェックし、適切な施策を行くのが肝要です。
皆さんも積極的にYDNの運用を行ってみては如何でしょうか?