「広告を出したい」と思ったとき、具体的には何の広告を思い浮かべますか?新聞、雑誌、折込、ダイレクトメール、テレビ、ラジオ、そしてインターネット。
一番イメージしやすいのは新聞やダイレクトメールなどの「紙広告」ではないでしょうか。そして「インターネット広告」は、一般にはまだまだ仕組みや種類が浸透していなく、敬遠してしまいがちではないでしょうか。
そこで、今回はインターネット広告のメリットをお話しすることで、是非今後の広告展開の一案に加えていただきたいと思います。
分かりやすいように、具体例を上げて紙広告とインターネット広告の比較をしてみましょう。
・紙広告=ダイレクトメール
・インターネット広告=検索連動型広告
としてみます。
どちらにも共通するのは、ある程度興味がある人に対して行う広告活動だということ。
広告のクリック率=ダイレクトメールの開封率、と見ることができます。
料金
インターネット広告っていくらくらいかかるの?とよく聞かれますが、インターネット広告(検索連動型)はクリック課金型ですのでクリックされるまではタダです。
対してダイレクトメールは1000通送って、誰も開封しなかったとしても紙代・印刷代・封かん代・発送代全てがかかってきます。
しかも開封率を上げようと、紙質やデザインを凝れば凝るほど高くなります。
また、ミスがあった場合も刷り直しをするのに料金がかかりますよね。
これって非常にリスキーですよね。
時間
インターネット広告は紙広告よりも、出稿、変更がスムーズにできます。
例えば・・・ある日(とある旅行会社の例)
渾身のツアー
「いいとこ取り九州3日間/39800円」を新聞にどーんと出稿したとします。
わくわくしながら集客を待ちますよね。
しかし、次の日朝刊を見ると、なんとライバルが「九州大感謝祭3日間/37800円」を出している!
しかも内容はほぼ同じ。
これは由々しき事態です。確実にライバルにごっそり持って行かれます。
さらに値下げして再度広告を打ちたいとしても、紙広告では時間がかかりすぎます。
こんなとき、なす術はないのでしょうか?
いいえ、こんなときこそインターネット広告を活用してください。
インターネット上でならすぐでも、検索結果画面でライバルよりも上に、ライバルよりも安い価格を打ち出した広告を出すことができます。
何もしないよりよほど効果があると思いませんか?
また、こんなこともないですか?
二週間後の出発日に大量キャンセルが出た。その穴を埋めなければならない!
はい、紙広告では間に合いません。
しかしインターネット広告なら、すぐ
「○月○日先着○○名様限定!」
という広告で集客できるのです。しかも、欲しい人数が集まれば広告配信をストップできます。
マーケティング性
インターネット広告の大きなメリットに、数字で全てが見えるということがあります。
ダイレクトメールの場合、それが開封されたのかどうかすら分かりません。
反応が良くても悪くても、それがダイレクトメールの作りによるものなのか、商品の中身によるものなのかが分からないので、対策が取りづらいですよね。
インターネット広告は、クリック率(開封率)、コンバージョン率(成約率)だけでなく、ユーザーが何に興味があるのか、どんなキーワードに引っかかるのか、どの地域が強いのか、時間帯はいつが多いのか、全て数字で見ることができます。
まとめ
ここまで書くと、紙広告のいいとこってどこ?と聞かれそうですが、紙広告の利点は、保存性と芸術性にあると思います。
いろんなツアーの中から吟味して選ぶ、という人はチラシやパンフレットを見ながらじっくりと選ぶでしょうし、高いツアーに申込む方は、高級感あふれる凝った作りのパンフレットが参加の決め手になるかもしれません。
ただ、広告の種類が多様化する中で、インターネット広告は日々進化し、可能性を広げています。
その中で、紙広告に頼りきりではライバルに差をつけられるかもしれません。
ちなみに・・・全部とは言いませんが、紙広告を得意とする広告代理店は、得てしてインターネット広告の知識に欠いています。
紙広告とインターネット広告は全く別物と思ってください。
餅は餅屋、インターネット広告をやるなら、インターネット広告専門の代理店に頼みましょう。