ハードルを上げてしまいますが、運用者としてサーチやリマケで成果を出すのは当たり前、
リマケ以外のディスプレイメニューで、いかに成果を上げるかが運用者としての腕の見せ所
と、だいぶ前から目標に掲げておりますが、やはり間接効果ではなく実コンバージョンにおいて、リマケ以上に効果的なメニューはなかなかありません。
しかし最近自分の中で、条件が揃えばプレースメントターゲティングは激アツではないか、という想定と、実際に上手くはまった事例があったので紹介します。
インタレストやトピックは、明確に、また細かくターゲットを絞り込めないのに対して、プレースメントの中には、「絶対に興味のある人しか見ないでしょ」と確信の持てるものがあります。
そういったプレースメントがある場合、かなり見込みの高いユーザーへアプローチができ、高確率でCVへの転化が期待できるのではないでしょうか。
条件とは
- 万人受けしない商材 ※一般的な商材だと、プレースメントが絞りにくい
- ターゲットが明確に絞られている
- そのターゲットがよく見るであろうプレースメントがある
事例
- コンバージョン:写真コンテストの応募
- メインターゲット:プロではないがそこそこキャリアがあり、自分の実力を試してみたいと考えているユーザー
上記をターゲットにした場合、プレースメント候補として次のパターンがありました。
- 「写真コンテスト」に関する情報サイト
- 「写真」を習っている人たち、趣味にしている人たちのコミュニティサイト
- 「写真教室」の検索サイト
上記の3つで、コンバージョン見込みの高いプレースメントはどの順になると思いますか?
想定した見込み度の順位は、
1「写真コンテスト」に関する情報サイト
→既にコンテストへの応募を考えていて、良いコンテストは無いか探しているユーザー
→見込み度高
2「写真」を習っている人たち、趣味にしている人たちのコミュニティサイト
→コンテストへの応募は考えていないものの、機会があればチャレンジしてみたいユーザー
→見込み度中
3「写真教室」の検索サイト
→これから写真を始めてみようかなと考えている。初心者なので、まだコンテストへの応募はハードルが高いが、将来的な意欲はあるユーザー
→見込み度低
です。
結果は次のようになりました。
CVRは、想定していた見込み度の順になっています。ただ、クリック数は2が断トツで多く、コンバージョン数も2が最も多くなっています。
ちなみにこのアカウント、サーチのCPAは1万円近くなっており、プレースメントキャンペーン全体のCPAが約5,000円ですので、倍の差が出ています。
まとめ
狙ったターゲットが狭く、かつ狙ったターゲットしか見ないであろうプレースメントがある場合、サーチよりも成果が出ることがある、という事例でした。
ディスプレイで効果が出ないと悩んでるあなた、上記の条件を満たしているなら、プレースメントターゲットがおすすめですよ!