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商品リスト広告を運用するためにすべき事は?【Google AdWords】

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最近では見かける機会も増えた商品リスト広告(以下PLA)。
マーチャントセンターと紐付けたりCSVを最適化したりと通常のリスティング運用とは違っていて取り敢えず掲載出来たけど放置している方も多いのでは?
しかし折角の機能は最大限活用したいものです。

そこで、今回は簡単にですがPLAの運用方法をまとめてみました。

基本的なPLAの設定方法はこちら

1.広告グループを分ける

あまりにも設定の仕方が違い過ぎてそもそも広告グループを分ける方法を知らない方もいるのでは?

PLAを広告グループ単位で分割するには事前にインポートするCSVで特定の項目を埋めておく必要があります。
その特定の項目は以下。

  • id
  • product type
  • brand
  • condition
  • adwords labels
  • adwords grouping

全て埋める必要はありません、全て埋められるのであれば埋めるに越した事はありませんが。

さて、項目を埋めたCSVをフィードにアップロードしたら次は管理画面での設定です。
まずは普通に広告グループを作成してください。
その後、「自動ターゲット設定」>「商品のターゲット」>「商品のターゲット設定を追加」から設定します。(下記画像参照)

キャンペーン管理

すると下のような画面が開きます。

キャンペーン管理2

ここで先ほど作成した広告グループを指定し、CSVの項目を指定することで広告グループをCSV上の項目で切り分ける事が可能になります。
つまり、どのように広告グループを分割するかをCSV作成時点で考慮しておく事が重要になってきます。

そもそも広告グループを分けるメリットって?

広告グループの分け方は分かっても、そのメリットを理解していなければ効果的な運用は出来ません。
では、広告グループを分けるメリットとは何でしょうか?

検索ネットワークでは1広告グループ1キーワードに代表されるように当然広告グループを分けて運用を行います。
やはりそのメリットは細かな入札単価の調整ではないでしょうか?

例えばソファを販売しているECサイトでPLAを運用するとします。
同じソファでも高価なものからお求めやすい価格の商品までピンきりです。
高い商品であれば多少CPCが高くても売上が立てばペイ出来ます。
当然、売上単価の低い商品と高い商品で同じCPCというわけにはいきません。
CVRが同じであれば同じCPAでは割が合わなくなってしまいます。

広告グループを分ける事で調整を行い、各商品に見合った運用をする事が出来るのです。

2.除外キーワードの登録

PLAはマーチャントセンターのフィードの情報を元に広告が配信されます。
そのためキーワードなどは登録出来ないのですが、実は検索クエリを確認する事は出来ます。

PLAのキャンペーンでキーワードのタブをクリックし、「詳細」から検索クエリを確認してみると実際にどの様なワードに反応して広告が配信されたのかが分かります。
思いもよらないキーワードが反応している事もありますし、反応させたいキーワードで反応していない可能性もあります。
検索クエリを確認できれば除外の設定も出来ます。
(当然といえば当然ですがキーワードカラムは確認出来ません。)

除外の方法は検索ネットワークと同じです。
AdWords Editor、管理画面などからキーワードを除外します。

PLAもグルーピング出来る

キャンペーン単位、広告グループ単位で設定出来るため検索ネットワークと同じくグルーピングが出来ます。
ソファひとつを取っても、1人がけソファ、2人がけソファ、3人がけソファ、カウチソファ、コーナーソファと様々な種類があり、それぞれ購入者のユーザー層が違う事は想像に難くありません。
しっかりとグルーピングをしなければ「カウチソファ」を検索したユーザーに「1人がけソファ」の広告を配信してしまったり、CVRの低下を招く事態となりかねません。

ユーザーのニーズに合わせた広告でリーチが取れるようにするためには広告グループを分け、グルーピングを行う必要があります。

3.狙い通りに配信されているかを確認する

確認出来るのは検索クエリのみではありません。
「分割」で期間、コンバージョン数、デバイスなどを広告グループ毎に確認できます。

下の画像は実際に運用しているPLAキャンペーンの一部をデバイスで分割した結果です。

ダウンロード

このアカウントは検索ネットワークではスマホからのCVが極端に悪く、調整比率で大きく抑制していたのですがPLAではCVに至っています。
画像は先日の1日だけのデータですが、過去の数値を見てもPLAではスマホからのCVが順調に伸びています。

もちろん、スマホのパフォーマンスの良し悪しは商材によって異なります。
ここで言いたいことは、PLAでもデバイスごとのパフォーマンスを確認でき、広告グループ毎に調整比率を操作出来るという事です。
特に数多くの商材を扱うようなECサイトの場合、スマホで成果の出る商材もPCでしか成果を出せない商材も混在していると思います。
それを一律で調整してしまっては勿体ないですね。

まとめ

設定してしまえばほぼ検索ネットワークの運用と同じです。
随時、クエリを確認し除外を行い、広告グループ毎に調整していきます。
多少設定の仕方に違いのある部分もありますが、PLAも運用の手法は検索ネットワークと大きく変わりません。

逆に言えば広告グループを分けるなどの設定を怠ると運用は出来ないと言っても過言ではありません。

PLAの運用をしっかりと出来ていないと感じている方はちょっとした事で劇的にパフォーマンスが変化するかもしれませんよ!

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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