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入札単価が低すぎると何がいけないの?《リスティング広告》

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リスティング広告は、広告をクリックした際にはじめて課金されるクリック課金式の広告なので、当たり前ですが、クリック単価が安ければ安いに越したことはありません。
実際に私も、お客様から『クリック単価は△円までで運用して欲しい』と言ったご要望をいただくことがよくあります。

商材の粗利などを考え、ある程度入札価格の上限金額を設定するのは大切なことです。
しかし、この上限金額を『なんとなく』で安く設定しすぎてしまうと、効果的な運用ができず機械損失を生んでいる可能性があることをご存知ですか?

今日は入札価格の観点からリスティング広告を考え、目的に合った目標の立て方についてご説明します。

安く入札することは悪いこと?

結論から言うと、リスティング広告は1円から入札できるので、入札価格を1円に設定して配信することは可能です。

『なんだ、だったら安い方がお得!』

そう考えてしまいがちですが、実際に入札価格1円で広告を配信すると、おそらく次のような状況に直面します。

広告が表示されない&クリックされない…

これは一体どういうことでしょうか?

入札価格が安すぎると、そもそも表示されない

リスティング広告は一度に表示される広告の数が決まっています。そのため、自分が設定したキーワードに他社も広告を配信している場合、高く入札した人から順に広告が表示されるので、安すぎると表示枠から漏れてしまうのです。(厳密に言うと広告の品質も関係します)

こうなると、当然ですがクリックもされず、リスティング広告の役割である『ホームページにユーザーを誘導する』という役割を果たせません。どんなに予算があっても、入札価格の上限が低すぎることが原因で運用ができないのです。

入札価格を上げて、きちんと表示される価格帯を探る

入札価格が1円は少しオーバーですが、上記のように入札価格が低すぎて広告が表示されない場合は、少しずつ入札価格を高くして、きちんと表示される単価を知ることが第一歩です。

管理画面上で表示(インプレッション)が確認できたら、掲載順位とクリック率のバランスを考え、予算内でクリック数を最大化できるように調整できれば完璧です。

インプレッション損失率を確認してみよう

実はYahoo!リスティング広告、Google アドワーズ共に、入札価格が低かったことで、どのくらい機械損失が発生してしまったのかを簡単に確認することができます。
それが、インプレッション損失率(アドワーズではインプレッションシェア損失率)です。

入札価格についてなら《 Y:掲載順位 / G:広告ランク 》

媒体によって呼び方が変わりますが、入札価格が原因で表示機会を逃してしまった割合をざっくり把握できるのがこの指標です。

インプレッションシェア損失率(広告ランク)

上記はGoogleアドワーズの管理画面です。
損失率が約24%なので、日予算の制限を考えない場合、あと2万回程度はインプレッション数を増加できる見込みがあると考えられますね。

先述した通り、掲載順位は入札価格と広告の品質で決まるため、入札価格だけが原因でない場合もありますが、広告の表示が思うようにいかない場合は確認してみましょう。

まとめ

リスティング広告において、クリック単価は気になる数値ではありますが、そこだけに気を取られてしまうと本来の目的や目標を達成することができなくなってしまいます。

表示回数やクリック数、成約数や成約率など、リスティング広告の目標がなんなのかをしっかりと把握し、ゴールに向かって正しい施策を行えるよう、色々な指標を参考にしていきましょう。

 

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また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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