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【Google AdWords】キーワードレポートの機能が追加されて、運用が楽に?!

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突然ですが、Google Adwordsの日々の入札金額の調整はどうされていますでしょうか?

おそらく、特定の期間(今月分とか直近7日間とか)のキーワードレポートをダウンロードして(別にしなくてもいいですが)、そのデータを参考に、管理画面に一個一個直接入力したり、レポートを見ながらAdwords Editorから入力して、送信したりと様々だと思います。

でも、これ、面倒くさくないですか?なぜなら、データと金額調整という2つの数値・データを見ながら、行ったり来たりするから!(おそらく)それが、まとめて確認できて、入力・調整できたら、日々の運用負荷が軽くなるのではないでしょうか?そんな機能が、今回Google Adwordsのキーワードレポートで追加されました。その機能の使い方を、今回ご紹介します!

Google Adwordsキーワードレポートの機能追加の概要

今回の機能追加について、Google上の名称は「キーワード一括アップロード」とされています。
「キーワード一括アップロード」という名称から、実は「入札金額の調整」だけではなく、以下の変更・追加・編集が、キーワードレポートをベースに可能となっています。

  • キーワードの追加
  • キーワードの削除
  • キーワードのステータス変更
  • キーワードの上限クリック単価の変更(⇒これが、「入札金額の調整」にあたります)
  • キーワードのリンク先URLの変更
  • キーワードまたはマッチタイプの編集(⇒キーワードの追加と削除の合わせ技)

全て書き出すと長くなってしまうので、今回は「キーワードの上限クリック単価の変更」に焦点を当てて、その使い方をご紹介します。

使い方

1:Google Adwords管理画面からキーワードレポートをダウンロードします。

2:ダウンロードする際に、「編集可能にする」ボタンにチェックを入れます。

01_Google管理画面_キーワードレポートダウンロード

3:「作成」ボタンをクリックして、作成・ダウンロードします。

4:ダウンロードしたキーワードレポートを開きます。ここで、普段ダウンロードしているキーワードレポートと違うことにお気づきになりますでしょうか?

編集可能ver_編集後_枠なし_キーワードレポート

ちなみに、これまでのキーワードレポートは、以下のようなものです。

編集不可ver_編集後_キーワードレポート

5:キーワード別に分析していくと、キーワード「テスト_1」がCV5件が取れていて、しかもCPAも1,230円で安い!
ということで、このキーワードから、さらにCVを取りたい!
そこで、入札金額を思い切って150円⇒300円に変更したいとします。

まずは、A列「Action」に「Set」と記入します。
次に、I列「Keyword max CPC」にある「150」⇒「300」に変更します。

これで、保存します。

編集可能ver_編集後_枠付き_キーワードレポート

6:Google Adwords管理画面に戻り、左側のナビゲーション ウィンドウにある「レポートとアップロード」タブをクリックします。

「アップロード」タグをクリックし、「Browse for file」より、先ほど保存したファイルを選択し、アップロードをクリックします。

管理画面_アップロード画面

7:アップロードの結果を確認します。

結果の確認方法として、「ステータス」欄があるので、そこから「適用した変更の数」などの概要を確認することができます。
「結果をダウンロード」という箇所をクリックすれば、今回の変更内容の詳細を確認することもできます。
特にエラーが発生していなければ、これで、先ほど変更した入札金額が管理画面上に反映されます!

これだけ!

以上のように、データの確認と入札金額の調整が、1つのファイル上で行うことができてしまうんです!

ただし、実際に「入札金額の変更」をしてみての注意点があります。

  • A列「Action」に記載できるテキストは、「Add(追加)」「Set(設定)」「Remove(削除)」のいずれかのみで、しかもアルファベット必須です。
  • 入札金額の変更の対象になるのは「キーワード」であり、「広告グループ」は対象になりません(その為、広告グループの入札金額を変更しても、無視されます)。

今回の「キーワード一括アップロード」に関するGoogleヘルプは、以下から参照できます。

キーワード一括アップロード

Google Editorとの違い

今回の「入札金額の調整」に関して、Google Editor上でも同様の使い方ができます。

つまり、1つの画面で、一定期間のキーワード別のデータを見ながら、同時に入札金額の調整ができるということです。(「統計情報」を使う方法のことです。)

では、その違いは何かというと、実際に両方使ってみての印象として、膨大なキーワード量の場合、Google Editorは統計情報のダウンロードに時間がかかる反面、管理画面の方がレポートデータ反映が早いような気がしました。

その為、膨大なキーワード量の入札金額の変更であれば、今回の機能を活用し、それほどの量でなければ、Google Editorでもよいというのが、私の結論です。
つまりは、使い方次第ということです。

まとめ

リスティング広告の運用は、膨大なデータの海から、いかに効率的に、最大限の効果を引き出すのか、が肝になります。

その為、今回のような機能追加は、運用業務の負荷軽減の一助になるのではないかと、個人的には思ってます。

Googleは、機能追加が人知れず行われており、いつの間にか「なにかある!?」ということが、往々にしてあります。

機能によっては、負荷軽減になるものもありますので、「なにかある!?」と思ったら、1回使ってみてはいかがでしょうか?

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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