除外キーワード設定、活用してますか?
以前の記事
でも紹介しましたが、この「除外キーワード設定」は非常に重要なので再度お伝えします。
例えばとある洋菓子屋さんの場合・・・
・「タルト」キャンペーン
・「パイ」キャンペーン
があるとします。
検索クエリからいらないキーワードを除外するのは大事なことです。
例えば、「タルト」で拡張された「タートルネック」、「パイ」で拡張された「パイレーツ」など、これらは商品とは全く関係のないキーワードなので、除外することでパフォーマンスが上がります。(実際ここまで拡張されるかは分かりませんが・・・)
しかし除外キーワードの追加を、いらないキーワードの除外の為だけに使っているのだとしたら、それは非常にもったいないことです。
さて、今月のパフォーマンスが悪化している場合、何を見ますか?
まずキャンペーンを見ます。ふむふむ、この「タルト」キャンペーンが悪化の原因だな。
次に広告グループを見ます。ふむふむ、この「タルト」単キーワードの広告グループが足を引っ張ってるのね。
次にキーワードを見ます。なるほど、犯人は「タルト」の部分一致だ!
よし、この「タルト」の部分一致を止めてしまおう!これでパフォーマンスは良くなるはず・・・
ちょっと待って下さい!
よくやりがちですが、この施策非常に危険です。
その「タルト」の部分一致は本当にパフォーマンスが悪いのでしょうか。実際にクエリを見てみましょう。
あれ!?検索クエリだと「タルト」でたくさんコンバージョンが付いてる!CPAも低い!
何故でしょうか?
「タルト」の検索クエリを見てみると部分一致の拡張で「パイ」が表示され、全然コンバージョンがついていない!
「パイ」の方を見てみるとこちらも部分一致の拡張で「タルト」が表示され、たくさんコンバージョンが付いている!
実は犯人は「パイ」だったのです・・・
まとめ
このように、部分一致では本来出したいキーワードとは違うキーワードで表示されてしまうことが多々あります。
だから!拡張されて、他のメインキーワードが流入しないように除外することが大切です。
今回の場合は、「タルト」の部分一致に対しては「パイ」をフレーズ一致で除外、
「パイ」の部分一致に対しては「タルト」をフレーズ一致で除外する必要があるんですね。