今回は、Similarターゲティングのリストサイズについて記載します。
Similarターゲティングの詳細については
類似ユーザー(シミラーユーザー)ターゲティングを使ってみた
を参照願います。
実際のユーザーリスト
上の画像が某アカウントの実際のユーザーリストとなります。
リスト概要
- CV30 リストサイズ:1,500
コンバージョンに至ったユーザーを30日間リストに保持します。 - すべての訪問者 リストサイズ:22,000
サイトに訪れた全ての訪問者を30日間リストに保持します。 - Similar to CV30 リストサイズ:51,000
CV30の類似と認定されたユーザーを30日間リストに保持します。 - Similar to すべての訪問者 リストサイズ:29,000
すべての訪問者の類似と認定されたユーザーを30日間リストに保持します。
通常のリマーケティングリストは「CV30」に比べ「すべての訪問者」が約15倍程大きくなっております。
全ての訪問者数に比べコンバージョンに至ったユーザー数が少ないのは当然といえます。
それに対してSimilarユーザーリストは「Similar to すべての訪問者」に比べ
「Similar to CV30」が2倍近く大きくなっております。
これは何故でしょう?
通常のリマーケティングリストとのボリュームの違いについて
実はシミラーユーザーリストは以下のように決まります。
例えばサイトに上記3名ユーザーが訪問した時、シミラーユーザーリストは【音楽もクルマもグルメも全部好き】というユーザーをリスト化します。
車で音楽を爆音で流しながらハンバーガーを食べる若い男性が想像できますね!
一方、CVした人がCさんだとすると、【グルメさえ好き】であればシミラーユーザーとしてリスト化されます。
女性やご年配の方、学生さんなど対象となるユーザーがぐっと広がったのがお分かりいただけるでしょうか。
こちらも図にしてみました。
上記の図のように、対象ユーザーが広がるため、全ての訪問者のシミラーユーザーリストより、CVユーザーのシミラーユーザーのリストの方が大きくなります。
まとめ
一見、「すべての訪問者に類似のユーザー」より「CV獲得ユーザーに類似のユーザー」の方が、成果獲得に繋がる可能性が高いように感じますが、
実は「CV獲得ユーザーに類似のユーザー」リストのサイズが大きくなり、より多くのユーザーに広告を配信する形となります。
商材によっては上記配信方法がアカウントにとってマイナスに作用してしまう可能性もあるので、設定には注意が必要ですね!