2026年4月1日から、LINEヤフー株式会社は「LINE広告」と「Yahoo!広告」の配信基盤を一本化し、「新ディスプレイ広告」としてサービスの提供を開始しています。
本記事では、このシステム統合の概要と、広告運用者が押さえておくべき主要な変更点をわかりやすく解説します。
新ディスプレイ広告の誕生
今回の統合における最大のポイントは、サービス名が「Yahoo!広告」から「LINEヤフー広告」へ変更されたことです。
なお、「Yahoo!広告 検索広告」は「LINEヤフー広告 検索広告」へと名称が変わりますが、今回のプラットフォーム統合の対象外です。

今後は、単一のプラットフォームからLINEやYahoo! JAPAN、さらには提携サイトにも一括で広告配信をできるようになります。
これにより、国内最大級のユーザー基盤に対して、広告の重複を抑えた最適な管理体制と、より高精度な効果分析が可能になります。
主な変更点とメリット
今回の統合により、管理画面や配信アルゴリズムが共通化されることで、主に次の3つのメリットが生まれます。
- ターゲティング設定の統一と精度の向上
- 機械学習の効率化
- クリエイティブ管理の一元化
それぞれ解説します。
ターゲティング設定の統一と精度の向上
両サービスが保有する膨大な行動データを掛け合わせることで、より高度なセグメント設定が可能になります。
また、属性情報の定義も一本化されるため、これまで以上に精度の高いターゲティングが期待できます。
機械学習の効率化
配信データが一元化されることで、AIの学習スピードが加速します。
特にコンバージョンデータの統合効果は大きく、最適化までの期間短縮と獲得単価の安定化に貢献します。
クリエイティブ管理の一元化
入稿規定が統一されることで、媒体ごとの仕様に合わせて素材を作り分ける手間が削減されます。
その結果、制作コストの圧縮とスピーディーな広告展開が可能になります。
注意すべき移行スケジュール
「LINEヤフー」への広告プラットフォーム統合により、現行の「LINE広告」は一定の移行期間を経てサービスを終了する予定です。
主なスケジュールは以下のとおりです。
- 2026年10月下旬(予定):LINE広告の配信停止
- 2027年3月末(予定):LINE広告の提供終了
既存キャンペーンは一定期間並行稼働できますが、最終的には新プラットフォームへの移行が必須となります。
自動入札の再設定やタグの設置確認など技術面の見直しが必要になるため、早めに準備を進めましょう。
まとめ
今回の統合により、LINEとYahoo! JAPANのデータを掛け合わせた、より高度かつ効率的な広告運用が可能になります。
また、2026年10月下旬以降になると既存のLINE広告は順次停止される予定です。
スケジュールを正確に把握し、新システムへの移行準備を計画的に進めましょう。