Google広告は、2026年9月に従来の「動的検索広告(DSA)」を後継となる「AI Max for Search」(以下、AI Max)へ自動アップグレードすると発表しました。
本記事では、AI Maxへの移行に伴って変わるポイントと、広告主が今から準備すべきことを解説します。
「AI Max」とは?
DSAは、キーワードを個別に設定しなくてもGoogleがサイトのコンテンツを解析し、関連性の高い検索語句に広告を配信できる機能です。
しかし、検索行動が複雑化してAI 技術が飛躍的に進歩した現在では、従来のDSAより高い精度でユーザーの検索意図を捉えることが求められています。
AI Maxはそのニーズに応えるために開発された「次世代版 DSA」であり、DSAの利便性を受け継ぎつつ、Googleの最新AIを活用して広告パフォーマンスを最大化します。
AI Maxへの移行で変わる3つのポイント
AI Maxへの移行により、以下3つが大きく強化されます。
コンバージョン獲得の精度向上
Googleのテストデータによると、AI Maxを利用すると獲得単価(CPA)や費用対効果(ROAS)を維持したまま、コンバージョン数が平均7%増加したという結果が出ています。
このことから、AI Maxは従来の運用で取りこぼしていた商機を逃さず捉えられるといえます。
AI制御機能の充実
「AI任せだと意図しない広告が出るのでは?」という懸念を払拭するため、AI Maxでは制御機能が強化されています。
ブランド名や地域、テキスト ガイドラインなどを細かく設定できるため、ブランドイメージを損なわずにAIの恩恵を受けられます。
自動作成アセット(ACA)との統合
広告文を自動生成する「自動作成アセット(ACA)」や「部分一致キーワード」の設定が AI Maxに組み込まれ、検索キャンペーン全体を1つの枠組みで最適化できるようになります。
今後のスケジュール
移行は下記のとおり段階的に進められます。
2026年4月下旬以降:手動アップグレードツール提供開始
広告主が任意のタイミングで、既存のDSAをAI Maxへ移行できます。
管理画面にツールが表示され次第、早めに対応することが可能です。
2026年9月:自動アップグレード開始
運用中のすべてのDSAキャンペーンが、自動的にAI Maxへ切り替わります。
今から準備しておくべきこと
AI Maxの効果を最大化するには一定の「学習期間」が必要です。
そのため、2026年9月の自動移行を待つよりも、早めに手動移行を検討することをおすすめします。
早めに移行して自社データで学習を進めておけば、年末の繁忙期や翌年のキャンペーンに向けて万全の体制を整えられます。
まとめ

検索広告のあり方は、従来の設定型からAIによる最適化型へとシフトしつつあります。
AI Maxへのアップグレードは、運用工数を減らしながら成果を高められる大きなチャンスです。
まずは自社アカウントでDSAがどの程度活用されているかを確認し、提供されるアップグレードサービスの活用を検討しましょう。