X(Twitter)にInstagramなど、世界中に多くのユーザーがいるSNSは、製品やサービスの認知を広げるにうってつけのツールです。
より拡散し、多くのフォロワーを獲得しようとSNSでキャンペーンを行う企業も多いですが、SNSでキャンペーンは効果が高い分、運用には労力がかかるのがネックでした。
そこで今回は、SNSキャンペーン運用の手間を省くためのサポートツールを導入事例とともにご紹介いたします。
SNSキャンペーンでやらなくてはいけないこと
老若男女幅広いユーザーにアプローチでき、効果が見込めるSNSキャンペーンですが、運用には以下の作業が必要になります。
- キャンペーン投稿の作成
- 期間中の問い合わせ対応
- 応募者の収集
- 応募者リストの作成
- 応募条件を満たしているかの確認
- 抽選
- 当選者へ送付するDMの作成
- 個人情報の入力フォームの作成
- 当選連絡(※必要に応じて繰上げ当選連絡)
- 個人情報の管理
- 賞品の梱包・発送
- キャンペーン分析・振り返り
これだけの業務を毎日手作業で行うのは大変なので、これから紹介するサポートツールで自動化して工数を削減していきましょう。
おすすめツールその1.「キャンつく」
「誰でも簡単にキャンペーンを実施できる」がコンセプトの「キャンつく」は、定番のSNSキャンペーンサポートツールの一つです。
株式会社ピクルスが提供しているサービスで、XやInstagramで
- 応募データリスト作成
- 写真選定作業
- 抽選
- 抽選結果送信
- 管理画面からの個人情報取得
を行うことができます。
一つの投稿での文字数制限があるXでは、メインの投稿にぶらさげる形でキャンペーンの利用規約や詳細の説明を連続投稿(ツリー投稿)しなくてはいけません。
深夜、日付が変わった瞬間にキャンペーンが始まるといった時には、広報担当者が手動で設定しなくてはいけないのがネックになっていました。
そこで2024年から、キャンつくには「予約投稿」の機能がつきました。
投稿一つに対してツリー投稿を2つまであらかじめ設定しておけるので、SNS運用にかかる負担が大きく削減できる見込みです。
導入事例:丸永製菓株式会社
アイスの「白くま」や「あいすまんじゅう」で知られる丸永製菓株式会社では、「キャンつく」を活用してXのフォロワーを300人から約3ヵ月で3万人にまで伸ばすことに成功しています。
おすすめツールその2.「ATELU」
株式会社コムニコが提供する「ATELU」では、2023年の12月に「Web型インスタントウィンキャンペーン」実施機能が追加されました。
インスタントウィンキャンペーンとは
インスタントウィンキャンペーンとは、応募するとすぐに抽選が行われ、ユーザーが即時結果を知ることができる仕掛けのことです。
ATELUでは抽選結果をX内のリプライ機能で返すことができましたが、2023年10月のAPI変更に伴い実施のハードルが高くなってしまいました。
しかし、Webページに遷移させて抽選結果を表示させる機能がATELUに実装されたことで好評を得て、2024年5月にはATELUを利用したキャンペーン実施件数は累計で11,000件を超えました。
おすすめツールその3.「autou」
コムニコはInstagramチャットボットツールも開発しており、Instagram上で先ほどのインスタントウィンキャンペーンを行うことができる「autou」も人気です。
抽選やDM送信が自動でできるだけでなく、ユーザーからコメントがあってからDMを自動返信できる機能もあるので、エンゲージメントの向上も見込めます。
また、返信はキーワードか選択肢によって分岐できるので、キャンペーンをアンケート形式にすることも可能です。
導入事例:株式会社JTB
株式会社JTBが2024年にInstagramで行ったSNSでキャンペーンでは、autouの導入で大きな効果を上げることができました。
キャンペーンの告知を行った投稿に指定された絵文字でコメントをすると、その場でDMが届いて抽選結果がわかるという仕組みで、コメント数は実に8,000を超えました。
まとめ
SNSを運用していく上で、キャンペーンを実施していくことは今後必須とも言えるでしょう。
今回ご紹介したSNSキャンペーンサポートツールを導入することで、作業を効率化してより効果的にSNSキャンペーンサポートマーケティングを行えます。ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。