写真が共有できるSNSとして、主に若い女性を中心に国内でもユーザー数を誇るInstagramですが、BtoC企業を中心に広告や公式アカウントの運用といったプロモーション活動にも使用され活用の場が広がっています。
Instagramでは「ストーリーズ」機能というものがありますが、通称「ストーリー」と呼ばれ、通常の投稿とは別のエリアに投稿できるもので、投稿から24時間で自動的に削除されるものです。写真を撮ってアップするだけという手軽さもあり、活用するユーザーが増加しています。
そのストーリーに広告を出稿できますので、今回はストリーズ広告について、Instagram広告のおさらいをしながら解説していきます。
ストーリーズ広告とは
ストーリーズ広告は、YouTubeや無料アプリなどを使用している時と同じように、投稿を閲覧していると、投稿と投稿の間に差し込まれて表示されます。また、通常の投稿が正方形なのに対して、広告はスマートフォンの画面全体に表示される事になります。
また、最大3つの画像・動画を横にスライドすると複数の広告が次々に表示される形式(カルーセル形式)で表示ができ、リンクを貼る事もできます。
Instagramの広告の特徴
ストリーズ広告がどんな広告かざっと理解できましたでしょうか。ここからはInstagram広告の特徴を説明します。ストリーズ広告を含むInstagram広告には以下のような特徴があります。
広告の種類が多い
Instagramの広告には、ストーリーズ広告を始め、写真広告、動画広告、カルーセル広告、コレクション広告、発見タイプ広告の6種類があります。この中から、自社に合った広告を選択する事ができます。
若い世代、主に女性にリーチする事ができる
Instagramは、メインユーザーが10~20代の若い女性となっています。そのグループを中心として、30代以降の女性や若い男性にもアプローチする事に向いています。
基本的に、写真映え(インスタ映え)する商材を持つ業界(ファッション、化粧品、美容、食品・飲料、飲食、観光など)が相性が良いと言えるでしょう。
細かくターゲティングできる
Instagram広告では、年齢、性別、ユーザーの興味や関心、ライフスタイル、居住地、学歴といった細かいターゲティングの設定が出来るため、自社のターゲットにより近い層に対して宣伝できます。
課金方法は4つから選択可能
課金方法として4種類あり、CPM、CPC、CPI、CPVがあり、広告出稿の目的が商品等の認知拡大なのか、ECサイトなどへの誘導なのかといった、目的に合わせて選択する事ができます。
実際のストーリーを活用した事例
それでは実際にストーリーを活用した事例を紹介してきます。
SK-Ⅱ
スキンケアブランドSK-Ⅱは、Instagramキャンペーンでストーリーズ広告を運用し、これまでと違うアプローチを行った事で、ブランドの印象を強化する事に成功しました。CPM削減にもつながり、動画の再生率や広告想起率の上昇が出来ました。
カンタス航空
オーストラリアの大手航空会社カンタスは、ブランドコンテンツプラットフォームAWOLの最初のブランドキャンペーンに、Instagramのストーリーズ広告を採用しました。印象的なビジュアルストーリーを配信した事によって、ミレニアル世代でのブランド認知度、広告想起率、推奨意向を向上させることができました。
株式会社ツヴァイ
結婚相手紹介サービスの新規会員獲得のため、Instagramのストーリーズ広告を活用したツヴァイ。ストーリーズのカルーセル広告を使用し、見る人の興味を誘うしかけを加えることにより、効率的に資料請求サイトへのトラフィックを増やすことに成功しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?また、ストーリーズ広告には、インタラクティブな機能として「アンケート」機能がリリースされています。積極的に活用してみるのもいいですね。
また、ストーリーズは気軽に投稿が行える点に、ユーザーは魅力を感じています。広告も気軽に投稿して自社の宣伝効果を高めてみてはいかがでしょうか。