こんにちは、荻野です!
2020年2月にLINE広告を通じて、LINEのファミリーアプリや外部のアプリへの広告配信が可能な『LINE広告ネットワーク』において『動画リワード広告』のサービス提供が開始されました。
LINEの公式サイトで発表された記事を要約すると、マネタイズを行っているアプリ開発者向けに「動画リワード広告は広告フォーマットの中でも広告での収益性が高いよ」「だからこれを機にあなたの開発したアプリにLINEの広告枠を導入してみませんか?」と案内しています。
広告主側は従来のLINE広告、LINE広告ネットワークへの広告出稿を通じて、『動画リワード広告』枠への広告配信が可能だということです。実際にLINE広告の管理画面を確認すると、広告グループの設定で配信先として『動画リワード広告』が選択できるようになっていました。
本記事ではアプリ開発者ではなく、広告主側の目線でLINE広告ネットワークで提供している動画リワード広告をどのように活用していけるかを考えていきます。
動画リワード広告の入稿規定、フォーマットについてはLINE公式サイトのこちらをご確認下さい。
そもそも動画リワード広告とは
アプリ内で使用できるアイテムやポイントをユーザーに付与する代わりに、動画広告の完全視聴を促す広告フォーマットです。動画の長さは約15秒〜30秒程度で、動画の視聴を希望したユーザーにのみ動画が再生されます。動画リワード広告はLINE広告ネットワーク以外の媒体でも出稿可能です。
具体例を挙げると、マンガアプリでよく動画リワード広告が掲載されています。広告の視聴が完了するとマンガを読むためのコインが課金なしでGETでき、そのコインを使ってマンガが読めるといった仕組みです。上記のように動画の視聴完了がユーザーにとってメリットであることが多いため、視聴完了率が高いことも動画リワード広告の特長です。
LINE広告ネットワークの『動画リワード広告』の特長
LINE広告ネットワークで提供開始した『動画リワード広告』の特長として以下3つが挙げられます。
- 大規模で多種多様なユーザーへの広告配信が可能
- 高精度なターゲティングが可能
- 広告フォーマットレベルでの最適化が可能
1.大規模で多種多様なユーザーへの広告配信が可能
LINE広告ネットワーク自体、LINEおよびLINE関連サービスに加え、月間利用者数5,400万人(国内最大級)の外部アプリを配信面として保有しているため幅広いユーザーへの広告配信が可能です。
2.高精度なターゲティングが可能
LINEおよびLINE関連サービスでは月間利用者数8,300万人を保有しています。その豊富なデータ、かつ有益な情報をもとに、広告配信において高精度なターゲティングが可能となります。
高精度なターゲティングとLINE広告が用意している配信メニューを掛け合わせることで、親和性・興味関心の高い広告が配信できます。
3.広告フォーマットレベルでの最適化が可能
LINEの動画リワード広告ではフルスクリーンを生かしたさまざまな広告フォーマットを用意しており、フォーマットを柔軟にテストできる機能を備えています。ただフルスクリーンで動画を再生するだけではなく、広告配信の中で広告主の配信に最適なフォーマットを分析し、システムで自動的に最適化を図ります。
動画リワード広告でどんな配信をするのが効果的か
広告主側として、LINE広告ネットワークにおいて『動画リワード広告』の配信を行う場合、私の主観ですが新商品のブランディング配信に活用するのが効果的だと考えます。
LINEは下図のとおり幅広い年齢層に利用されており、他媒体ではリーチが難しいユーザー層へのアプローチも可能です。その特長を生かし、まずは世代問わずブロードでブランディング配信を行い、どんなユーザー属性からのアクションが多いのかを把握することに活用するのが効果的だと考えます。さらに動画リワード広告は動画視聴への対価があるので他の広告と比較してユーザーに与えるストレスが低い、かつ完全視聴型の広告であるため印象に残りやすいことから、ブランディング配信に向いていると考えます。
ユーザー属性の把握ができれば宣伝した新商品のターゲット層が把握できるため、例えば20代女性からのアクションが多かった場合、
- 20代女性によく利用されている媒体(Instagramなど)への広告出稿を追加する
- 20代女性向けにウケそうな特典キャンペーンを実施する
といった次の一手に繋がりお客様への提案の幅が広がると推測します。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
LINEは今や老若男女幅広いユーザー層に利用されている媒体です。LINEの豊富なオーディエンスデータと動画リワード広告を組み合わせることでユーザーの興味を惹きやすい配信ができそうですね!
今回ご紹介したものに限らず、媒体や広告の特性を十分理解してお客様に提案ができるといいですね。
以上、荻野でした。
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