みなさんこんにちは。
今回はLINE Ads Platform(以下:LAP)について、パフォーマンスレポートの作成方法や確認できる詳細データ、活用方法などをご紹介します。LAP配信の改善にお悩みの方はぜひご一読ください。
基本的な管理画面の内容などは弊社過去記事をご覧ください。
パフォーマンスレポートの作成方法
早速ですが、パフォーマンスレポートの作成方法を見ていきましょう。画面左上のハンバーガーメニューから「パフォーマンスレポート」をクリックします。クリックするとレポート作成画面に遷移します。
作成画面で任意の項目を選択し、作成すれば完了です。
選択できる項目
パフォーマンスレポート作成の際に選択できる項目は以下の通りです。
- 集計期間
- 階層
- 集計間隔
- 集計単位
- 集計対象
- ファイル形式
以下、簡単に各項目についてご紹介します。
集計期間
読んで字のごとく出力したい配信期間を選択します。配信期間は以下から選択することが出来ます。
- 今日
- 昨日
- 過去7日間
- 過去30日間
- 今月
- 先月
- 全期間
- カスタム
「今日」「昨日」などはもちろん全期間のデータや期間を任意で指定することもできるので、割と自由にカスタマイズしてデータを出力できます。
階層
階層はGoogle広告などで言うコンポーネントのことを指します。出力したい階層を以下の中から選択してレポートを作成出来ます。
- 広告アカウント
- キャンペーン
- 広告グループ
- 広告
集計間隔
こちらは「全体」か「日別」のどちらかを選択することが出来ます。ザっと大まかにパフォーマンスを把握したい場合は「全体」、一日単位で詳細に確認したい場合は「日別」を選択するようにしましょう。
集計単位
集計単位では詳細に確認したいターゲティングを選択することが出来ます。選択できる項目は以下の通りです。
- OS
- 地域
- 性別
- 年齢
- 趣味・関心
性別や年齢などのユーザー属性や、趣味・関心などのターゲティングごとのデータを細かく確認することが出来るため、改善に役立てるにはこの項目を分析するのがオススメです。項目に関する注意点や考察は後述します。
集計対象
こちらは「全体」か「配信先別」のどちらかを選択することが出来ます。配信先別というのは、LINEかLAP for Publishersかという意味を指し、両方を配信対象にしていた場合に各データを出力することが出来ます。
LAP for Publishersとは?という方は、弊社過去記事にて詳しく解説していますのでそちらをご参照ください。
ファイル形式
出力できるファイル形式は「CSV」か「CSV-Excel」のどちらかから選択することが出来ます。ご自身の環境に合わせてファイル形式を選択してください。
補足・注意点
パフォーマンスレポートで出せる数値について、補足と注意点を記載します。
ターゲティングしている趣味・関心以外の数値も確認可能
ターゲティングとして設定している趣味・関心以外の項目データも出力することが出来ます。例えば、「ゲーム」と「デジタル機器・家電」のみターゲティング設定している場合でも、すべての趣味・関心の項目ごとのデータが出力されます。
これは、こちらでターゲットを設定したユーザーがその他にどのような関心を持っているかをLAPのシステムが保有しており、データとして出力されているのだと考えられます。そのため、現在設定していない項目のデータも確認することが出来るので、分析するのに役立ちます。
データ合計値の不一致
「地域」や「趣味・関心」など集計単位別でパフォーマンスレポートを作成すると、アカウント全体の数値と一致しなくなります。これは各項目について、ユーザーの重複を考慮していないため、アカウント全体の数値より多く見えます。
・地域別に作成したレポートに日本以外の地域が混ざっている場合があります。地域情報に関しては、LINE内での蓄積データを元に地域を判別しています。海外へ移動したユーザーのデータがレポートの更新タイミングに合わなかった場合、海外でのカウントとしてレポートに記載される場合があります。
・地域別データは市区町村まで確認ができますが、市区町村データの利用を許諾したユーザー分のみカウントされるため、総計と数値は一致しません。(データは毎日更新しています)
・興味関心でレポートを出力する場合、ユーザーの重複を考慮していないため、(1ユーザーが複数項目に所属している場合)、各項目の数値合計がずれて表示されます。
(公式操作マニュアルより引用)
実際に作成してみた
実際にパフォーマンスレポートを作成してみました。今回は上述でも解説した趣味・関心と地域のデータを出力してみました。
趣味・関心のパフォーマンスレポートでは、登録できるすべての項目のデータが出力されていますね。また、地域のパフォーマンスレポートでは市単位まで出力されており、細かくデータを確認できるようになっています。
まとめ
現時点では今回ご紹介した項目のみしかデータを出力することが出来ませんが、今後のアップデートでさらに詳細に確認できるようになる可能性は十分にあります。地域を市単位で出力・設定できるようになったのも昨年のアップデートなので、今後出てくる新機能が楽しみですね。
パフォーマンスレポートについては、まだまだ奥が深く紹介しきれていない機能もありますので、今後の執筆時にご紹介できればと思います。