Instagram、TikTok、YouTubeにYouTubeショートなど、動画配信ができるSNSが近年の主流となっています。
話題のインフルエンサーがその商品をPRしたり、使用シーンが映り込んだりするだけでその商品が完売するなど、その販促効果は凄まじいものです。
「TikTok買い」「インスタ買い」などの言葉が生まれるほど、動画の効果は高いものとなってきています。
ただし、動画をきっかけに商品を買ってもらいたいからといって、ただやみくもに数多く動画を出せばいいというものではありません。
今回は、動画媒体ごとで人気のジャンルや、動画を視聴して商品を購入するというリアクションを取ったユーザーに多い傾向など、マーケティングに動画を活用するにあたって知っておきたい情報を紹介します。
SNS動画を活用して商品の認知拡大や販売促進につなげたいとお考えの方は、ぜひご一読ください。
動画をきっかけに商品を購入するユーザーは多い
動画を見て商品を購入したことがある、というユーザーはYouTubeユーザー、YouTubeショートユーザー、TikTokユーザーのうち10~20%ほどという回答でした。
そのうち広告・PR動画をきっかけに商品を購入した人がYouTube、TikTokユーザーとも最も多かった一方で、YouTubeショートではプロモーションを含まない動画内で紹介された商品を購入したとの結果が出ています。
媒体によって視聴されているジャンルは変わる
TikTokとYouTube、さらにYouTubeショートの3媒体では、ユーザー層の年齢層も異なります。
そしてよく視聴されているジャンルに関するアンケートでは、共通して
- ペット・動物
- 料理
- MV・音楽
- アニメ・ドラマ
というジャンルが回答されましたが、これら以外では媒体ごとに若干の違いが見られました。
それぞれの媒体の傾向は以下のとおりです。
- YouTube:再生時間が長いため、勉強方法や旅行情報など、専門知識の学び系コンテンツ
- YouTubeショート:人気インフルエンサー動画からの切り抜き動画、ジャンル問わずさまざま
- TikTok:ユーザー目線のものが人気。タレントやインフルエンサーによる美容・メイク動画、商品紹介など
SNS動画の活用フロー
SNSで動画を活用し販促につなげるためには、
- 目的(認知拡大・リード獲得など)や再生回数、アクセス数目標数値を明確にする
- ターゲットとなるユーザーに合った適切な媒体を選ぶ
- 伝える情報を整理し、『最後まで見てもらえる動画』を制作する
- 目標に対する達成度の検証と長期的な改善を行って更新し続ける
というステップで行うと良いでしょう。
まとめ
株式会社ヴァリューズによる2023年のアンケートによると、スマートフォンやPCで動画視聴をしている中で、動画に出てきたものを購入したことがあるというユーザーは一定数いるという結果が見られました。
通勤や通学時間の合間や、余暇に動画SNSを眺めているという方も多いため、動画内で販促やPRを行えば、その動画をきっかけに商品やサービスが売れる可能性は大いにあります。
しかし、動画の媒体によってユーザーの見ている内容には若干の偏りがありました。
それぞれの特徴をよく把握し、商品の内容に合ったユーザーが視聴している動画を使用してマーケティングを行うとよいでしょう。