さて、早速今回の記事についてですが、普段商談中によくお客様から「PC経由の電話コンバージョンはどう計測すればいいの?」という質問をよく受けます。
スマホからの電話であれば、電話番号タップを計測することで(発信ベースではなくあくまでもタップベースですが)広告経由での架電数をカウントすることができます。
ただPC経由となると物理的にタップが不可能ですし、架電があったとしてもそれが広告経由なのかオーガニック経由なのかの判断ができません。
したがって、自力でPC経由での電話コンバージョンを計測するには「リスティング広告用の電話番号を別途用意する」などの対策が必要でした。
※詳しくは過去記事参照
PCの電話コンバージョン測定の解決方法5選
一方で、PCからの電話コンバージョン計測を可能にするツールを提供している会社も多くあり、そのツールを使えばPCの広告経由での架電数をカウントすることができます。
しかし、「ツールを導入したいけど、どれを選んだらいいか分からない・・・」と思われている方もいらっしゃるかと思います。
今回は、そんなPCの電話コンバージョン計測ツールをいくつかピックアップしてみましたのでご紹介致します。
安い!月額4,000円から導入できるADgainer
ADgainer社が提供している電話による広告効果測定ツールです。
計測の仕組みとしては、広告経由で流入してきたユーザーにはオーガニック経由で表示される番号とは異なる電話番号を表示し、その異なる電話番号で架電した数をカウントすることで広告効果を測定するというものです。
料金も非常に安く、表示される番号が050から始まる番号であれば1番号あたり月額4,000円から導入することができます。
フリーダイヤルとなる0800や0120番号も用意されており、1番号あたり0800は月額8,000円から、0120は月額12,000円から導入できます。
ADgainerの管理画面上では実際に架電したユーザーの電話番号やキーワード、時間などもリアルタイムで確認することができるので細かく分析することもできます。
現在は1ヶ月無料トライアル実施中ですので、お試しで導入されたいという方にも良心的だと思います!
多彩なオプションで自分好みのツールに!Call Tracker
株式会社コムスクエアさんが提供している電話コンバージョン計測ツールです。
コンバージョン計測の仕組みとしては前述したADgainerと同じですが、050、0800、0120から始まる番号に加え、安く利用できる0066から始まる番号を選択することが可能です。
このツールの特徴としては、オプション機能が豊富に用意されており、自分の好みに合わせて好きなようにカスタマイズして使うことができる点です。
例えば、営業時間外や休日などで広告主様が電話にでられないような状況の時は異なる電話に転送することができたり、電話があった旨をショートメッセージで通知することも可能です。
電話のログが残るので、電話を取ることができなかった時でも後々折り返すということができますね。
また、録音機能も追加することができるので、出先で急な電話の時でも安心です。
それぞれの機能ごとに追加の月額料金が発生しますが、本当に様々なオプション機能を取捨選択することができるので必要な機能だけを自分好みにカスタマイズして使いたい方に便利なツールだと思います。
初期費用、及び月額利用料2ヶ月分無料キャンペーン中とのことですので、気になる方は下記から問い合せてみてはいかがでしょうか。
複数の番号を求めている方に!コールインテリジェンス
楽天コミュニケーションズ株式会社さんが提供している電話コンバージョン計測ツールです。
利用できる電話番号の種類は、050、0037、0120、0800の4つから選べるようです。
このツールの特徴となるのは、これまでの1番号あたりの月額利用料ではなく、5番号プラン、10番号プラン、20番号プランというようにパッケージプランが用意されている点です。
1番号だけの契約であれば、例え広告経由でかかってきた電話であってもそれがAdwords経由なのかYahoo! 経由なのかは分かりませんよね。
複数のオフライン広告なども出稿しているのであれば尚更です。
こちらのツールは、そんな複数媒体で広告を出稿されている広告主様におすすめのツールだと思います。
パッケージで契約することができるので、1番号ずつ契約するよりもはるかにお得に複数番号を所持することができます。
0037、050の番号であれば5番号あたりで月額13,000円とかなり低コストです。
10番号プランでも月額15,000円です。
お得感ありますよね!
12月22日まではオープニングキャンペーンということで、0037、050に限り、5番号プラン、10番号プラン、20番号プランにおいて初期費用無料&月額利用料2ヶ月無料で導入できるようなので、気になった方はお早めに!
安心の0120番号にこだわりたい方の為に!コールマーケティング
アンダス株式会社さんが提供している、0120番号に特化した電話コンバージョン計測ツールです。
これまで050や0800等の番号を紹介してきましたが、ユーザー側からの信頼度としてはやはり0120で表示されている番号が群を抜いていると思っています。
勿論信頼度だけではなく、そもそもフリーダイヤルなので通話料が発生しない分かけやすいというのもあると思います。(0800もフリーダイヤルですが、0120程メジャーな番号ではないのでフリーダイヤルなのか分からないユーザーも多いのではないでしょうか。)
実際、弊社クライアント様の中でも050から0120に番号を変えたところ架電数が伸びたという事例もあります。
それほどまでにユーザーからの絶大な信頼を誇る0120番号を、こちらのツールでは安価で利用することができます。
料金はミニマム5番号から契約可能で、5番号あたり月額25,000円から利用できるようです。
5番号目以降は1番号単位で追加することができ、2,500円ずつの追加料金で利用できます。
計測方法も媒体・キーワード単位で計測可能で、管理画面上でメディアパワーの細かな分析ができるあたり、非常に使いやすそうな印象を受けます。
また、電話番号のログが残るので折り返し電話ができる点も嬉しいですね。
他社では高額な0120番号も、5番号パッケージで25,000円は良心的ですね。
抜群の認知度と信頼感を誇る0120番号にこだわりたい方は、是非こちらのツールを利用してみてはいかがでしょうか。
架電数だけでなく、申込数までしっかりとカウントしたい場合
ただ、こういったツールはあくまでも広告経由での「架電」を計測するツールなので、架電したユーザーからの「申込み」まではカウントすることができません。
当たり前ですが、「電話口」で申し込みます!と言ったユーザーを管理画面上で計測することはできませんよね。
しかし、これらのツールでは管理画面上で「かかってきた時間」や「架電者の電話番号」なども確認することができるため、「口頭で申込みをしたユーザー」の電話番号を控えておけば、広告経由で流入してきたユーザーがどれぐらいの割合で申し込みをしているのかをカウントすることができます。
架電だけが目標ではなく、その先の「成約」があって初めて真の広告効果だと言えると思うので、「架電」はツールにまかせて、「成約」はアナログに計測するというバランスが重要です。
まとめ
各サービスごとの特徴をまとめると、
とにかく安く電話コンバージョン測定ツールを導入したい方
メール通知や録音設定など、様々なオプションを自由に組み合わせて使いたい方
なるべく多くの番号を使いたい方
複数の0120番号を安価に利用したい方
という位置付けになると思います。
それぞれの特徴に合わせて、自分好みのツールを見つけられるよう今回の記事が参考になれば幸いです。