「Pinterest広告が気になる」
「料金や課金形態を知ってイメージを膨らませておきたい」
このように考えている担当者もいらっしゃるのではないでしょうか。
Pinterest広告はサービスが開始されたばかりなので「広告料金が安い傾向にある」「支払いのタイミングを調整しやすい」などのメリットがあります。
課金形態もシンプルなので、初めて出稿する場合でも問題ありません。
今回の記事ではPinterest広告の料金や課金形態、最低出稿金額が気になる人向けに、以下の情報を提供します。
- Pinterest広告の料金の特徴
- Pinterest広告の最低出稿金額
- Pinterest広告の課金形態
- 料金を抑えて運用するコツ
これからPinterest広告を運用する場合は、ぜひチェックしてみてください。
Pinterest広告についてのまとめ記事はこちら!
Pinterest広告(ピンタレスト広告)とは?特徴や費用、配信のポイントなどを解説!
Pinterest広告の料金の特徴
Pinterest広告の料金の特徴として、以下の3つが挙げられます。
- 広告料金が安い傾向にある
- 支払いのタイミングを調整しやすい
- 予算の設定がしやすい
それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
1. 広告料金が安い傾向にある
Pinterest広告は、2022年6月にスタートしたばかりのサービスです。
広告媒体としての歴史が浅いため、広告料金の水準が低い傾向にあります。
一方で歴史の長いリスティング広告などはユーザーが多く、広告単価が高い傾向にありコストがかさんでしまうのが難点です。
キーワードによっては多額のコストがかかるため、出稿を諦めたという経験もあるでしょう。
現在Pinterest広告は競合が比較的少なく、コストを抑えられるので活用してみるのがおすすめです。
2. 支払いのタイミングを調整しやすい
Pinterest広告は支払い基準額を設定することで、利用料金の累計額が基準に到達した日に料金が請求される仕様です。
基準額に到達しない場合は、翌日に繰り越されます。
広告費用の支払いのタイミングを変えられるので、キャッシュフローにあわせて調節できるのはうれしいポイントです。
Pinterest広告はキャッシュの観点から見ても使いやすい広告なので、ストレスなく運用できます。
3. 予算の設定がしやすい
Pinterest広告は事前に広告の予算と期間を入力できるので、設定しやすいのがメリットです。
上限額を決めておけば、広告費用が予算を超えてしまうことはありません。
また、入札方式を採用しているため、単価を設定しやすいのも強みです。
予算、単価の調整がしやすいため、テストマーケティングもスムーズに進められます。
初めて実験的に運用するなら5~10万円、本格的に運用して効果を出すのであれば20万円程度の予算を準備すると良いでしょう。
Pinterest広告の最低出稿金額
Pinterest広告には、最低出稿金額が存在しません。
低リスクですぐに出稿を開始できるため、リスクをとにかく抑えて広告を運用したい企業におすすめです。
また、低リスクで広告の成果を検証できるため、初めて本格的に広告運用をする場合でも問題ありません。
まずは試しにSNS広告を出稿してみたいと考えているのであれば、Pinterest広告を候補の1つとして検討してみましょう。
Pinterest広告の入札方法
Pinterest広告の入札方法は、以下の2つに分かれています。
- カスタム入札
- 自動入札
それぞれどのように違うのか確認したうえで、利用しましょう。
カスタム入札
カスタム入札とは、自分で広告費用の上限額を設定する手法を指します。
自動入札とは異なり、人が手を動かして予算をいつでも調節できるのがメリットです。
手間はかかりますが、より臨機応変に対応したいという場合はカスタム入札の方が向いています。
一方で予算調整するリソースを削減したいのであれば、Pinterestに予算調整を任せられる自動入札を選びましょう。
自動入札
自動入札とは、Pinterest側が自動で予算を設定・更新する入札方法です。
担当者が手を動かす必要がないので、より自分のコア業務に集中しやすくなります。
ただし、人が手動で行うカスタム入札よりも自由度が低いのが難点です。
状況に合わせて細かく調整していきたいのであれば、カスタム入札を活用して調整しましょう。
Pinterest広告の課金形態
Pinterest広告の課金形態として挙げられるのは、以下の4つです。
- CPM課金
- CPV課金
- CPC課金
- CPA課金
それぞれどのような課金形態なのか、1つずつチェックしていきましょう。
1. CPM課金
CPM課金は、ユーザーに広告が表示された回数に合わせて料金が発生する仕組みです。
別名「インプレッション課金」とも呼ばれることがあり、ユーザーに広告が1,000回表示された時の単価で支払いが発生します。
ユーザーに広告が表示される回数によって料金が決まるので、ブランドの認知度を上げる際に使うのがおすすめです。
クリックに関係なく料金が発生しますが1回あたりの単価が低いため、コンバージョンした際の費用対効果は高くなります。
自社商品・サービスの宣伝など認知を広げたいものがある場合、高いコストパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。
2. CPV課金
CPV課金とは、動画広告の視聴に対して料金が発生する課金形態です。
視聴1回あたりの単価で入札をする仕組みとなっており、動画視聴キャンペーンを行う際に向いています。
Pinterest広告の場合、ユーザーが2秒以上動画を再生した際にのみ視聴回数として捉えられます。
視聴者が2秒以上見なかった際は、回数としてカウントされることはありません。
動画を使って商品やサービスのキャンペーンを行いたい場合は、ぜひ活用してみましょう。
3. CPC課金
CPC課金とは、広告ピンをクリックした際に発生する課金形態のことです。
Pinterest広告で、比較検討の広告目的を選んだ際はCPC課金が適用されます。
広告ピンのクリック単価は、基本的に入札形式で決まるのが特徴です。
クリックはユーザーが主体的に行う行動なので、コンバージョンに結び付きやすくなります。
また、表示されただけでは料金が発生しないので、認知の拡大を狙いやすいのが強みです。
4. CPA課金
CPA課金はPinterestタグを設置し、コンバージョンが発生したと確認された際に料金の支払いが生じる課金形態です。
コンバージョンキャンペーン、カタログ販売キャンペーンを選んだ際にはCPA課金が適用されます。
基本的には、1コンバージョン当たりの単価を設定して支払う流れです。
コンバージョンとして設定できるのは以下の4つなので、事前に覚えておきましょう。
- 商品購入
- 問い合わせ
- カート追加
- 会員登録
Pinterest広告の料金を抑えて運用するコツ
Pinterest広告の料金を抑えて運用するコツとして、以下の5つがあります。
- ターゲティングを適切に設定する
- Googleアナリティクスを見て都度改善する
- 適切なサイズと尺のピンを考える
- 出稿する目的を事前に明確にしておく
- 競合環境が激しいキーワードを避ける
費用対効果を高めてPinterest広告を運用したいのであれば、事前に確認しておきましょう。
1. ターゲティングを適切に設定する
広告運用で自社が狙っているユーザー層にアプローチするためには、ターゲティングが必要です。
自社の商品やサービスを購入するであろうユーザー層を意識して、広告設定に反映しましょう。
自社や競合のデータを参照にすると、より適切なターゲティングを実現できます。
ターゲットからズレた層にアプローチすると、費用対効果が悪くなるので注意しましょう。
2. Googleアナリティクスを見て都度改善する
広告を配信した後は、そのまま運用するのではなくGoogleアナリティクスを見ましょう。
Googleアナリティクスを見ることで、改善のヒントがつかめます。
とくに以下の項目は重点的にチェックしておきましょう。
- インプレッション数
- クリック数
- コンバージョン数
- ピンの保存数
ユーザーの反応がダイレクトに出る部分なので、定期的なチェックが必要です。
定期的にデータを分析・改善して、Pinterest広告の成果を高めていきましょう。
3. 適切なサイズと尺のピンを考える
Pinterest公式が推奨しているピンのアスペクト比は、2:3の長方形です。
正方形でも配信できますが、長方形の方が通常投稿に馴染むため向いています。
正方形は通常のピンよりも小さく見え、クリック率も下がりやすくなるので注意が必要です。
また、動画広告メインで配信するのであれば、ユーザーが飽きないように15秒程度の尺に抑えましょう。
このように使用するクリエイティブのサイズや尺も調整したうえで、Pinterest広告を配信するとより費用対効果が高まりやすくなります。
4. 出稿する目的を事前に明確にしておく
Pinterest広告を出稿する場合、インプレッション数、クリック数、コンバージョン数など施策の目的を選べます。
自社でどの点を重視したいのか明確にしておくと、広告のターゲットが定まりやすくなります。
目的を決めずに運用していると思ったような成果が出せず、結果的にコストを無駄に消費してしまう場合があるので注意が必要です。
これから料金を抑えてPinterest広告を出稿したいのであれば、事前に目的を明確にしたうえで運用を開始しましょう。
5. 競合環境が激しいキーワードを避ける
競合関係が激しいキーワードだと、出稿時に料金が上がってしまう傾向にあります。
競合関係が激しく、価格が高い場合は他のキーワードを選定しましょう。
人気が高いキーワードは競合との争いになることも多いため、避けた方が無難です。
とくに予算が限られているのであれば、キーワード選定を見直して運用してみましょう。
Pinterest広告を運用する際の注意点
Pinterest広告を運用する際の注意点として、以下の5つが主に挙げられます。
- ルールに則って運用する
- ビジネスアカウントを事前に作成しておく
- 事前にWebサイトを認証させる
- 審査時間を考慮する
- ターゲティングを絞りすぎない
トラブルなくPinterest広告を運用するためにも、すべて覚えておきましょう。
1. ルールに則って運用する
Pinterestはアカウントや広告運用に対して、厳格なルールを定めています。
ルールに従わずに運用を続けてしまうと、アカウントをBANされる可能性もあるので注意が必要です。
あくまでも一例ですが、以下のカテゴリは禁止されています。
- センシティブな健康や病気に関する情報
- 経済的、身体的、精神的な苦痛を含む、個人的問題
- 人種、肌の色、民族
- 宗教や哲学上の信仰や所属
- 性行動や性的指向
引用:Pinterest
公式から発表されているルールや表現方法に則り、広告運用を継続しましょう。
2. ビジネスアカウントを事前に作成しておく
ビジネスアカウントとは、Pinterestをビジネス目的で使う際のアカウントです。
通常アカウントと異なり、企業名やウェブサイトのURL、プロフィール画像などの基本情報、ビジネスの概要を入力できます。
広告運用を始める場合は、ビジネスアカウントを作成したうえでアドアカウントに変更することが必須です。
ビジネスアカウント作成からアドアカウントに変更する場合は、以下の流れで設定しましょう。
【ビジネスアカウントの作成手順】
- Pinterestのトップ画面で「無料登録」をクリックする
- 「ビジネスアカウントを作成する」をクリックする
- メールアドレスを入力して、パスワードを作成し、年齢を入力する
- 「アカウントを作成」をクリックする
- 「プロフィールを作成する」を入力した後は「次へ」をクリックする
- 「業種」を入力し「次へ」をクリックする
- 広告掲載を検討しているかどうかを選択し「次へ」をクリックする
- 始めたい項目を選択肢から選ぶか「xアイコン」をクリックしてPinterest ビジネスアカウントに移動する
【アドアカウントの変更手順】
- Pinterest のビジネスアカウントにログインする
- 画面上部の「広告」をクリックして「オーバービュー」を選択してアドマネージャーを開く
- 画面上部のアカウント名の横にある「下向きの山括弧アイコン」をクリックする
- 「新しいアドアカウントを作成する」をクリックする
- アドアカウント名を入力し、居住国を選択してから「お支払い情報を設定する」をクリックする
- メッセージが表示された場合「広告ガイドライン」を読んで同意する
- 新しいアドアカウントのお支払い情報を入力する
- 「保存」をクリックして変更完了
シンプルな手順で進められるので、広告を運用する際は事前に手続きを済ませておくのがおすすめです。
3. 事前にWebサイトを認証させる
事前にWebサイトのドメインを認証させると、以下のことが可能です。
- Pinterest以外のHPなどでのピンの設置
- Googleアナリティクスの機能拡張
- プロフィールへの認証マーク付与
よりデータ分析がしやすくなるので、Pinterest広告運用を行うのであれば事前に行っておきましょう。
認証手続きの流れは以下の通りです。
- Pinterestアカウントの管理画面から「ドメイン・アカウント認証」を選択する
- ウェブサイトの認証を選択する
- タグ設置やファイルのアップロードが完了した後に、サイトURLをPinterestへ入力、認証ボタンを押す
早ければ5分程度で終わるので、必ず事前に手続きを済ませておきましょう。
4. 審査時間を考慮する
Pinterest広告は出稿する前に、ガイドラインに準拠しているか確認するため広告審査プロセスを設けています。
審査には24時間ほどかかる場合があるため、登録してもすぐに出稿はありません。
また、24時間というのはあくまでも目安なので、さらに時間がかかる場合もあります。
本格的に運用する際は、審査時間を考慮したうえで設定を進めましょう。
5. ターゲティングを絞りすぎない
Pinterest広告で費用対効果を高めるためには、ターゲティングが重要です。
ただし、ターゲットを絞りすぎると広告の露出度が下がり、広告の成果が上がりにくくなります。
配信開始時は、ある程度広めのターゲティングで始めると良いでしょう。
効果測定をしながら調整していくと、より適切なターゲットにリーチできます。
まとめ:Pinterest広告の料金仕様はシンプル!競合が少ない今から始めましょう
Pinterest広告は2022年に始まったサービスなのでライバルが少なく、料金も抑えて運用できます。
課金形態や仕組みなどもシンプルなので、本格的な広告運用をしたことがなくても問題ありません。
ただし、Pinterest広告で費用対効果を抑えるためには、ある程度の工夫が必要です。
もし上手く運用する自信がないという場合は、以下のリンクからご相談ください。
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