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【最新版】部分一致とは?メリットや注意すべきポイント・おすすめケースを紹介

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部分一致とは

検索型連動広告は、広告文や説明文や広告表示オプションだけでなく、キーワードのマッチタイプが重要な鍵となっています。

キーワードのマッチタイプは3種類設定が可能です。

  • 完全一致
  • フレーズ一致
  • 部分一致

それぞれのマッチタイプの特徴を正しく理解し、キーワード設定することが大切です。

本記事は部分一致について、他のマッチタイプとの違いやメリット・注意すべきポイントなどについて知ることができますので、最後までぜひご覧ください。

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部分一致とは

結論、部分一致とは指定したキーワードだけでなく、その類義語や関連語句に対しても幅広く広告が表示されるキーワードの設定です。

部分一致の特徴として、

  • 関連語句や類義語、ユーザーの最近の検索内容も含まれる
  • キーワードの語順やキーワードの間の語句は関係ない

といったものがあります。

つまり、部分一致とは設定したキーワードに対して「似ているとシステムが判断したキーワードにも配信してくれる機能」のようなものだと言えます。

具体例として「大阪 病院」というキーワードを部分一致で登録した場合の挙動を紹介します。システムによる判断のため必ずしもこうなるとはいえませんが、これに近い挙動をしますので参考までにご覧ください。

【例】部分一致キーワード:大阪 病院
検索語句 配信有無(○×) 補足
大阪 オススメ 婦人科 婦人科は病院に含まれる
堺市 内科 堺市は大阪府の地名、内科は病院に含まれる
京都 病院 × 大阪府外のため基本的に表示されない
大阪市 コンビニ × 病院ではないため基本的に表示されない

他のマッチタイプとの違い

キーワードと同じ意味をもつ語句の検索に対して広告が表示される「完全一致」や、キーワードの意味を含む語句の検索に対して広告が表示される「フレーズ一致」。

部分一致が他のマッチタイプと大きく異なる点は、登録したキーワードに関連する語句に検索に対して広告が表示される為、一致率は低いものの、より広範囲に広告配信が可能な点です。

※ちなみに上記に加えていない「絞り込み部分一致」については、Google広告・Yahoo!広告ともに、2021年7月から廃止され、フレーズ一致に統合されました。 詳細は以下のリンクよりご確認ください。

フレーズ一致と絞り込み部分一致の変更について – Google 広告 ヘルプ

【検索広告】マッチタイプの一部変更について- Yahoo!広告

部分一致を設定するメリットは、CVにつながる新しいキーワードを見つけられること

部分一致の最大のメリットとして、CVにつながる新しいキーワードを見つけることができる点です。

広告配信の際、ユーザーがどのキーワードを検索したらCVにつながるか考えてキーワードを選定します。ただ配信後蓋を開けてみたら当初想定していなかった検索語句からCVが取れるということは多いです。

このようにキーワード選定から漏れた語句で検索しているユーザーの中にコンバージョンが見込めるユーザー層がいる可能性もあります。

そこで部分一致を使うことで、選定したキーワードではアプローチできないユーザーをターゲティングすることができるようになります。

また新しいキーワードを見つけていくことができる為、キーワードを選定する為の工数も削減が期待できます。

商材や業種にもよりますが、CVにつながると想定できるキーワードは部分一致でも入稿して、有効な語句を発見できると良いでしょう。

部分一致を設定する際に注意すべき3つのポイント

次に、部分一致を設定する際に注意すべき2つのポイントについて解説します。

除外キーワードや配信年齢・地域を設定して、意図しない検索語句への配信を防ぐ

他のマッチタイプよりも広範囲で広告配信できますが、自社の意図と全く関連の無い検索語句にも広告配信されるケースがあります。

例えば、「オムツ おすすめ」と設定した場合、赤ちゃん用だけでなく、介護用を検索したいユーザーにも広告表示されてしまいます。

このような事象を避けるために、除外キーワードとして「介護」を設定したり、配信する年齢層を子育てをしている年代に絞って配信するように設定したりすると良いでしょう。

広告費を早く消費する危険性があるため、部分一致にする語句を限定する

部分一致でキーワードのマッチタイプを設定すると、広告の表示範囲が広がるため、想定以上に広告が表示されて広告予算を思っていたより早く使い切ってしまう、というケースも考えられます。

本来なら獲得効果の高い完全一致のキーワードで配信機会を増やしたいのに、部分一致キーワードで確度の低そうな検索語句ばかりに予算を使ってしまっては本末転倒です。

部分一致に設定する語句はよく見極めて登録しましょう。

部分一致を使った方が良い3つのケース

続いて部分一致を使用した方が良いケースを3つご紹介します。

はじめて広告配信を行う場合

広告配信を始める前から、コンバージョン獲得キーワードを完全に予想することは難しいです。そのため、初めて広告の配信を行う場合は部分一致を含めるとよいでしょう。

メリットで説明した通り、当初想定していなかったキーワードでコンバージョンできる可能性があるからです。

キーワードの設定はいつでも追加・変更・停止が可能です。 最初は広い範囲で配信し、徐々に効率の良いキーワードに配信を絞ると、広告効果が更に期待できます。

主要商材が、いろいろな言い方を持つ場合

自社の主要商材がいろいろな意味を持つ場合、部分一致のマッチタイプ設定は有効に活用できます。

例えば、「コート」という言葉を、ユーザーはどのような言葉で検索するでしょう。

「コート」だけでなく「上着」「アウター」「防寒具」など、いろいろな言葉に言い換えられて検索される可能性があります。

これらの用語を事前に全てリストアップするのは工数もかかりますし、今後新しく使われる言葉が生まれてくることも考えられます。

このように様々な言い方を持つキーワードを部分一致として設定しておくことで、当初設定する際に漏れていた語句を見つけるきっかけにもなるでしょう。

自動運用を活用する場合

最近需要が更に高まっている「自動運用」を利用している場合も、部分一致の活用は非常に効果的です。

もちろん、フレーズ一致や完全一致を使った場合でも効果が出ますが、媒体の推奨設定としては「部分一致×自動運用」が非常に相性がいいです。

ただ、いきなり部分一致の導入は心配される方が多いと思います。そういう場合は、現状フレーズ一致で効果が出ているキーワードを部分一致で登録して運用するのがベストな運用です。

部分一致で効果が出るなら、そのまま運用進めればいいですが、最悪効果が悪い場合は止めることができるのでおすすめの方法です!

まとめ

部分一致とは、指定したキーワードだけでなく、その関連語句に対しても幅広く広告が表示されるキーワードの設定です。

関連語句に表示されることから、自社では思いしなかった新しいキーワードが発見できるメリットもあることから、はじめて広告配信を行う方や主要な商材がいろいろな言い方を持つ場合にオススメです。

その一方で自社の意図と全く関連の無い検索語句にも広告配信される可能性もある為、除外設定や配信地域の設定が必要となったり、マッチタイプとしては優先度が低く思った以上に広告費を消耗してしまう可能性もあるので、除外キーワードの設定やキーワードをたくさん設定しすぎないなどの注意が必要です。

キーワードは広告の成果に直結しやすい部分ですし、マッチタイプをしっかり考えた上で広告配信すると成果が倍増することもあります。

「なかなか成果が上がらない」「もっとユーザーの幅を広げたい」という方は、ぜひ部分一致も活用されてみてはいかがでしょうか。

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