2025年1月7日、LINEヤフー株式会社はYahoo!広告ディスプレイ広告(運用型)において、LINE広告およびLINE公式アカウントのオーディエンスデータを利用した広告配信サービスの実施を発表しました。
本記事では、Yahoo!広告ディスプレイ広告(運用型)で利用可能となる新サービスの概要と注意事項を解説します。
概要について
Yahoo!広告ディスプレイ広告(運用型)において、LINE広告およびLINE公式アカウントのオーディエンスデータを利用した広告配信ができるようになります。

LINE広告やLINE公式アカウントの幅広いデータをディスプレイ広告に利用することで、ディスプレイ広告の広告効果向上が期待できます。
Yahoo!広告ディスプレイ広告アカウントに接続済みのビジネスマネージャーを経由することで、同じビジネスマネージャーに接続済みのLINE広告またはLINE公式アカウントのオーディエンスデータを連携できます。
ビジネスマネージャー接続条件などの詳細は「ビジネスマネージャー・LINE公式アカウントへの接続について」よりご確認ください。
ディスプレイ広告に連携可能となるLINE広告とLINE公式アカウントのオーディエンスタイプは以下の通りです。
サービス名 | オーディエンスタイプ |
---|---|
LINE広告 | ・ウェブトラフィックオーディエンス ・IDFA/AAIDアップロード ・電話番号アップロード ・メールアドレスアップロード ・モバイルアプリオーディエンス ・画像クリックオーディエンス ・動画視聴オーディエンス ・類似オーディエンス |
LINE公式アカウント | ・ユーザーIDアップロード ・ウェブトラフィックオーディエンス ・メッセージクリックオーディエンス ・メッセージインプレッションオーディエンス ・リッチメニュークリックオーディエンス ・リッチメニューインプレッションオーディエンス ・チャットタグオーディエンス ・友だち追加経路オーディエンス ・予約オーディエンス |
なお、ビジネスマネージャーで作成したカスタムオーディエンスは連携対象外となります。
ビジネスマネージャー利用における注意事項
ディスプレイ広告のオーディエンスリスト種別に「ビジネスマネージャー」が新規追加されます。

リストの作成方法は「ビジネスマネージャー」リストの作成からご確認ください。
「ビジネスマネージャー」リストを広告グループに設定することで、LINEオーディエンスを利用した広告配信が可能になります。
「ビジネスマネージャー」の利用における注意事項は以下のとおりです。
- オーディエンスサイズが反映されるまでに最大3日ほどかかる
- 1つのYDAアカウントに対してリストの作成上限数は100件
- MCCアカウントへオーディエンスリストの共有不可(組み合わせも不可)
- オーディエンスリスト「類似ユーザー」は作成不可
- データ連携利用停止(データ連携停止による影響を参照)
まとめ
Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)における、LINE広告およびLINE公式アカウントのオーディエンスデータを利用した広告配信サービスの概要と注意事項を解説しました。
ディスプレイ広告にLINE広告やLINE公式アカウントの幅広いデータを利用すれば、ディスプレイ広告の効果向上が期待できます。
ぜひ、今後の広告運用にご活用ください。