- リスティング広告の種類が知りたい
- それぞれの特徴が知りたい
- どの広告がどんな商材に向いているのかも知りたい
Web広告ではリスティング広告が有名ですが、「検索連動型広告」と「ディスプレイ広告」の2種類があり、それぞれの特徴はまったく異なります。
そのため、宣伝したい商材に対して適切な広告を選択しないと効果が薄いということになりかねません。
そこでこの記事では、検索連動型広告とディスプレイ広告のそれぞれの特徴と、どんな商材がどちらの広告に向いているのかについて解説します。
この記事を読むことで、リスティング広告の種類について理解でき、自社の商材に最適なリスティング広告を選んで配信することができます。ぜひ最後までご覧ください。
リスティング広告の完全ガイドについてはコチラ⇩
【2023年最新版】リスティング広告とは?特徴や利用すべき状況などを解説
リスティング広告には2つの種類がある
リスティング広告には「検索連動型広告」と「ディスプレイ広告」の2種類あります。
それぞれの特徴は次の表にまとめたとおりです。
それぞれ広告表示場所や、配信方式などが異なるため、扱う商材や広告を配信する目的によってうまく使い分ける必要があります。
ここからは、検索連動型広告とディスプレイ広告それぞれの特徴や配信におすすめなシチュエーション・商材について解説します。
検索連動型広告
検索連動型広告は、GoogleやYahoo! JAPANなどの検索エンジンにユーザーが検索したキーワードに連動して表示される広告のことです。
検索連動型広告の特徴
検索連動型広告は、ユーザーが能動的に検索したキーワードと連動するため、すでに商材に興味を持っているような顕在層へアプローチすることに長けています。
顕在層へのアプローチが得意であることに加えて、下記のような特徴があげられます。
- 自分で好きなキーワードを設定できる
- クリック課金型で広告予算を調整しやすい
- クリック単価を自分で決められる
検索連動型広告に向いている商材
どのような商材がディスプレイ広告に向いているのかを紹介します。
検索ボリュームがある商材
検索連動型広告は、検索ボリュームが一定量見込めるキーワードに対して連動させることがおすすめです。検索ボリュームが多いキーワードであればターゲットユーザーに対してアプローチが可能です。
逆に、あまりにも検索ボリュームが少ないキーワードでは、検索結果に表示される数が少なくなってしまい、なかなか広告効果を高めることはできないでしょう。
認知度の低い新サービスや新商材、検索ニーズが少ないニッチな商材を扱う場合は、連動させるキーワードを工夫する必要があります。
粗利が高い商材
検索連動型広告は、高単価商品の訴求に向いています。
なぜならクリック課金型の広告である検索連動型広告では低単価の商材では元を取ることが難しいからです。
たとえば、1コンバージョン当たり利益が100円の商材があったとします。
この商品をリスティング広告で販売しようとした際に、1クリック当たり、60円の広告費がかかるとすると、2クリックされた時点で広告費が120円になり、1コンバージョンしたとしても20円の赤字となります。
一方、1コンバージョン当たりの利益が1000円の商材であれば、同じ広告費の場合17クリックで20円の赤字。すなわち、16クリックまでは黒字をキープできるのです。
粗利が低すぎる場合は検索連動型広告ではない別の方法でのアプローチをおすすめします。
緊急性が高い課題解決商材
緊急性が高い課題解決商材も検索連動型広告と相性がいい商材と言えます。
急を要する問題を抱えているユーザーは、すぐに問題を解決したいという意思が強く、比較検討に時間をかけたくないからです。
たとえば、鍵をなくしてしまい、「今すぐ開けたい!」と困って検索した場合、課題を解決する検索連動型広告が表示されるとコンバージョンしやすいのです。
このようにユーザーが急いでなんとかしたいと思うような商材に対して検索連動型広告は大きな効果を発揮します。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリ上の広告枠に表示されるテキスト形式やバナー形式の広告のことです。
ディスプレイ広告の特徴
ディスプレイ広告は商材に対して興味があるが、自分自身が気づいていない「潜在的ニーズ」を抱えている層に認知拡大できることが最大の強みです。
潜在層へ認知拡大が得意であることに加えて、下記のような特徴があげられます。
- テキストだけでなく画像や動画を使うことで視覚的に訴求できる
- リターゲティング(リマーケティング)が可能
- 細かくターゲティングができる
ディスプレイ広告が向いている商材
どのような商材がディスプレイ広告に向いているのかを紹介します。
衝動買いされやすい商材
ディスプレイ広告は、コスメやアパレルなどの低単価で衝動買いしやすいような商材と相性が良い傾向にあります。
ユーザーはWebサイトやアプリでたまたま目に飛び込んできた広告を見たことをきっかけに、商品を認知し、欲しくなり、購入するというステップを踏むのです。
そのため、扱っている商材が衝動買いを誘発できる商材である場合、ディスプレイ広告に向いているといえます。
購入までの検討時間が長い商材
高単価で比較検討期間が長い商材に対しても効果的です。なぜなら、高単価の商材は、広告を見たときに即決で購入に至らないからです。
たとえば企業で何かしらの高額な業務ツールを導入する場合、失敗しないために、長期的に検討し慎重に選択をする必要があります。
比較検討をする際に、そもそも自社の商材を認知されていなければ、比較対象の候補にすら上がらないですよね。そこで検討段階で何度もディスプレイ広告を見せることで、検討の候補から外れないように意識付けを行い、購入に繋げることができます。
まとめ
検索連動型広告とディスプレイ広告のそれぞれの特徴と、どんな商材がどちらの広告に向いているのかについて解説しました。
適切なリスティング広告を選び、配信することで、広告配信の目的を達成しましょう。