動画広告を作成した際、アイデアが絞り込めず数パターンできてしまったということはありませんか?
そんなときに、どちらの広告がより成果が見込めそうかを見極める作業が『動画テスト』です。
今回Googleのアップデートによってこの動画テストがよりシンプルに、より少ない動作で確実に行えるようになりました。
そこで本記事では、今回アップデートされたGoogle広告の動画テストについて解説します。
動画テストとは
動画テストとは、YouTubeで動画広告を流した際のパフォーマンスを比較できる機能のことです。
2つ以上の動画広告を同じ視聴者に向けて再生し、視聴者と相性がいい広告がどちらかを調べられます。
動画テストのパスには
- 基本:コントロールとパターン群の2つのアームで、変動要素はクリエイティブのみ
- 高度:10 個までの任意の変動要素をパターンでテストでき、「カスタム」とも呼ばれる
の2種類があります。
今回の更新での変更点
今回のアップデートによって、動画テストはたった数回クリックを行うだけでできるようになりました。
- 動画の比較検討テスト
- リーチに関するテストの設定
- クリエイティブによってキャンペーンに対する効果がどう変わるかの分析
- 広告視聴単価、コンバージョン単価、ブランド効果測定などの指標に与える効果の測定
などが可能で、結果に基づいてクリエイティブを最適化できます。
動画テストでクリエイティブによる成果のシミュレーションをすることで、どの動画がオーディエンス(視聴者)の心を最も捉え、高い効果が出るかを見極められるのです。
テスト設定は合理化
動画テストの設定もより簡単になりました。
既存もしくは新規のキャンペーンから対象となるキャンペーンを一つ選べば、複製が自動で作成されます。
そこに追加する動画アセットの内容を変えれば、簡単にバージョンが違う動画広告のテストができるというわけです。
より信頼できる結果
動画テストを行うことで、
- ブランド効果測定
- コンバージョン
- クリック数
- 視聴率に与える増分効果
の試算ができ、分析と改善に役立ちます。
いきなり実際の視聴者に向けて動画広告を流すより、まずは動画テストを行うことでシミュレーションしてみるべきでしょう。
まとめ
今回のGoogleアップデートで動画テストはより取り入れやすくなり、視聴者にとってどんな広告が効果的かが把握しやすくなりました。
テストの結果を踏まえて次の動画への施策もスピーディーに立てられれば、より早くPDCAを回していけるようになるでしょう。
ぜひ、今後の広告運用にお役立てください。