こんにちは、荻野です。
先日、弊社過去記事でもご紹介させていただきましたが、近年日本の動画広告市場は右肩上がりの成長率を見せており、2021年の市場規模は3629億円になると予想されています。今後はますます各企業でも積極的に動画広告が採用されそうですね!
さて、今回はこれから需要が増えるであろう動画広告について、各媒体の動画広告フォーマットと動画広告を始めるにあたって、まずはこれをクリアしておけばOKという入稿規定を表にまとめてみました。入稿規定については各媒体で推奨されている入稿規定と個人の運用経験を元にまとめております。
初めて動画広告を始めるWEB広告運用者様や、お客様へのアナウンス時にこちらの記事がご参考になりますと幸いです。
各媒体の動画広告フォーマットと入稿規定まとめ
Google広告(Youtube広告)の動画広告フォーマットと入稿規定
Google広告で配信される動画広告はYoutube上に動画をアップロードし、その動画URLを指定して広告の配信準備を始めます。Google広告の動画広告フォーマットと推奨される入稿規定は以下の通りです。動画素材の入稿規定については、動画素材をYouTube上にアップロードできればよっぽど問題はありませんのでご安心下さい。
動画広告フォーマット
引用:Google広告ヘルプ – 動画広告フォーマットの概要
- スキップ可能なインストリーム広告
- スキップ不可のインストリーム広告
- ディスカバリー広告
- バンパー広告
- アウトストリーム広告
- マストヘッド広告
推奨される入稿規定
動画素材(共通)
動画素材(動画広告フォーマット別)
コンパニオンバナー
- ファイル形式:JPG、GIF、PNG
- 縦横比:300×60
- 最大サイズ:150 KB
サムネイル画像(YouTube上にアップ時する際の推奨)
- ファイル形式:JPG、GIF、PNG、BMP
- 縦横比: 動画と同じ比率を推奨
- 最大サイズ: 2MB以下
Google広告の管理画面からサムネイルをアップすることはありません。Youtube上でのサムネイルのアップロード方法はこちらです。
※ディスカバリー広告のサムネイルは自動生成される 4 つのサムネイルから選択することになります
Yahoo!広告の動画広告フォーマットと入稿規定
Yahoo広告はGoogle広告とは異なり、Yahoo広告ディスプレイ広告の管理画面から入稿を行います。Yahoo広告の動画広告では動画内に主体者表記の記載、サムネイル画像の入稿が必須となりますのでご注意ください。動画広告フォーマットと推奨される入稿規定は以下の通りです。
動画広告フォーマット
引用:Yahoo!広告ヘルプ
- レスポンシブ動画
- PCブランドパネル動画
- スマートフォンブランドパネル動画
推奨される入稿規定
動画素材(共通)
動画素材(動画広告フォーマット別)
主体者表記の記載
動画の途中、または動画終了後の静止画面に 1または2のいずれかの掲載が必須となります。
- 会社名、ブランド名、商品名、サービス名のいずれかのロゴマーク(※商標登録されていないものを使用する場合は、会社名の記載も必要です)
- 「提供:○○」などの表記(※「○○」には、原則会社名を記載してください)
サムネイル画像
- ファイル形式:JPEG(RGBのみ)、JPG、GIF89a
- 縦横比: 180×180
- 最大サイズ: 3MB(※150KBを超える場合はファイルアップロード時に自動圧縮されます)
参考:Yahoo!広告ヘルプ レスポンシブ(動画)
参考:Yahoo!広告ヘルプ PCブランドパネル(動画)
参考:Yahoo!広告ヘルプ スマートフォンブランドパネル(動画)
Facebook広告/Instagram広告の動画広告フォーマットと入稿規定
Facebook広告/Instagram広告の動画広告も管理画面から入稿を行います。Facebook広告/Instagram広告の動画広告フォーマットは多数あるため、よく利用される動画フォーマットを抜粋してご紹介します。抜粋した動画広告フォーマットと推奨される入稿規定は以下の通りです。
動画広告フォーマット
引用:Facebook広告ガイド
- フィード広告
- ストーリーズ広告
- インストリーム広告(Facebook広告のみ)
推奨される入稿規定
動画素材(共通)
動画素材(動画広告フォーマット別)
サムネイル画像
- ファイル形式:JPG、PNG
- 縦横比: 動画と同じ比率を推奨
- 最大サイズ: 規定なし
※広告作成時のサムネイル画像の設定は任意となります。 設定しない場合はシステムが自動的にサムネイルを動画より抜粋する仕様です
Twitter広告の動画広告フォーマットと入稿規定
Twitter広告の動画広告も管理画面から入稿を行います。Twitter広告の動画広告フォーマットも多数あるため、よく利用される動画フォーマットを抜粋してご紹介します。抜粋した動画広告フォーマットと推奨される入稿規定は以下の通りです。
動画広告フォーマット
引用:
- プロモビデオ
- ビデオウェブサイトカード
- ビデオアプリカード
推奨される入稿規定
動画素材(共通)
動画素材(動画広告フォーマット別)
サムネイル画像
- ファイル形式:JPEG、PNG
- 縦横比: 動画と同じ比率を推奨
- 最大サイズ: 5MB
参考:
LINE広告の動画広告フォーマットと入稿規定
LINE広告の動画広告も管理画面から入稿を行います。LINE広告の動画広告フォーマットと推奨される入稿規定は以下の通りです。
動画広告フォーマット
引用:LINE Business Guide 2020年7月-12月期
- Card(カード)
- Square(スクエア)
- Vertical(バーティカル)
3種類の動画広告フォーマットの中でも「Card」は、タイムラインやLINE NEWS、LINE BLOG等、すべてのLINE広告の配信面に対応しています。LINE広告で初めて動画広告を配信される方は「Card」の広告フォーマットがおすすめです。
推奨される入稿規定
動画素材(共通)
動画素材(動画広告フォーマット別)
サムネイル画像
- 自動生成されます
まとめ
いかがでしたでしょうか?
各媒体で提供されている動画広告フォーマットとその入稿規定を遵守し、動画素材を作成することで配信準備の段階で躓くなんてことはなくなります。動画の長さに迷った場合は「15秒」にしておけば大体どの媒体にも流用することができるためおすすめです。動画広告をご自身で入稿するタイミングやお客様へのアナウンス時にこちらの記事がお役にたちますと幸いです。
以上、荻野でした。