本日は、2020年7月15日(水)にGoogleからリリース情報があがりました、レスポンシブディスプレイ広告の新デザインを2つご紹介したいと思います。
広告運用者のみなさんなら、レスポンシブディスプレイ広告はすでにバッチリ使いこなしているであろうということで、今回は設定方法等については割愛させていただきます。
その① 新デザインが登場しました
まず1つ目に、レスポンシブディスプレイ広告に追加される、3つの新デザインをご紹介します。
上図が、今回追加された3種類のレスポンシブディスプレイ広告のデザインとなります。ぱっと見、どのパターンもきちんとデザインされたバナー画像のように見えますよね…これはクオリティがかなり高い…!これらは、広告の訴求力と見た目の美しさを適切なバランスで表現できるよう、Googleさんが研究に研究を重ね生み出されたデザインのようです。
※画像:Google公式ヘルプより引用
確かに、従来のデザインと比較をしてみるとよくわかるのですが、従来のレスポンシブディスプレイ広告は「せっかく画像を登録したのに画像が縮小され、やたら広告が真っ黒になってしまう」というデザインがいくつかあり、個人的には「う~ん」と思うことがありました。
この新デザインの導入により、お客様の商品を今までよりもさらに全面的に表示することが可能となりました。Googleさんの狙い通り、商品のアピール力がかなり高まりそうですね!また、広告の見た目に関しても、今までの半分以上が黒に染まっている状態からかなりスタイリッシュになったため、ユーザーの目を惹きやすくなるのではないでしょうか?
こちらの新デザインですが、公式ヘルプには7月中リリースとの記載がありましたが、私のアカウントではまだ見かけることができておりません…。過去の新機能リリースのように、一部のアカウントから随時全体に適用されていく仕様でしょうか?早く実際に試してみたいなぁとワクワクしております。
その② 動画広告が自動生成されるようになりました
2つ目に、レスポンシブディスプレイ広告で、動画広告を自動生成できるようになりましたのでご紹介させていただきます!せっかくなので実際の動画広告を掲載した上でご紹介をしたいのですが、容量の関係上、こちらからご確認ください。
サンプル動画からわかるように、登録した画像やロゴ画像をテキストとうまく組み合わせ、スライドショー形式で表示しているようです。このように広告に動きが入ることで、画像とテキストが並んでいるだけの広告よりもかなり目立ちそうですね!
こちらの動画広告ですが、作成するにあたって特別必要な素材も工程もなく、通常のレスポンシブディスプレイ広告を作成すると、条件を満たしていれば自動的に配信が可能となります。
また、その条件についても
- ロゴ画像
- 3つの横向き(1.91:1)の画像、もしくは4つの正方形(1:1)の画像
- テキスト
といった、従来のレスポンシブディスプレイ広告を作成する際に必要なものがあればOKのようです。準備する画像の数が多少多くなってはしまいますが、画像広告だけでなく簡単に動画広告の配信を行うことができるようになるため、導入をおすすめさせていただきます!
注意
下記のような場合は、条件を満たしていても動画が自動生成されないようなのでご注意ください。
- 画質が悪い(画像が不鮮明、テキストが多すぎる)
- 人種差別的な画像や猥せつな画像など、許可されないコンテンツが使用されている
- 枠線付近にテキストやロゴがある
- 画像が重複しているか、非常に類似した画像が複数使用されている
- 途中で行替えが必要となるような非常に長い単語が使用されている
また現在の仕様では、レスポンシブディスプレイ広告の配信実績を広告フォーマットごとに確認することができません。そのため、動画広告のみの配信実績を見ることももちろんできません。
上記をふまえた上でのご提案を行いましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
先日弊社ブログでご紹介させていただいた、YouTube用の動画作成ツール『YouTube Video Builder』など、昨今、手軽にお金をかけずともおしゃれな画像や動画を作成できる機能が続々とリリースされています。「動画広告の配信をしたいけど、動画を作成する余裕がない…」「おしゃれな画像を作る手間暇がかけられない…」なんてお悩みの方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
我々運用者も「素材がないなら画像だけの配信ですね!」ではなく、使える機能はどんどん積極的にご提案し、お客様にとってより良い配信が行えるよう心がけていきたいですね。
【参考:Google広告ヘルプ】
レスポンシブ ディスプレイ広告の新しいデザイン
レスポンシブディスプレイ広告における動画の自動生成について
レスポンシブ ディスプレイ広告のアドバンス フォーマット オプションについて