本日は、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)で設定可能な「オーディエンスカテゴリー」についてご紹介させていただきます。
オーディエンスカテゴリーとは?
「オーディエンスカテゴリー」とは、特定のカテゴリーに興味・関心を持ったインターネットユーザーに対し、広告を配信するターゲティング機能です。本機能は旧YDNの「インタレストカテゴリーターゲティング」に代わって提供開始されたターゲティング手法となります。
従来のインタレストカテゴリーと違い、インターネットユーザーを「興味関心」と「購買意向」の2つのカテゴリータイプに分け、それぞれのユーザー層へアプローチを行うことができます。
【参照】Yahoo!広告ヘルプ
新しい管理画面での入稿方法については、前回記事にてご紹介していますので合わせてご確認ください。
カテゴリータイプについて
カテゴリーは2種あり、以下のような違いがあります。
興味関心
商品やサービスに興味関心を示しているユーザー(潜在層)に対して広告を配信します。潜在顧客の集客、ブランド認知を目的とするカテゴリータイプです。興味関心がベースとなり、従来の「インタレストカテゴリー」のような活用が想定されますね。
購買意向
商品の検索やカートに入れるなどの購買検討を行っているユーザー、もしくは旅行や結婚などの計画を立てているユーザー(顕在層)に対して広告を配信します。見込み顧客へのアプローチを目的とするカテゴリータイプです。こちらは、従来のYDNでは設定できなかった、積極的な購買意向のあるユーザーを狙えるターゲティングとなります。
上記のような違いがあり、Google広告における「アフィニティカテゴリ」「購買意向の強いオーディエンス」と同じような活用が行えそうですね。「アフィニティカテゴリ」「購買意向の強いオーディエンス」に関わる弊社過去記事も合わせてご確認ください。
設定できるターゲティング内容
オーディエンスカテゴリで設定できるできる内容は以下となります。
興味関心
- ショッピング
- 旅行
- 銀行・金融
- ゲーム …など
趣味趣向といった広めのターゲティングが多く、潜在顧客の集客、ブランド認知を行いやすいラインナップです。
購買意向
- 食品・飲料
- アウトドア、釣り、旅行用品
- 家電、スマホ、カメラ
- ビジネスサービス
- 求人 …など
具体的な商材が多く、見込み顧客へのアプローチを行いやすいラインナップです。
2020年4月2日時点での全ターゲティング一覧をまとめてみました。項目数が多いため以下ファイルにてご確認ください。
注意点
活用する上で、以下の注意点があります。
- 旧YDN管理画面では、作成・編集が行えません
- 旧YDN管理画面で作成したキャンペーンでは実装できません
旧YDNで作成したキャンペーンの流用はできないため、再入稿またはキャンペーンの変換が必要ですので注意しましょう。キャンペーンの変換については、以下ヘルプでご確認ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。実装されたばかりの機能ですが、従来のターゲティングよりも配信目的に応じた広告配信に役立ちそうですね!新しい管理画面で、ちょっと気が引ける部分もありますがしっかりと使いこなしていきたいですね。