ファインド広告で成功している事例を、業界ごとに紹介します!
- 「ファインド広告を検討してるけど、配信事例ってあったりするの?」
- 「ディスプレイ広告との違いは?コンバージョンは獲得できるの?」
と言った悩みを解決できる記事になっています。
リスティング広告の配信手法の一つでもあるファインド広告。
ディスプレイ広告と同様に、バナーを用意して認知拡大に向けた配信と、問い合わせ拡大に向けた配信が可能です。Cookie規制にも対応した形で、積極的に導入する広告主様も増えています。
ディスプレイ広告は個人ブログなどにも出稿がされますが、ファインド広告はYouTube、Gmail、Googleディスカバリーと、Googleが所有するアプリケーションに配信されます。
Googleアカウントのデータには、各々の検索履歴や興味関心データが蓄積されています。各Googleアカウントのデータを元にYouTubeやGmailといったGoogleのアプリケーションへ配信がされるため、必然的に従来のディスプレイ広告よりもターゲティング精度が高いと言えるでしょう。
近年、個人情報の取締規定が厳格になったことで、リマーケティング配信効果の衰退を感じる方は少なくないはずです。しかし、ファインド広告の配信は、Googleアカウントが所有する緻密なデータを活用して配信可能。認知拡大だけでなく、検索広告のような刈り取り配信を考えている方にはおすすめでしょう。
そこで今回は、弊社のファインド広告の配信事例を一挙大公開。
ファインド広告導入を検討されている方は、ぜひ、本記事を参考にしてみてください。
※2023年8月最新情報
ファインド広告がデマンドジェネレーションキャンペーンへアップグレード!気になる詳細内容まとめ!
デマンドジェネレーションキャンペーンとは?【Google広告】
1.ファインド広告とは?【web広告の次なる一手】
ファインド広告とは、1つのキャンペーンでGoogle検索アプリのディスカバリ、Gmail、YouTubeといったGoogleの各プロダクトに広告配信ができるものです。
近年、リスティング広告やディスプレイ広告と同様に、注目度が上がっている媒体の一つ。google広告の代表格でもある検索広告で成果が安定しつつあるなら、ファインド広告の配信も選択肢に入れるのも1つです。
ファインド広告の特徴・概要を解説【2023年版】
画像引用:https://www.blog.google/products/ads/discovery-ads/
Cookie規制が厳格になったことで、メディアサイトなどに掲載されるディスプレイ広告とは異なり、ファインド広告は個人のGoogleアカウント内の検索履歴情報データを元に配信されます。
Googleアカウントに紐づけられている検索履歴のデータを元に、Googleディスカバリやgmail,YouTubeに興味関心が強いおすすめコンテンツとして掲載。広告も同様なターゲティングが実施されています。
2.ファインド広告のメリットとは?
- 普段から使用頻度の高いアプリを使うユーザーが多い
- リマーケティングに近い形で配信可能
- 検索広告では狙えないユーザーへ配信可能
ファインド広告配信のメリットは上記の3つです。
ディスプレイ広告の代替として認知拡大と問い合わせ拡大が可能。
cookie規制から、ポスト・リマーケティング配信も期待できます。
下記より、詳しく解説していきます。
①普段から使用頻度の高いアプリを使うユーザーが多い
画像引用:https://lab.testee.co/youtube_2021#YouTube-2
画像引用:https://news.mynavi.jp/techplus/article/20210115-1643969/
無数のメディアサイトなどに掲載されるディスプレイ広告ではなく、Googleのアプリケーションに配信がされるファインド広告。認知度向上やお問い合わせ数拡大などを考えた時に一見、ブログなどのサイトに掲載される方がよいのでは?と考える方は多いでしょう。
ファインド広告のメリットとしては、利用者が多い且つ使用頻度も高いアプリケーションへ広告が配信されることです。
多くのユーザーが集まるプラットフォームへ、Googleアカウントに紐づいている各々の興味関心情報を元に、バナーが配信されます。
メディアサイトなどに掲載されるようなものとは違って、興味関心が強い且つコンバージョン獲得が狙えそうな層へアプローチができるため、ディスプレイ広告よりも認知拡大だけでなく刈り取り配信が可能です。
メディアサイト1つを取っても、アクセス数が莫大なものから、月間アクセス数は数回のものもあったりしますよね。しかし、ファインド広告が配信されるGoogleのアプリケーションは上記データにもある通り、利用者数は多く、利用頻度も高いユーザーが多いのが特徴です。
また、各々のGoogleアカウントに紐づいた興味関心データをもとに配信がされるため、広告効果が高い配信が見込めます。
②リマーケティングに近い形で配信が可能
個人情報保護の流れによりcookie情報の利用が厳格になっており、リマーケティング配信の衰退と配信終了となる日が近づいています。
リマーケティング配信の打開策として、ファインド広告では、日頃から使用しているGoogleアカウントに紐づく興味関心データをもとに配信ができます。そのデータを元にユーザーが集まるプラットフォームの中で、質の高いターゲティング設定でコンバージョン獲得に繋がりやすいユーザーへ配信が可能です。
③検索広告では狙えないユーザーへ配信可能
検索広告でコンバージョンを獲得できるのは、ユーザーが何かしらの意図を持っているためです。ファインド広告では、何かしらの意図を持つ前の、比較検討や認知前のユーザーのお問い合わせ数拡大に向けた配信ができます。
例えば、カスタムオーディエンス設定で、実際に検索広告を配信して、コンバージョンへ繋がったキーワードや検索クエリの情報を登録して、ファインド広告に紐づかせたりすることで、検索広告では刈り取りができなかった層へのアプローチが可能です。
3.ファインド広告のデメリットとは?
- 配信面の指定はできない
- 機械学習期間は日予算を超過するケースがある
- キャンペーン構成によっては機械学習失敗→再入稿が必要になる
ファインド広告はメリットがある反面、同時にデメリットもございます。実際にあった事例なども併せて下記より解説していきます。
①配信面の指定はできない
ファインド広告では、媒体側の機械学習データを用いて配信がされるので、YouTubeのみ、もしくはGmailのみといった限定配信はできない仕様です。
コンバージョン獲得が取りやすいと媒体側が判断するため、広告運用担当者はコントロールができない旨を把握しておく必要があります。
また、スマホやPCのみのデバイスの指定や、ディスプレイ広告のように、関連性の高いサイトに広告を表示させるコンテンツターゲティングなどはできない仕様となっているので注意しましょう。
②機械学習期間は日予算を超過するケースがある
ファインド広告を配信開始すると、機械学習期間に入ります。各入札タイプにあわせて、媒体側で学習が実施されるため、日予算以上に予算が消化されたりする可能性も。
配信が不安定な状態になるため、広告の表示回数のブレが大きくなります。
③キャンペーン構成と予算によっては機械学習失敗→再入稿が必要になる
アカウント構成と月額予算によっては、媒体側の機械学習が失敗します。
複雑のアカウント構成で配信が実施されていたりすると、機械学習の促進ができず、機械学習期間終了後、予算を引き上げても広告の表示回数に伸び悩むことが生じてしまいます。
検索広告のように刈り取りもできなければ、認知拡大もできない中途半端な形となってしまうため、無駄に予算を少しずつ削ってしまっている状態になってしまうことも。
機械学習期間はできるだけ放置して、観測することを心がけましょう。
4.ファインド広告の入稿手順について解説
- ①新しいキャンペーンを作成
- ②キャンペーン目標を選択
- ③ファインドを選択
- ④リンク先とキャンペーン名を選択
- ⑤地域・言語・コンバージョン単価設定
- ⑥日予算設定
- ⑦配信開始日設定
- ⑧オーディエンス設定
- ⑨画像とロゴを入稿
- ⑩広告見出し作成
- ⑪説明文入稿
- ⑫キャンペーン公開
ファインド広告をゼロから作成して、公開までの手順は上記の通りです。
2022年12月現在、Googleエディターでは新規入稿ができません。新しく作成する際は、広告アカウントから設定をする必要があります。
実際に、弊社のテスト広告アカウントを用いてファインド広告の入稿をしてみました。入稿手順にお困りの方は、下記に沿って入稿を進めていきましょう。
①新しいキャンペーンを作成
キャンペーンの画面を開き、「+」ボタンをクリック。クリックすると「新しいキャンペーンを作成」が出てくるので選択しましょう。
②キャンペーン目標を選択
ファインド広告を配信する目的は、多種多様かと思います。配信における目的に沿って、選択をしましょう。
③ファインドを選択
配信目的を選択後、配信手法が一覧で表示されます。今回はファインド広告の入稿となるので、「ファインド」を選択しましょう。
④リンク先とキャンペーン名を選択
配信手法の「ファインド」を選択後、広告配信におけるリンク先を入れる設定欄が表示されます。
配信におけるランディングページとなるので、リンク先の設定ミスに気をつけて入稿しましょう。
キャンペーン名はデフォルト表示のままで問題はございません。
しかし、既にアカウント配下にあるキャンペーン数が10個以上であったり、ファインド広告をキャンペーン別で分けたいという場合は、判別しやすい名称を入力してください。
⑤地域・言語・コンバージョン単価設定
キャンペーン名を選択した後、次はターゲティングや入札設定になります。今回のファインド広告配信におけるターゲットエリアや言語を選択して、許容値となるコンバージョン単価の設定を進めましょう。
⑥日予算設定
コンバージョン単価を設定した後、今度は日予算設定に進みます。
日予算設定のポイントは、狙ったコンバージョン単価に見合った媒体が推奨する日予算を設定するようにしてください。
基本的に、推奨日予算じゃなくても配信は可能です。
しかし、ファインド広告の新規配信では、日予算が低い場合、広告が表示されない状態が続くケースがあります。
日予算があまりにも低いと、媒体側の機械学習が稼働せず、認知拡大にもならない配信となってしまうため、予算を無駄に消化してしまう可能性がございます。
機械学習を促進させるためにも、エンジンをかけるように、日予算を媒体が推奨する値にする方がよいかもしれません。
⑦配信開始日設定
日予算設定後、今度は配信開始日設定です。
配信開始日を設定して、最後に公開を押すと、キャンペーン開始状態で保存されます。
入稿内容再確認であったり、配信開始日が明確に決まっていない場合は、ファインド広告設定後、最初のキャンペーン画面に戻って開始OFFの状態にしておく必要がございます。
⑧オーディエンス設定
従来のディスプレイ広告のようなオーディエンス設定は、入稿を進めていくと上記の画面に移ります。多種多様な興味関心情報を選択することができるため、狙ったユーザー層へアプローチができるように設定を進めていきましょう。
⑨画像とロゴを入稿
オーディエンス設定を完了した後は、今回の配信におけるバナー画像とロゴを入稿しましょう。
⑨ファインド広告のバナーサイズに関して
画像形式 | アスペクト比 | 推奨サイズ | 最小サイズ |
---|---|---|---|
横向き画像 | 1.91:1 | 1200×628 | 600×314 |
スクエア画像 | 1:1 | 1200×1200 | 300×300 |
縦向き画像 | 4:5 | 960×1200 | 480×600 |
スクエアロゴ | 1:1 | 1200×1200 | 128×128 |
参照:ファインド キャンペーンを作成する(Googleヘルプ)
最大15個の画像を設定ができます。ファインド広告ではロゴ画像が必須となるので気をつけてください。
⑩広告見出し作成
バナーとロゴを入稿した後は、見出しを作成していきましょう。
見出しを作成するにあたり、できるだけ広告の評価を高めることで、表示がされやすい、クリック単価が抑制されるといった傾向に向かいます。
既に検索広告でレスポンシブ検索広告を配信されている場合は、配信成果が出ている見出しをファインド広告にも取り入れていきましょう。
⑪説明文入稿
広告見出しと同様に、ファインド広告には説明文を設定しないといけません。
広告評価が高くなるように、説明文も検索広告で配信実績がついているものを入稿するとよいでしょう。
⑫キャンペーン公開
広告クリエイティブの設定が完了後、「キャンペーン公開」を押せば設定完了です。
ただし、前述したように開始状態になるため、明確に配信スタートが決まっていない場合は、キャンペーン画面に戻ってオフの状態にしてください。
記事の詳細はこちらから!
【公認の代理店が解説】ファインド広告の入稿規定・入稿方法について解説!
5.ファインド広告の効果は?弊社が取り扱う各業界の配信事例をご紹介
①住宅業界×ファインド広告配信事例
ファインド広告配信の詳細状況
広告費 | 導入後のCV数 |
7万円/月 | 15CV 上昇 |
建売住宅のお客様で配信。各ブランドに分けてアカウントを作成して運用中のお客様です。各アカウントの平均CV数は10件~15件を獲得できています。
何かしらの意図を持って検索するユーザーの層は、ブランドに対する絶対的なファンであったり、問題解決のためにインターネットで調べます。いわゆるググるというやつですね。
検索広告はそれらのユーザー層に広告を配信することで、お問い合わせ拡大が狙えます。興味関心がない時点で検索広告が表示されていてもお問い合わせ数アップには繋がりません。
住宅は、一生に一度しか購入しない商材です。検索広告と同様に屋号名の認知力、ブランド名の知名度向上も併せて実施しないと成果拡大が難しいといえるでしょう。
その中でもファインド広告は、住宅関係に興味関心を持っているユーザー層に広く確実に配信ができるプロダクト。ファインドで刈り取りができなかったとしても、検索広告やP-Maxをあわせて配信することで、で取りこぼしをカバーすることができました。
②音楽業界×ファインド広告配信事例
ファインド広告配信の詳細状況
広告費 | 導入後のCV数 |
3.5万円/月 | 6CV 上昇 |
検索広告で刈り取り配信ができており、相乗効果を生み出すために、ディスプレイ広告やP-Max広告などの配信も実施しているお客様です。
あらゆる配信手法の1つとして、ファインド広告を3万円~4万円で配信しており、コンバージョンも獲得ができています。
③雑貨業界×ファインド広告配信事例
ファインド広告配信の詳細状況
広告費 | 導入後のCV数 |
15万円/月 | 18CV 上昇 |
P-Maxと一緒に配信を実施することで、機械学習効果を効率的に促進。
ファインド広告経由のCV数は20件近くまで獲得できました。お客様の満足度も高く、ビジネス成長へと繋がっています。
④飲食業界×ファインド広告配信事例
ファインド広告配信の詳細状況
広告費 | 導入後のCV数 |
7万円/月 | 23CV 上昇 |
InstagramのUGCで集客するのが飲食店のマーケティング戦略として主流になりつつある昨今、Googleのファインド広告経由で最適なオーディエンスへ配信し、コンバージョン獲得へとつなげることができました。
コロナ禍で競合が多い都心部でビジネスを展開するお客様ですが、P-Maxと一緒にファインド広告も導入したことにより、企業成長の促進となっております。
⑤学校業界×ファインド広告配信事例
ファインド広告配信の詳細状況
広告費 | 導入後のCV数 |
5万円/月 | 4CV 上昇 |
ディスプレイ広告と動画広告による認知配信をメインに配信をしていましたが、お問い合わせ拡大も狙った配信戦略への切り替え提案を実施。
いただいた予算を成果へ繋げられるようにファインド広告を配信し、認知拡大だけでなくCV数アップへと繋げることができました。
6.P-MaxやSNS広告を配信しているならファインド広告もおすすめ?
P-Maxを配信している場合
既にP-Maxを配信している場合、蓄積された機械学習データはファインド広告にも使えます。
Google担当者によると、ファインド広告とP-Maxで使われる機械学習データは共通のもので配信がされるとのこと。
P-Maxとファインド広告を同時配信していれば、機械学習データの蓄積がより促進され、パフォーマンス拡大が狙える事例もあるのだとか…。
既にP-maxを配信している場合は、ファインド広告も同時に配信してみるのもよいかもしれません。
P-Maxの事例に関してはこちら!
【徹底解説】P-MAXの広告効果は?メリット・デメリットや弊社の事例もご紹介!
SNS広告を配信している場合
クリエイティブが肝であるinstagram(facebook)広告を配信していてCV寄与が高いという場合はファインド広告がおすすめです。
なぜなら、ファインド広告はクリエイティブをユーザーに見せて、webサイトへ行動を誘導するプロダクトの1つ。
つまり。sns広告で成果が獲得できている場合、ファインド広告での成果獲得も視野に入れることができるからですね。
特にinstagram(facebook)広告に関しては、クリエイティブの鮮度がCV獲得の肝と言われております。
あらゆるクリエイティブアセットやカルーセル配信を試みて、ユーザーへのリーチ数やCV数が向上したものがあれば、
ファインド広告でも活用をしてみるのも1つです。
クリエイティブと合わせて入稿するテキスト(コピーライティング)は、SNS広告と同様のものを入れてあげると、
ターゲットユーザーにとっては、”既視感”が生まれて、サイトへの誘導だけでなくCV獲得も視野に入れることができます。
SNS広告を回しているということであれば、配信で成果の出たクリエイティブをファインド広告用にサイズフォーマットに制作して稼働してみてください。
クリエイティブは自社?委託会社で制作?
クリエイティブはどのように制作すべきか迷う広告主様も多いと思います。
結論、クリエイティブ制作に関しては、なるべく委託ができる会社にお願いするのがよいでしょう。
制作は1つ作るだけでもかなりの工数がかかります。
今では手軽にバナーは作成ができるようになりましたが、専門で制作しているところと片手間で作成しているところでは雲泥の差です。
業務を委託するため、コストがかさんでしまいますが、
複数枚制作でなるべく短納期でも対応してもらえそうな制作会社へ依頼をかけるようにしましょう。
ファインド広告を検討されている方は、委託を考えてみてください。
7.どのように運用すべき?運用方法を解説
まずは鉄板プロダクトで成果安定化
- google検索
- Yahoo!検索
ある程度の認知獲得ができている場合は、検索広告における成果安定化を図るようにしましょう。
なぜなら、当たり前ですが、売上に直結する層を確実に刈り取らなければ、企業がマーケティング活動を存続できない自体に陥ってしまうからです。広告費が掛かるため、CPAやその先の売上を立てるところからスタートしましょう。
過去にSNS広告やテレビCMといった認知媒体を実施していたり、ユーザー認知のあるブランドということであれば、まずは売上に直結する旨味のあるマーケティングファネル層を攻めることが重要です。
また、google検索は機械学習を最適化していく上で、膨大な予算 or 配信実績によって成果が変わります。マーケティングのフェーズ、企業のキャッシュ状況、媒体の仕様面から考えて、検索広告からスタートすることがポイントです。
ファインド広告を検討している方は、今配信している検索広告の成果を確認して、限界CPAから余裕があるということであれば、新たな一手として考えてみましょう。
SNS広告で認知向上
検索広告におけるCV獲得が安定化したという方は、次なる一手として、新規ユーザー獲得のため、認知媒体に着手しましょう。
購入層は、遅かれ早かれ、検索広告を配信していると枯渇していきます。枯渇すると、検索するユーザー数が必然的に減少し、最終的にはCPAが見合わない状況になっていきます。
検索広告でCV獲得した後に、次に出てくる課題は、新規ユーザーの拡大です。新規層を広げることで、購入層やお問い合わせ層を増やして、将来における有望顧客を育てていく必要があります。
instagramなどのSNS媒体を用いて配信を実施し、認知獲得がポイントです。
SNS広告でCV獲得ができていればファインド広告を検討
SNS広告は検索広告とは違って認知系媒体です。
なぜなら、検索をしようとしているユーザーに配信をするといった「プル型営業」ではなく、一部検討をしていない層へアプローチを実施するため、「プッシュ型営業」のようになるため、CV刈り取りではなく、認知となってしまうからです。
しかし、クリエイティブの質であったり、ターゲティング精度が高ければ、CV獲得もできる媒体は存在します。CV獲得ができていれば、クリエイティブがユーザーにとって行動喚起させるものだったケースが考えられますよね。当たったクリエイティブ、バズったクリエイティブをファインド広告に活用しましょう。
SNS系で認知だけでなくCV獲得ができている場合、ターゲティング精度があらゆる媒体の中でも優秀と言われるgoogleのファインド広告でも当たる可能性は考えられます。
鉄板プロダクトである検索広告、第二の矢としてSNS広告を配信、そして第三の矢としてファインド広告の配信を検討してみましょう。
8.まとめ:認知拡大&問い合わせ数拡大ならファインド広告がおすすめ
ディスプレイ広告と同様に、バナーを用意して配信ができるファインド広告。YouTube、Gmail、Googleディスカバリーと、Googleが所有するプロダクトに配信される広告プロダクトです。
近年、運用型広告では、個人情報の取締規定が厳格になったことで、リマーケティング配信の衰退が見え始めています。ファインド広告では、Googleアカウントが所有する緻密なデータをもとに配信可能。認知拡大だけでなく、検索広告のような刈り取り配信を考えている方にはおすすめです。
ファインド広告のメリットは、
・普段から使用頻度の高いアプリを使うユーザーが多い
・リマーケティングに近い形で配信可能
・検索広告では狙えないユーザーへ配信可能
といった上記の3点。
ユーザーの多いプラットフォームに、各々のGoogleアカウントに紐づいた興味関心データをもとに、Google広告の機械学習により、最適なターゲティング配信ができます。検索広告に限界を感じている場合は、次の一手としてファインド広告を検討してみるのよいでしょう。
しかし、ファインド広告では、配信面の指定はできない上に、機械学習期間は日予算を超過するケースや機械学習失敗で配信ができなくなることもしばしば見受けられます。ファインド広告を実施する場合は、トライアンドエラーを含めて配信をしてみるとよいかもしれません。
検索広告だけでなく、次の一手として考えている広告主様にはおすすめの手法です。ぜひ、ファインド広告の導入を検討してみてください。