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オークション分析、ちょっと知っておきたい注意点【Google AdWords】

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更新日:

今回は、オークション分析を利用する際の注意点をまとめます。

なお、オークション分析レポートの概要はコチラの記事を参照ください。
http://quartet-communications.com/info/listing/17018

グーグルの検索情報のみを利用している

オークション分析レポートが参照しているデータは、グーグル検索の情報のみとなります。
つまり、検索パートナーのデータは対象外です。

検索パートナー

 

すべての検索結果を用いているわけではない

下記画像のオレンジ下線、「合計表示回数の◯◯%」を使用している、とあります。

合計の

「◯◯%」は、グーグルがシステマチックに統計的有意を判断した数値、を指します。
つまり、すべての表示データを基底にしているわけではない、ということです。
ですので、細かい数値を追うより、おおまかな流れを追う、といった使い方が良いでしょう。

一定以上のアクティビティが必要

オークション分析を用いるためには、該当するキーワード等が、一定以上のインプレッション数と、統計的有意と判断されるデータの蓄積があることが条件となっています。

アクティビティ

例えばインプレッション数が2,000を超えていても、統計的に有意とはいえないデータの散らばりがあったりすると、オークション分析を利用することはできません。
反対に、インプレッション数が200程度であっても、データとして統計的に有意であれば、利用は可能です。
(※これらの明確な数値は公表されていません)

複数のキーワード、広告グループを選択するときは要注意

以前は1つのキーワードに対してのみオークション分析が使用できましたが、現在は複数のキーワード、複数の広告グループ、複数のキャンペーンでも使用が可能となっています。

選択

ただし、複数の項目をまとめて使用するときは、以下の点に注意が必要となります。

  • 一定以上のアクティビティがないものを含んでいないか

例えば上記画像の2項目のうち、片方のアクティビティが不十分ならば、そのデータはオークション分析には反映されません。
実際には1つのデータしか反映されていなくても、下記画像のように「◯◯個」と表示されるので注意しましょう。

2個のキーワード

  • 異なる方向性を持つキーワードを含んでいないか(特にキャンペーンでの利用時)

同じキャンペーン内に「パイロット 就職」「バイク 通販」のようなキーワードが含まれていた場合、それぞれのキーワードの競合となる広告主が異なる可能性が非常に高く、競合を調べるには適していると言えません。
キャンペーン自体に含まれるキーワードの方向性が似ているのであれば、キャンペーンごとのオークション分析も利用価値があるかと思われますが、そうではないのであれば、個別に確認しましょう。

ディスプレイのオークション分析は利用不可

最後にディスプレイでのオークション分析、実は未実装です。
選択した場合、十分なアクティビティがないと表示はされますが、システム上、対応していません。

ディスプレイ

まとめ

オークション分析レポートは解説の少ない機能で使いづらいと思われる方もいるかと思いますが、注意点を知ることで、ちょっとした使い道を見い出す一助になれば幸いです。

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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