アンカーテキストとは、リンクとしてクリックできる文字の部分のことで、リンク先のページに何が書かれているかを読者とGoogleに伝える役目を持ちます。
リンク先の中身を具体的に表し、キーワードを詰め込まないことが基本です。本記事では、種類と書き方の例、HTMLの書き方、内部リンクと被リンクでの考え方を解説します。

この記事でわかること
- アンカーテキストの意味と、「アンカーリンク」との違い
- アンカーテキストがSEOで果たす役割
- 完全一致・部分一致・ブランド名などの種類と使いどころ
- 伝わる書き方と、NGからOKへの書き換え例
- HTMLでの書き方と、画像のリンクの alt 属性
- 内部リンクでの言葉の割り当てと、被リンクの「分散」の考え方
なお、自社サイトのリンクの張り方や被リンクの状態に不安がある方は、カルテットコミュニケーションズの被リンク代行の無料相談もご活用ください。
内部リンクと被リンクの今の状態を一緒に確かめ、広告運用のデータも踏まえて直す順番を整理します。

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アンカーテキストとは?リンクの行き先を示す「名札」

この章でわかること
- 定義①|a 要素の中に書く、クリックできる文字
- 定義②|「アンカーテキストリンク」「アンカーリンク」との違い
- 定義③|画像のリンクでは alt 属性の文字が代わりになる

Webページの本文で、青い文字や下線で表示されている部分を押すと、別のページへ移動します。
この「押せる文字」そのものがアンカーテキストで、読者にとってはリンク先の予告、Googleにとってはリンク先を知る手がかりになります。
定義①|a 要素の中に書く、クリックできる文字
HTMLでは、リンクは a 要素(アンカー要素)で作り、href 属性にリンク先のURLを書きます。
開始タグと終了タグの間に書いた文字が画面に表示され、これがアンカーテキストになります。
<a href="https://example.com/price/">SEOコンサルの料金プラン</a>
この例では「SEOコンサルの料金プラン」がアンカーテキストで、押すと料金のページへ移動します。
アンカー テキスト(リンクテキストとも呼ばれます)は、テキストとして表示されるリンクです。このテキストはユーザーや Google に対して、リンク先のページについての情報を伝えます。
引用元:Google検索セントラル「Google のリンクに関するベスト プラクティス」
Googleはアンカーテキストを「リンクテキスト」とも呼んでおり、2つは同じものを指す言葉です。
アンカーテキストは、リンク先のページに付ける名札だと考えると分かりやすくなります。
定義②|「アンカーテキストリンク」「アンカーリンク」との違い
「アンカーテキストリンク」は、アンカーテキストを使ったリンク、つまり文字で作ったリンク(テキストリンク)のことです。
画像のバナーで作るリンクと区別するときに、この呼び方がよく使われます。
一方、「アンカーリンク」は、同じページの中の見出しなどへ移動するページ内リンクを指して使われることが多い言葉です。
ページ内リンクは、移動先の見出しにIDを付け、リンクのURLを「#」とIDの組み合わせにして作ります。
名前は似ていますが、アンカーテキストは「リンクの文字」、アンカーリンクは「ページ内の移動」と、指しているものが違います。
「アンカーテキストリンク」は文字のリンク、「アンカーリンク」はページ内リンクと覚えておきましょう。
定義③|画像のリンクでは alt 属性の文字が代わりになる
バナー画像やボタンの画像をリンクにした場合、画面には文字のアンカーテキストがありません。
このときGoogleは、画像に付けた alt 属性(代替テキスト)の文字を、アンカーテキストとして扱います。
画像をリンクとして挿入している場合、Google は img 要素の alt 属性をアンカー テキストとして使用するため、画像の説明となる代替テキストを追加してください。
引用元:Google検索セントラル「Google のリンクに関するベスト プラクティス」
また、a 要素の中が空のときは、title 属性の値がアンカーテキストとして使われることがあるとも説明されています。
ただし、title 属性は代わりの手段にすぎないため、まずは文字か alt で中身を伝える形にしておきましょう。
画像のリンクは、alt 属性がアンカーテキストの役目を担うと覚えておきましょう。
アンカーテキストがSEOで果たす役割

この章でわかること
- 役割①|リンク先のページの中身をGoogleに伝える
- 役割②|読者が押す前に行き先を判断できる
- 役割③|内部リンクと被リンクで、書く人が違う
- 役割④|クリック前の期待とリンク先をそろえる

アンカーテキストは、それだけで順位が決まる仕掛けではなく、リンクの意味を伝える部品です。
Googleと読者の両方に、リンクの先に何があるかを知らせる役目を持っています。
役割①|リンク先のページの中身をGoogleに伝える
Googleは、ページどうしの関連性を判断したり、新しいページを見つけたりするときに、リンクを手がかりにしています。
その際、アンカーテキストは「このリンクの先には何が書かれているか」を伝える情報になります。
GoogleのSEOスターターガイドでも、適切なアンカーテキストがあれば、ユーザーと検索エンジンがリンク先を訪れる前に内容を把握しやすくなると説明されています。
たとえば「SEOコンサルの料金プラン」という文字のリンクなら、リンク先が料金についてのページだと伝わります。
アンカーテキストは、リンク先の中身をGoogleに説明する短い言葉として書きましょう。
役割②|読者が押す前に行き先を判断できる
読者は、リンクを押す前にアンカーテキストを読んで、押すかどうかを決めます。
「こちら」とだけ書かれたリンクでは、押してみるまで何のページかが分からず、読者は迷います。
スクリーンリーダーを使う人は、ページの中のリンクだけを一覧にして読み上げ、移動先を選ぶこともあります。
そのため、アクセシビリティの面でも、リンクの文字だけ、または前後の文脈とあわせて行き先が分かる書き方が勧められています。
読者が迷わず押せる言葉にすることが、良いアンカーテキストの出発点です。
役割③|内部リンクと被リンクで、書く人が違う
アンカーテキストには、自分のサイトの中でページどうしをつなぐ内部リンクの文字と、ほかのサイトから張られる被リンクの文字があります。
内部リンクの文字は自分で決められますが、被リンクの文字はリンクする相手が決めるものです。
そのため、内部リンクは書き方を整える対象、被リンクは今の状態を確かめる対象と考えると整理しやすくなります。
被リンクの文字を、自分の狙うキーワードに合わせるよう相手に頼むと、後で述べるリンクスパムに近づきます。
自分で整えるのは内部リンクの文字、被リンクの文字は操作しないと分けて考えましょう。
役割④|クリック前の期待とリンク先をそろえる
リスティング広告の運用では、広告文で伝えた内容と、押した先のページの中身がずれていると、成果が伸びにくくなります。
アンカーテキストも同じで、リンクの文字で期待させた中身が、リンク先のページにきちんと書かれていることが大切です。
「料金の目安」と書いたリンクの先が会社概要のページでは、読者はすぐに戻ってしまいます。
弊社がサイトを見直すときも、広告の文言とページを照らし合わせるのと同じ目で、リンクの文字とリンク先の見出しが合っているかを確かめます。
リンクの文字は、リンク先のページの見出しと同じ方向を向いた言葉にしましょう。

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アンカーテキストの種類と使いどころ

この章でわかること
- 種類①|完全一致(狙うキーワードそのもの)
- 種類②|部分一致(キーワードを含む自然な言い回し)
- 種類③|ブランド名・サイト名
- 種類④|URLそのまま
- 種類⑤|「こちら」「詳細」などの汎用語
- 種類⑥|画像のリンク(alt 属性)

アンカーテキストは、どんな言葉で書くかによって、いくつかの種類に分けて説明されます。
この分け方はGoogleの公式の用語ではなく、SEOの実務で被リンクや内部リンクの状態を整理するために使われるものです。
ここでは、リンク先が「SEOコンサルの料金のページ」の場合を例に、それぞれの特徴を見ていきます。
種類①|完全一致(狙うキーワードそのもの)
完全一致は、リンク先のページで狙う検索キーワードを、そのままアンカーテキストにした形です。
例は「SEOコンサル 料金」のような、検索窓に入れる言葉そのものです。
内部リンクでは、メニューや一覧の短い名前として自然に使えることもあります。
一方で、ほかのサイトからの被リンクがこの形ばかりだと、誰かが言葉を指定して張らせたように見えやすくなります。
完全一致は、文章の中に自然に収まるときだけ使う形と考えましょう。
種類②|部分一致(キーワードを含む自然な言い回し)
部分一致は、キーワードを含みながら、文章として自然な言い回しにした形です。
例は「SEOコンサルの料金の目安」や「SEOコンサルの料金プランの比べ方」などです。
記事のタイトルや見出しをそのまま使ったリンクも、多くはこの形に入ります。
本文の中の内部リンクでは最も使いやすく、読者にもGoogleにも中身が伝わりやすい書き方です。
本文中のリンクは、部分一致の言い回しを基本にすると書きやすくなります。
種類③|ブランド名・サイト名
ブランド名は、会社名・サービス名・サイト名をアンカーテキストにした形です。
例は「サンプル株式会社」や「〇〇(サービス名)の公式サイト」などです。
ほかのサイトが会社やサービスを紹介するときに、よく使われる形の一つです。
取材記事やプレスリリースの転載、取引先の紹介ページなどでは、この形のリンクが多くなります。
社名やサービス名のリンクが多いのは、紹介のされ方として自然な姿です。
種類④|URLそのまま
URLそのままは、「https://example.com/price/」のように、リンク先のURLを文字として表示する形です。
出典の一覧やSNSの投稿、メールの本文などで、URLを貼り付けたときによく見られます。
リンク先の中身はURLの文字からしか分からないため、本文の中で読者を案内するリンクには向きません。
参考文献のように、URLそのものを示す意味がある場面に限って使うとよいでしょう。
本文で案内するリンクは、URLではなく中身を表す言葉に置き換えましょう。
種類⑤|「こちら」「詳細」などの汎用語
汎用語は、「こちら」「詳細」「ここをクリック」のように、どのページにも使える言葉をアンカーテキストにした形です。
Googleは、こうした言葉を大雑把すぎる悪い例として挙げています。
文の前後を読めば行き先が分かる場合でも、リンクの文字だけを見たときには何のページかが伝わりません。
「詳しくはこちら」と書いていた部分は、「料金プランの詳細」のように中身の言葉を入れるだけで直せます。
「こちら」は、リンク先の中身を表す言葉に置き換えるのが基本です。
種類⑥|画像のリンク(alt 属性)
画像のリンクでは、画像に付けた alt 属性の文字がアンカーテキストの代わりになります。
バナーに「料金表はこちら」と描かれていても、alt が空なら、Googleにはその中身が文字として伝わりません。
Search Consoleのリンクレポートでも、画像のリンクなど文字のないリンクは、リンクテキストの欄に「(なし)」と表示されます。
バナーを使うときは、画像に描いた言葉と同じ内容を alt にも書いておきます。
画像でリンクを作るときは、alt に画像の中身を文章で書きましょう。
伝わるアンカーテキストの書き方と例

この章でわかること
- 書き方①|リンク先の中身を具体的に表す
- 書き方②|意味のまとまりで、適度に短く区切る
- 書き方③|前後の文章でリンク先を予告する
- 書き方④|リンクどうしを隣り合わせにしない
- 書き方⑤|キーワードは読者に必要なときだけ入れる
- 書き方⑥|メニューやボタンは短い名前でよい
- 例|リンク先の種類ごとの書き換え

Googleは、良いアンカーテキストの条件を次のように説明しています。
良いアンカー テキストとは、内容が具体的で、適度に簡潔で、テキストが掲載されているページとリンク先のページの両方に関連があるテキストです。リンクに文脈を与え、読み手の期待に沿うものです。
引用元:Google検索セントラル「Google のリンクに関するベスト プラクティス」
具体的・簡潔・両方のページに関連、という3つの条件を、実際の書き方に落とし込むと次の6つになります。
書き方①|リンク先の中身を具体的に表す
まず、リンク先のページが何について書かれたページかを、ひと言で表す言葉を選びます。
リンク先のタイトルや見出しを見て、その中心にある言葉を使うと外れにくくなります。
Googleは、文脈を無視してアンカーテキストだけを読み、それだけで意味が通じるかを試す方法を勧めています。
リンクの文字だけを読んで行き先が分からなければ、もう一段具体的な言葉にします。
リンクの文字だけを読んで、行き先が分かるかを毎回確かめましょう。
書き方②|意味のまとまりで、適度に短く区切る
具体的にしようとして文の全体をリンクにすると、かえって何がリンク先の中身なのかがぼやけます。
Googleも、お知らせの文を長々とリンクにした例を「不自然に長い」悪い例とし、要点の部分だけをリンクにした例を良い例としています。
目安としては、リンク先のページのタイトルを少し短くしたくらいの長さに収めると読みやすくなります。
反対に、「料金」の2文字だけのように短すぎると、何の料金なのかが伝わりにくくなります。
リンクにするのは、リンク先の中身を表す意味のまとまりの部分だけにしましょう。
書き方③|前後の文章でリンク先を予告する
アンカーテキストは、リンクの文字だけでなく、その前後の文章とあわせて読まれます。
Googleも、リンクの前後にある文が重要になるとして、リンクに文脈を与えるよう勧めています。
たとえば「SEOの費用は、依頼する範囲によって変わります」と書いたあとに費用の目安のページへリンクすると、行き先が自然に伝わります。
リンクだけを本文から浮かせず、なぜそのページを読むとよいのかを1文添えるのがコツです。
リンクの直前に、そのページを読む理由を1文添えましょう。
書き方④|リンクどうしを隣り合わせにしない
複数のリンクを間に言葉を挟まずに並べると、読者はどこからどこまでが1つのリンクなのかを見分けにくくなります。
Googleは、1文字ずつ別々のページへリンクした例を、隣り合うリンクの数が多すぎる悪い例として示しています。
関連するページを複数紹介したいときは、それぞれのリンクの前後に短い説明を入れて間隔をあけます。
3つ以上並べるなら、本文の中に詰め込まず、「関連する記事」として一覧にまとめる方法もあります。
リンクは1つずつ説明を添えて、間をあけて置きましょう。
書き方⑤|キーワードは読者に必要なときだけ入れる
SEOを意識するあまり、アンカーテキストに狙うキーワードを並べたくなることがあります。
しかしGoogleは、キーワードを詰め込むことを避けるよう、はっきり書いています。
可能な限り自然に記述し、リンク先のページに関連したキーワードを詰め込むことは避けてください(キーワードの乱用は、スパムに関するポリシーに違反することに注意してください)。
引用元:Google検索セントラル「Google のリンクに関するベスト プラクティス」
キーワードを入れるかどうかは、次のページを理解するうえで、読者にその言葉が本当に必要かどうかで判断します。
「SEO 対策 SEO 会社 SEO 費用」のような並べ方は、読者にとって意味が通らず、スパムと受け取られるおそれがあります。
キーワードは、読者に行き先を伝えるのに必要な分だけ入れましょう。
書き方⑥|メニューやボタンは短い名前でよい
ヘッダーのメニューやフッター、ボタンのリンクは、「料金」「会社概要」「お問い合わせ」のような短い名前でかまいません。
メニューの中に置かれていること自体が文脈になり、読者は何のページかをすぐに理解できるからです。
ただし、ボタンの文字は「詳しく見る」だけにするより、「料金プランを見る」のように行き先を入れたほうが、押す前に中身が伝わります。
ボタンを画像で作っている場合は、ボタンに描いた言葉を alt にも入れておきます。
メニューは短い名前でそろえ、ボタンには行き先を入れましょう。
例|リンク先の種類ごとの書き換え
よく使うリンク先ごとに、避けたい書き方と書き換えの例をまとめました。
| リンク先 | 避けたい例 | 書き換えの例 |
|---|---|---|
| 料金のページ | こちら | SEOコンサルの料金プラン |
| 解説の記事 | この記事 | 内部リンクの張り方の解説 |
| 資料のPDF | ダウンロード | 被リンク対策の手順書(PDF) |
| 問い合わせ | ここをクリック | 無料相談の申し込みフォーム |
| 外部の出典 | 出典はこちら | Googleのリンクのガイド |
| 会社の紹介 | 詳細 | 会社概要(所在地・沿革) |
どの例も、リンクの文字だけを読んで、押した先に何があるかが分かる形にしています。
資料のPDFや別のサイトへ移るリンクでは、「(PDF)」や「公式サイト」と添えると、読者が押す前に心づもりができます。
迷ったら、リンク先のページのタイトルを短くした言葉を使いましょう。

カルテットの被リンク代行
リンクの購入や自作自演には頼らず、事業と関係の深いサイトに一つずつ打診して、自然な文脈で紹介される被リンクを獲得します。Googleのガイドラインに沿った方法で、媒体の選定から交渉・掲載・毎月のレポートまでまとめて対応します。
HTMLでのアンカーテキストの書き方

この章でわかること
- HTML①|基本は a 要素と href 属性
- HTML②|画像のリンクは alt 属性に中身を書く
- HTML③|JavaScriptで作るリンクの注意点
- HTML④|rel 属性は、リンクの性質に合わせて付ける
- HTML⑤|WordPressなどのCMSで入れるとき

ここからは、アンカーテキストをHTMLでどう書くかを見ていきます。
CMSを使っていて直接HTMLを書かない方も、仕組みを知っておくと、テーマやプラグインが出すリンクの問題に気づきやすくなります。
HTML①|基本は a 要素と href 属性
Googleがたどれるリンクは、原則として href 属性を持つ a 要素で書かれたリンクだと説明されています。
<a href="https://example.com/price/">SEOコンサルの料金プラン</a>
href 属性には、Googleがアクセスできる実際のURLを書きます。
同じサイトの中なら「/price/」のような短い書き方もできますが、どちらの場合もアンカーテキストは開始タグと終了タグの間の文字です。
リンクは、href 属性にURLを書いた a 要素で作るのが基本です。
HTML②|画像のリンクは alt 属性に中身を書く
画像をリンクにするときは、a 要素の中に置いた img 要素に alt 属性を書きます。
<a href="https://example.com/guide/">
<img src="https://example.com/img/banner.png" alt="被リンク対策の手順書(PDF)をダウンロード">
</a>
Googleの画像検索のSEOのガイドでも、画像をリンクとして使う場合、代替テキストがアンカーテキストとして使われることがあると説明されています。
alt を空にする書き方は、飾りの画像に使うものなので、リンクの画像には使いません。
一方で、alt にキーワードを並べるのはキーワードの乱用にあたるため、画像の中身を1文で書く程度にします。
リンクの画像には、押した先が分かる alt を付けておきましょう。
HTML③|JavaScriptで作るリンクの注意点
クリックしたときの動きをJavaScriptだけで作り、a 要素や href 属性を使わないリンクは、GoogleがURLを取り出せないことがあります。
<!-- 避けたい形 -->
<span onclick="goto('https://example.com/price/')">料金</span>
<!-- 勧められる形 -->
<a href="https://example.com/price/">料金プラン</a>
Googleは、href 属性のない a 要素や、スクリプトのイベントで動くタグからは、URLを信頼できる形で取り出せないとしています。
JavaScriptでアンカーテキストを差し込んでいる場合は、Search ConsoleのURL検査ツールで、表示されたあとのHTMLに文字が入っているかを確かめます。
見た目がリンクでも、a 要素と href 属性になっているかをソースで確かめましょう。
HTML④|rel 属性は、リンクの性質に合わせて付ける
rel 属性は、リンクの性質をGoogleに伝えるための属性で、アンカーテキストとは別に付けます。
広告や協賛など、リンクに関してお金や物を受け取っている場合は、sponsored か nofollow を付けます。
コメント欄や掲示板など、利用者がリンクを書き込める場所のリンクには、ugc か nofollow を付けます。
<a href="https://example.com/" rel="sponsored">協賛 サンプル株式会社</a>
Googleは、nofollow は信用していない情報源にリンクするときに使い、すべての外部リンクに付けるのは避けるよう勧めています。
rel 属性はリンクの性質に合わせて付け、アンカーテキストは別に整えましょう。
HTML⑤|WordPressなどのCMSで入れるとき
WordPressのブロックエディターでは、リンクにしたい文字を選んでリンクのボタンを押し、URLを入れると、選んだ文字がアンカーテキストになります。
画像のブロックにリンクを付ける場合は、画像の設定にある代替テキストの欄に、画像の中身を書きます。
ボタンのブロックでは、ボタンに表示する文字がそのままアンカーテキストになるため、行き先が分かる言葉にします。
関連記事の一覧やパンくずリストのようにテーマが自動で出すリンクは、記事のタイトルやカテゴリ名がアンカーテキストになります。
CMSでは、記事のタイトルやカテゴリ名も、アンカーテキストの一部として名付けましょう。
内部リンクのアンカーテキストの付け方

この章でわかること
- 内部①|1つのテーマの言葉は1つのページへ
- 内部②|同じページへのリンクは、似た言葉でそろえる
- 内部③|本文のリンクは、読者の次の疑問に合わせる
- 内部④|どこからもリンクされないページをなくす
- 内部⑤|広告の検索語句から、読者の言葉を拾う

内部リンクのアンカーテキストは、自分で自由に決められる分、サイト全体で考えて付けることが大切です。
1本ずつの書き方に加えて、どの言葉をどのページに割り当てるかを決めておくと、記事を書く人が変わっても迷わず書けます。
内部①|1つのテーマの言葉は1つのページへ
同じ「SEO対策」という文字で、ある記事では解説のページへ、別の記事では費用のページへリンクしていると、どのページが何の話かがぼやけます。
似たテーマのページが複数あり、どれを検索結果に出すべきかが定まらない状態は、キーワードカニバリゼーションと呼ばれます。
アンカーテキストの割り当てを決めておくことは、こうした重なりを防ぐ助けになります。
ページどうしの重なりの見つけ方は、キーワードカニバリゼーションとはで詳しく解説しています。
「この言葉はこのページへ」という割り当てを、サイトの中で1つに決めましょう。
内部②|同じページへのリンクは、似た言葉でそろえる
反対に、同じページへリンクするときは、記事ごとにばらばらの言葉にせず、似た言葉でそろえます。
料金のページなら「SEOコンサルの料金プラン」「SEOコンサルの料金の目安」のように、中心の言葉を共通にします。
一字一句まで同じにする必要はなく、前後の文章に合わせて言い回しを変えるほうが自然です。
中心の言葉さえぶれなければ、Googleにも読者にも、そのページの役目が伝わります。
同じページへのリンクは、中心の言葉を共通にして言い回しだけ変えましょう。
内部③|本文のリンクは、読者の次の疑問に合わせる
本文の中のリンクは、その段落を読んだ読者が次に知りたくなることに合わせて置きます。
費用の話をしている段落なら費用の詳しいページへ、手順の話なら手順のページへ、という具合です。
リンクを置く場所が読者の疑問と合っていれば、アンカーテキストも自然と具体的な言葉になります。
反対に、関係の薄いページへ無理にリンクしようとすると、文字も前後の文章も不自然になりがちです。
リンクは、読者の次の疑問に答えるページへ、その疑問の言葉で張りましょう。
内部④|どこからもリンクされないページをなくす
Googleは、大切なページには、同じサイトの別のページから少なくとも1本のリンクを張ることを勧めています。
どこからもリンクされていないページは、読者にもGoogleにも見つけてもらいにくくなります。
新しい記事を公開したら、関係の深い既存の記事から、その記事の中身を表すアンカーテキストでリンクを張ります。
Googleは、1ページあたりのリンクの数に理想の値はないとしつつ、多すぎると感じるなら実際にそうである可能性が高いとも述べています。
新しいページは、関係の深い既存のページから、中身を表す言葉でつなぎましょう。
内部⑤|広告の検索語句から、読者の言葉を拾う
リスティング広告を出している場合、検索語句のレポートを見ると、読者が実際にどんな言葉で検索しているかが分かります。
社内で使っている呼び方と、読者が検索する言葉が違うことは珍しくありません。
たとえば社内では「SEO運用代行」と呼んでいても、読者は「SEO 外注」と検索している、といったずれです。
アンカーテキストに読者の言葉を使うと、リンクの文字を見た読者が、自分の探していたページだとすぐに気づけます。
広告とSEOのデータを組み合わせる考え方は、リスティング広告とSEOを併用するメリットでも紹介しています。
アンカーテキストには、社内の呼び方ではなく、読者が検索する言葉を使いましょう。
被リンクのアンカーテキストの偏りを見直したい場合は、カルテットの被リンク代行にご相談ください。

カルテットの被リンク代行
リンクの購入や自作自演には頼らず、事業と関係の深いサイトに一つずつ打診して、自然な文脈で紹介される被リンクを獲得します。Googleのガイドラインに沿った方法で、媒体の選定から交渉・掲載・毎月のレポートまでまとめて対応します。
被リンクのアンカーテキストと「分散」の考え方

この章でわかること
- 被リンク①|被リンクの文字は、リンクする側が決める
- 被リンク②|作為的なアンカーテキストはリンクスパムになる
- 被リンク③|「分散」は比率を合わせることではない
- 被リンク④|Search Consoleでリンク元テキストを確かめる
- 被リンク⑤|見覚えのない詰め込みを見つけたとき

被リンクのアンカーテキストは、ほかのサイトの運営者が、自分のサイトをどう紹介したかを表す言葉です。
ここでは、被リンクの文字との付き合い方と、よく聞く「アンカーテキストの分散」の考え方を整理します。
被リンク①|被リンクの文字は、リンクする側が決める
被リンクのアンカーテキストは、リンクを張る相手が、記事の流れに合わせて自由に決めるものです。
そのため、社名で紹介されることもあれば、記事のタイトルやURLで紹介されることもあります。
自然に集まった被リンクは、こうしていろいろな言葉が混ざった状態になるのが普通です。
取材やプレスリリースでリンクをもらうときも、社名やサービス名、記事のタイトルのままで十分です。
被リンクの文字は相手に任せ、自分から言葉を指定しないのが基本です。
被リンク②|作為的なアンカーテキストはリンクスパムになる
Googleのスパムに関するポリシーでは、検索ランキングを操作することを主な目的として作るリンクを、リンクスパムとしています。
その例として、作為的なアンカーテキストのリンクを含む記事に対して支払いが行われる記事広告などが挙げられています。
ランキング クレジットを転送するリンク、または他のサイトで配布されている記事、ゲスト投稿、プレスリリース内の作為的なアンカー テキスト リンクを含む記事に対して支払いが行われる記事広告やネイティブ広告。
引用元:Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」
ほかにも、さまざまなサイトに配布されるウィジェットに埋め込まれた、大量のキーワードを含むリンクなどが例に挙がっています。
狙うキーワードの完全一致のリンクを、お金を払って多くのサイトに張らせるような進め方は、まさにこれにあたります。
キーワードを指定してリンクを張らせる行為は、リンクスパムとして避けましょう。
被リンク③|「分散」は比率を合わせることではない
SEOの実務では、被リンクのアンカーテキストを完全一致に偏らせず、いろいろな種類に散らす「分散」が大切だと言われることがあります。
ただし、Googleはアンカーテキストの種類ごとの理想の割合を公表していません。
「完全一致を何割、社名を何割」と比率を決め、それに合わせてリンクを用意するのは、ランキングを操作するためのリンクづくりそのものです。
分散は目指すものではなく、紹介したくなる中身があり、相手が自由に書いた結果として生まれる状態だと考えましょう。
分散させようと手を加えるのではなく、自然に紹介される中身をつくることに力を注ぎましょう。
被リンク④|Search Consoleでリンク元テキストを確かめる
被リンクのアンカーテキストは、Search Consoleのリンクレポートで確かめられます。
左のメニューの「リンク」を開き、「外部リンク」の中にある「上位のリンク元テキスト」を見ます。
自分のサイトへのバックリンクで使用されているリンクテキストを確認できます。自分のプロパティ外からのリンクのみが対象です。
引用元:Search Console ヘルプ「リンクレポート」
同じ文字のリンクはまとめて表示され、大文字と小文字の違いは区別されません。
社名やURL、記事のタイトルが並んでいれば、自然に紹介されている状態と考えてよいでしょう。
Search Consoleの基本的な使い方は、Google Search Consoleについてで紹介しています。
被リンクの文字は、Search Consoleの「上位のリンク元テキスト」で定期的に見ておきましょう。
被リンク⑤|見覚えのない詰め込みを見つけたとき
リンク元テキストの中に、心当たりのないキーワードの詰め込みや、自社と関係のない言葉が並んでいることがあります。
まずは、過去に自社や以前の委託先が、リンクの設置を依頼していなかったかを確かめます。
自社が関わったリンクであれば、相手のサイトに削除や rel 属性の付与をお願いするのが先です。
身に覚えのないスパムサイトからのリンクは、Googleが通常は無視すると説明していますが、気になる場合は削除依頼や否認も選べます。
否認の手順は、リンク否認ツールの解説を参考にしてください。
見覚えのない被リンクは、経緯を確かめてから、外す・否認するの順に対応しましょう。
まとめ|アンカーテキストはリンク先の中身を伝える名札

この記事の要点
- アンカーテキストは、a 要素の中に書くクリックできる文字で、リンク先の中身を読者とGoogleに伝える
- 良いアンカーテキストは、具体的で、適度に短く、両方のページに関連がある言葉
- キーワードの詰め込みや「こちら」だけのリンクは避け、画像のリンクには alt を書く
- 内部リンクはページごとに言葉を割り当て、被リンクの文字は操作せずSearch Consoleで確かめる
アンカーテキストは1本ずつは小さな文字ですが、サイト全体では、ページどうしの関係を伝える大切な情報になります。
まずは、よく読まれている記事の「こちら」や「詳細」のリンクを、中身を表す言葉に書き換えるところから始めてみてください。
あわせて、Search Consoleの上位のリンク元テキストを開き、ほかのサイトからどんな言葉でリンクされているかを一度確かめておくと安心です。
内部リンクの設計や被リンクの見直しを、広告運用のデータも生かして進めたい方は、カルテットコミュニケーションズの被リンク代行の無料相談をご利用ください。

カルテットの被リンク代行
リンクの購入や自作自演には頼らず、事業と関係の深いサイトに一つずつ打診して、自然な文脈で紹介される被リンクを獲得します。Googleのガイドラインに沿った方法で、媒体の選定から交渉・掲載・毎月のレポートまでまとめて対応します。