リンクスパムとは、検索順位を操作することを主な目的として、自分のサイトへのリンクや、自分のサイトからのリンクをつくる行為です。
Googleは自動のシステムと担当者の審査で対処しているため、まず状況を確かめ、当てはまるリンクだけを直すことが大切です。本記事では、リンクスパムの種類と、ペナルティの確認方法・解除の手順を解説します。
![リンクスパムの結論|リンクスパムは確かめてから、直す。ペナルティは手動と自動の2種類で、手動による対策は通知が届き、アルゴリズムによる対処は通知が出ない。最初に見るのはSearch Consoleの[手動による対策]レポートで、次にリンクレポートを確かめる。解除は洗い出し・削除の依頼・否認・再審査リクエストの4ステップで、削除が先、否認はその後。まずは[手動による対策]レポートで通知の有無を確かめる](https://quartet-communications.com/wp-content/uploads/2026/11/103422-ls-summary.png)
この記事でわかること
- Googleが定めるリンクスパムの定義と、主な種類
- 「被リンクのペナルティ」の正体(手動による対策とアルゴリズム)
- Search Consoleで、自分のサイトが当たっていないか確かめる方法
- 手動による対策を受けたときの解除の手順
- 勝手に付いたスパムリンクを放置してよいかの判断
- リンクスパムを防ぐための運用のルール
なお、検索順位が急に落ちて被リンクが原因か気になる方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
Search Consoleの状況を一緒に確かめ、広告運用のデータもあわせて、立て直しの順番を整理します。

カルテットのSEOコンサルティング
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リンクスパムとは?Googleが定める定義と考え方

この章でわかること
- 定義①|順位の操作が「主な目的」のリンクを指す
- 定義②|受けるリンクも、張るリンクも対象になる
- 定義③|広告のリンクは属性を付ければ違反にならない
- 定義④|Googleがリンクを重く見る理由

リンクは、ほかのサイトが「このページは参考になる」と紹介する手段として、検索の評価にも使われてきました。
その仕組みを逆手に取り、評価を人為的に集めようとする行為がリンクスパムです。
定義①|順位の操作が「主な目的」のリンクを指す
Googleは「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」で、リンクスパムを次のように定義しています。
リンクスパムとは、検索ランキングを操作することを主な目的として、サイトへのリンクやサイトからのリンクを作成する行為です。
引用元:Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」
読み解くうえでのポイントは「主な目的」という言葉です。
取引先の紹介や、記事の出典として張られたリンクのように、読む人のためのリンクは対象になりません。
一方で、見た目は普通の紹介でも、順位を上げるためにお金や交換で集めたリンクはリンクスパムにあたります。
リンクスパムかどうかは、リンクの形ではなく、張られた目的で決まります。
定義②|受けるリンクも、張るリンクも対象になる
定義には「サイトへのリンク」と「サイトからのリンク」の両方が含まれています。
自社が受け取る被リンクだけでなく、自社のサイトからほかのサイトへ張る発リンクも見られているということです。
たとえば、お金を受け取って属性を付けずに他社へのリンクを載せる行為や、交換に応じてリンクを並べたページを増やす行為も対象です。
Search Consoleのヘルプでも、手動による対策の種類として「サイトへの不自然なリンク」と「サイトからの不自然なリンク」が別々に挙げられています。
自社のサイトから張るリンクも、点検の対象に含めておきましょう。
定義③|広告のリンクは属性を付ければ違反にならない
Googleは、広告やスポンサーとしてリンクをやり取りすること自体は、ウェブ上の通常の経済活動として認めています。
条件は、リンクに rel=”sponsored” や rel=”nofollow” を付けて、順位の評価を渡さないようにすることです。
属性の使い分けは、Google検索セントラルの外部リンクの rel 属性の説明にまとめられています。
お金が絡むリンクは、属性を付けて広告だとわかる形にすれば問題ありません。
定義④|Googleがリンクを重く見る理由
Googleのランキング システム ガイドでは、ページ間のリンクを理解するシステムとして PageRank が紹介されています。
PageRank はサービスの開始当初から使われているコアランキングシステムの一つで、仕組みを進化させながら今も機能しているとされています。
リンクが評価に使われるからこそ、それを操作しようとする行為がなくならず、Googleはスパムとして対処し続けています。
リンクが評価の材料である限り、不自然なリンクは見つけられて無効にされると考えておきましょう。
リンクスパムの種類一覧|Googleが挙げる例と身近な形

この章でわかること
- 種類①|お金や物品と引き換えに得るリンク
- 種類②|相互リンクとPBN・リンクファーム
- 種類③|自動化ツールやウィジェットで広げるリンク
- 種類④|投稿・寄稿・契約に押し込むリンク
- 種類⑤|「海外からの大量の被リンク」の見方

スパムに関するポリシーには、リンクスパムの例が数多く並んでいます。
ここでは、社内で判断しやすいように、リンクの集め方で4つに分けて見ていきます。
種類①|お金や物品と引き換えに得るリンク
最もわかりやすいのが、ランキングを上げるためにリンクを売買する行為です。
ポリシーでは、お金のやり取りだけでなく、物品やサービスとの交換や、商品を送る代わりに紹介とリンクを求めることも例に挙げています。
ランキングの評価を止めていない記事広告やテキスト広告も、同じグループに入ります。
見返りを渡して得たリンクは、属性がなければリンクスパムと考えましょう。
種類②|相互リンクとPBN・リンクファーム
「リンクする代わりにリンクしてもらう」関係をリンクのためだけに広げる、過剰な相互リンクも例に挙げられています。
相互リンクのためだけにパートナーのページをつくることも同じ扱いです。
よく耳にする「リンクファーム」は、互いにリンクし合うことを目的に集まったサイトの集まりを指す呼び名です。
「PBN(プライベート・ブログ・ネットワーク)」は、自分で管理する多数のサイトやブログから、本命のサイトにリンクを集める手法を指します。
どちらもGoogleのポリシーの用語ではありません。
ただ、リンクとランキングの操作を主な目的とした価値の低いコンテンツの作成や、期限切れのドメインの不正使用にあたるおそれがあります。
リンクを集めるためだけにサイトを増やす手法は、呼び名を問わず避けましょう。
種類③|自動化ツールやウィジェットで広げるリンク
自動化されたプログラムやサービスを使って、自分のサイトへのリンクをつくる行為もリンクスパムの例です。
配布するウィジェットに隠しリンクやキーワードを詰め込んだリンクを埋め込む形や、テンプレートのフッターにリンクを入れて広く配る形もあります。
質の低いディレクトリやブックマークサイトのリンクも、同じく例に挙げられています。
人の判断を通らずに大量に増えるリンクは、スパムと見なされやすい形です。
種類④|投稿・寄稿・契約に押し込むリンク
フォーラムの投稿や署名欄に、順位を上げたい言葉でリンクを入れる行為も例にあります。
ほかのサイトに配る記事や寄稿、プレスリリースに、作為的なアンカーテキストのリンクを入れることも対象です。
見落としやすいのが、利用規約や契約の条件として、相手にリンクを義務付けるケースです。
ポリシーでは、相手が属性を付けるかどうかを選べない形でリンクを求めることを、例として挙げています。
取引や配布物の条件にリンクを入れるなら、相手が属性を選べる形にしましょう。
種類⑤|「海外からの大量の被リンク」の見方
リンクレポートを開くと、海外の見覚えのないサイトからのリンクが並んでいて驚くことがあります。
海外のサイトからのリンクであること自体は、問題ではありません。
見るべきは、自社と関係のない内容のページか、自動でつくられたようなページか、自社や外注先が関わって集めたリンクか、という点です。
関わった覚えがなければ、後の章の判定のとおり、多くの場合は慌てて対処する必要はありません。
国ではなく、リンクのでき方と自社の関わりで判断しましょう。

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被リンクのペナルティとは?手動による対策とアルゴリズムの違い

この章でわかること
- 違い①|「ペナルティ」は2つに分かれる
- 違い②|手動による対策は担当者の審査で、通知が届く
- 違い③|アルゴリズムはSpamBrainなどで、通知は出ない
- 違い④|リンクスパム アップデートで消えた効果は戻らない

「被リンクのペナルティ」「Googleペナルティ」という言葉は、一般に広く使われています。
ただ、Googleの文書で説明されているのは、主に「手動による対策」と、自動のシステムによる対処の2つです。
違い①|「ペナルティ」は2つに分かれる
Googleは、ポリシーへの違反を自動のシステムと人による審査で見つけるとしています。
Google では、自動システムと、必要に応じて行われる人間による審査によって、ポリシーに違反した行為を検出しています。場合によっては、手動による対策を実施します。
引用元:Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」
つまり「ペナルティ」と呼ばれるものは、担当者が判断して行う措置と、システムが自動で評価を下げたりリンクを無効にしたりするものに分かれます。
どちらなのかで、確かめ方も直し方も変わります。
まず、自分のサイトがどちらの影響を受けているのかを切り分けましょう。
違い②|手動による対策は担当者の審査で、通知が届く
手動による対策とは、Googleの担当者がサイトのページを目視で審査し、ポリシーに沿っていないと判断したときに行う措置です。
サイトに対して手動による対策が行われた場合は、[手動による対策] レポートと Search Console メッセージ センターでお知らせします。
引用元:Search Console ヘルプ「[手動による対策] レポート」
リンクに関する対策は、レポートに「サイトへの不自然なリンク」や「サイトからの不自然なリンク」として表示されます。
影響を受ける範囲は、サイトの一部のこともあれば、サイト全体に及ぶこともあります。
手動による対策は通知が届くため、Search Consoleを見れば有無がわかります。
違い③|アルゴリズムはSpamBrainなどで、通知は出ない
自動のシステムの代表が、AIをもとにしたGoogleのスパム防止システム「SpamBrain」です。
Googleは2022年12月のリンクスパム対策アップデートの発表で、SpamBrainがリンクを購入するサイトと、リンクを渡す目的で使われるサイトの両方を見つけられるようになったと説明しています。
[手動による対策]レポートに出るのは担当者による措置だけなので、システムによる影響はレポートからは読み取れません。
そのため、検索パフォーマンスの順位や表示回数の動きを、Googleが公表しているアップデートの時期と照らし合わせて推し量ります。
通知がないまま順位が落ちたときは、アルゴリズムの影響を疑いましょう。
違い④|リンクスパム アップデートで消えた効果は戻らない
Googleは、スパムを見つける自動システムの機能が大きく改善されたときをスパム アップデートと呼び、ランキングの更新履歴に載せています。
リンクスパムに絞ったアップデートは、2021年7月と2022年12月に、Google検索セントラルのブログで発表されています。
リンクスパム アップデート(リンクスパムへの対処に特化したアップデート)のケースでは、変更を加えても改善につながらない場合があります。
引用元:Google検索セントラル「Google 検索のスパム アップデートとお客様のサイト」
同じページでは、スパムリンクで上がっていた分の順位は、リンクの影響が取り除かれると消え、サイトを改善しても戻らないと説明されています。
一方、ほかのスパムについては、ポリシーに沿って直すと、システムが学ぶまで数か月かかることがあるものの、順位の改善につながる可能性があるとしています。
リンクスパムで得た順位は、取り戻すものではなく、別の方法で積み直すものと考えましょう。
自分のサイトがリンクスパムに当たっていないか確かめる方法

この章でわかること
- 確認①|[手動による対策]レポートで有無を見る
- 確認②|影響を受けるページの範囲を読む
- 確認③|リンクレポートでリンク元とリンクテキストを見る
- 確認④|外部リンクをエクスポートして点検する
- 確認⑤|順位が落ちた時期をアップデートと照らし合わせる
![Search Consoleの見方(説明用の表示例)|[手動による対策]レポートで問題がないときは、緑のチェックマークと対策がないことを示すメッセージが出る。この表示なら手動による対策は受けていないが、アルゴリズムの影響はここには出ない。対策があるときは、1.対策の件数が上部に出る、2.「サイトへの不自然なリンク」などの説明を展開すると影響を受けるページ(例:すべてのページに影響があります)が出る、3.直したら[審査をリクエスト]を押す。リンクレポートで見る場所は、A.外部リンク>上位のリンク元サイト(見覚えのないサイトがないか)、B.外部リンク>上位のリンク元テキスト(不自然な言葉のリンクがないか)、C.外部リンクをエクスポート>最新のリンク(最近まとめて増えていないか)](https://quartet-communications.com/wp-content/uploads/2026/11/103422-ls-screen.png)
順位が落ちたとき、最初に確かめたいのは「Googleから対策を受けているのかどうか」です。
確かめる場所は、Googleが無料で提供しているSearch Consoleにそろっています。
Search Consoleの登録や基本の使い方は、Google Search Consoleについての解説記事をご覧ください。
確認①|[手動による対策]レポートで有無を見る
Search Consoleの左のメニューにある「セキュリティと手動による対策」から、[手動による対策]レポートを開きます。
レポートの上部には、サイトに行われている手動による対策の件数が表示されます。
対策がない場合は、緑色のチェックマークと、そのことを示すメッセージが表示されます。
あわせて、メッセージ センターに対策の通知が届いていないかも確かめておきます。
まずこのレポートで、手動による対策を受けているかどうかをはっきりさせましょう。
確認②|影響を受けるページの範囲を読む
対策がある場合は、説明のパネルを展開すると、影響を受けるページのパターンが一覧で表示されます。
「すべてのページに影響があります」と書かれていればサイト全体が、特定のディレクトリが書かれていればその配下が対象です。
あわせて、問題の種類と説明を読み、[詳細]のリンクから解決の手順も確かめます。
どの範囲が対象かを、直し始める前に控えておきましょう。
確認③|リンクレポートでリンク元とリンクテキストを見る
次に、リンクレポートの「外部リンク」で、自分のサイトにどんなリンクが集まっているかを見ます。
「上位のリンク元サイト」には、自分のサイトへのリンクが多いサイトのドメインが、リンクの数の順に並びます。
ヘルプでは、知らないサイトやスパムの可能性があるサイトが表示されていないかを確かめる使い方が案内されています。
「上位のリンク元テキスト」では、リンクに使われている言葉が期待どおりか、スパムのような言葉でないかを確かめられます。
見覚えのないサイトと、不自然な言葉のリンクに目印を付けていきましょう。
確認④|外部リンクをエクスポートして点検する
画面の表は行数に上限があるため、点検はエクスポートしたデータで行うと効率的です。
[外部リンクをエクスポート]の「最新のリンク」では、最近見つかったリンクを、見つかった日の順に最大100,000行まで書き出せます。
ただし、リンクレポートはすべてのリンクを網羅したものではなく、リンクに nofollow が付いているかどうかも表示されません。
一覧で目印を付けたいリンク
- 自社の事業と関係のない内容のページからのリンク
- 同じ言葉のアンカーテキストが、多くのサイトで繰り返されているリンク
- ある時期にまとめて増えたリンク
- 過去に外注先が「外部対策」として増やしたリンク
- 自社が費用や商品を渡して載せてもらったリンク
外部のリンク調査ツールを使うと、Search Consoleより多くのリンクが見つかることがあります。
ただ、ツールが出す「スパムのスコア」などは各社が独自に計算した指標で、Googleの判定ではない点に注意が必要です。
書き出した一覧は、点検の結果を書き込む作業表として、そのまま解除の手順に使いましょう。
確認⑤|順位が落ちた時期をアップデートと照らし合わせる
手動による対策がないのに順位が落ちた場合は、検索パフォーマンスのレポートで、落ち始めた日を確かめます。
その日付を、Googleが公開しているGoogle Search Status Dashboardのランキングの更新履歴と照らし合わせます。
スパム アップデートの期間と重なっていれば、リンクやほかのスパムに関わる影響を受けた可能性があります。
コア アップデートの期間と重なる場合は、リンクではなくコンテンツの評価の変化が原因のこともあるため、決めつけずに見比べます。
落ちた日付とアップデートの時期を並べ、原因の見当を付けてから手を動かしましょう。

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手動による対策を受けたときの解除の手順

この章でわかること
- 解除①|違反しているリンクを洗い出す
- 解除②|リンク元に削除か属性の追加を頼む
- 解除③|消せなかったリンクだけを否認する
- 解除④|再審査リクエストで3つの点を伝える
- 解除⑤|「サイトからの不自然なリンク」は自社のリンクを直す
- 解除⑥|アルゴリズムで落ちたときの立て直し方

ここからは、レポートに「サイトへの不自然なリンク」が出ていた場合の手順です。
Search Consoleのヘルプが勧める順番どおり、削除の努力を先に、否認はその後に進めます。
解除①|違反しているリンクを洗い出す
まず、Search Consoleから自分のサイトへのリンクの一覧をダウンロードします。
ヘルプでは、リストが大きい場合は、リンクの数が多いリンク元サイトか、数か月以内にできたリンクから確かめ始めるよう案内しています。
一覧には「残す」「削除を頼む」「否認する」の判定と、その理由を書く列をつくっておくと、後の説明がしやすくなります。
判定と理由は、再審査リクエストの説明にそのまま使える形で残しましょう。
解除②|リンク元に削除か属性の追加を頼む
違反しているリンクは、リンク元のサイトの所有者に連絡して、削除を頼みます。
削除が難しい場合は、rel=”nofollow” などの属性を付けて、評価が渡らないようにしてもらう方法もあります。
過去に業者へ頼んでつくったリンクなら、まずその業者に一覧を送り、まとめて外してもらうのが近道です。
連絡した日と相手の返事は、すべて記録しておきましょう。
解除③|消せなかったリンクだけを否認する
頼んでも外れなかったリンクは、リンクの否認で、評価に使わないようGoogleに伝えます。
否認は、URLやドメインを1行に1つずつ書いたテキストファイルを、Search Consoleの否認ツールからアップロードして行います。
ドメインごと否認するときは先頭に「domain:」を付け、ファイルはUTF-8か7-bit ASCIIの .txt にします。
バックリンクを取り除くことができる場合は、まずそのバックリンクを削除することに最善を尽くします。すべてのバックリンクをやみくもに否認ファイルに追加しても最善を尽くしたとは見なされず、再審査リクエストの承認を得るのに十分ではありません。
引用元:Search Console ヘルプ「[手動による対策] レポート」
否認ツールの画面や操作は、リンク否認ツールの解説記事でも紹介しています。
否認した内容がGoogleに反映されるまでには、数週間かかることがあります。
否認は削除の代わりではなく、削除できなかったリンクに使う最後の手段です。
解除④|再審査リクエストで3つの点を伝える
影響を受けたすべてのページで問題を直したら、[手動による対策]レポートで[審査をリクエスト]を選びます。
ヘルプでは、リクエストを明快にするために、次の3つの点に気を配るよう案内しています。
再審査リクエストに書くこと
- サイトの品質に関する問題を正確に説明する
- 問題を修正するために行った手順を記述する
- 取り組みの結果を記述する
リンクの場合は、削除したリンクと削除できなかったリンクの説明もあわせて送ると、処理の参考になるとされています。
サイトを買い取ったあとで、前の持ち主の違反による対策が残っていた場合は、その経緯と違反がなくなったことも伝えるよう案内されています。
再審査の多くは数日から数週間かかり、リンク関連のリクエストは通常より時間がかかる場合もあります。
結果が届くまでは、同じリクエストを送り直さずに待ちます。
申請文は、洗い出しから否認までの記録をもとに、事実だけを具体的に書きましょう。
解除⑤|「サイトからの不自然なリンク」は自社のリンクを直す
自社のサイトから出すリンクが原因の対策なら、直す場所は自社のサイトの中です。
お金と引き換えに載せているリンクや、過度な相互リンクを探し、削除するか rel=”nofollow” などの属性を付けます。
再審査リクエストには、削除した質の低いコンテンツと、追加した質の高いコンテンツの例を書くよう案内されています。
自社が張っているリンクは自分たちで直せるので、早めに手を打ちましょう。
解除⑥|アルゴリズムで落ちたときの立て直し方
通知のない順位の低下には、再審査リクエストという窓口がありません。
スパムに関するポリシーを読み直し、当てはまる点を直したうえで、システムが評価し直すのを待つことになります。
リンクスパムで上がっていた分の順位は戻らないため、検索する人の疑問に答えるページを増やし、紹介されるだけの中身をつくることが立て直しの中心です。
否認やリンクの削除だけで順位を戻そうとせず、ページの中身で評価を積み直しましょう。
勝手に付いたスパムリンクは放置でよい?対処するかの判断

この章でわかること
- 判断①|知らないスパムサイトのリンクは通常無視される
- 判断②|否認が必要なのは2つの条件がそろうとき
- 判断③|競合からの嫌がらせが心配なとき
- 判断④|否認しすぎると自然なリンクまで失う
![スパムリンクに対処するか放置するかの判定|Q1.[手動による対策]レポートに「不自然なリンク」の対策がある? はい→解除の手順へ(洗い出し→削除の依頼→否認→再審査)。Q2.自社や外注先が、買う・交換する・自動で作るなどして集めたリンクがある? はい→削除や属性の追加を頼む(外せないものは否認を検討する)。Q3.スパム性のリンクが数多くあり、手動による対策につながるおそれがある? はい→否認を検討する(否認しないURLはリストから外す)。すべていいえなら、基本は放置でよい。知らないスパムサイトからのリンクは、Googleが通常は無視する。月に一度リンクレポートを見て変化に気づけるようにする](https://quartet-communications.com/wp-content/uploads/2026/11/103422-ls-judge.png)
リンクレポートに見覚えのない大量のリンクを見つけると、すぐに否認したくなるかもしれません。
ただ、Googleのヘルプを読むと、多くの場合は何もしなくてよいことがわかります。
判断①|知らないスパムサイトのリンクは通常無視される
リンクレポートのヘルプには、スパムサイトからのリンクについて次のように書かれています。
既知のスパムサイトの場合、Google は通常そのリンクを無視します。ただし、このようなリンクを削除または否認することもできます。
引用元:Search Console ヘルプ「リンクレポート」
否認のヘルプでも、Googleは詳しい情報がなくても多くの場合どのリンクが信頼できるかを評価できるため、ほとんどのサイトでは否認ツールを使う必要はないとしています。
自分たちが関わっていないスパムリンクは、まず様子を見て構いません。
判断②|否認が必要なのは2つの条件がそろうとき
否認のヘルプでは、否認が必要な場面を、次の2つがそろうときに限っています。
否認が必要になる条件(両方がそろうとき)
- スパム行為のあるリンク、人為的リンク、品質が低いリンクがサイトに数多くある
- そのリンクが手動による対策の原因になっている、または今後なるおそれがある
自社や外注先が過去にリンクを買ったり交換したりしていた場合は、2つ目の条件に当たりやすくなります。
否認するかどうかは、リンクの見た目より、手動による対策との関係で判断しましょう。
判断③|競合からの嫌がらせが心配なとき
競合に大量のスパムリンクを張られて順位を落とされるのでは、と心配される方もいます。
Googleは、第三者のサイトでの行為がウェブサイトに悪影響を及ぼさないよう、できる限りの取り組みを行っていると説明しています。
手動による対策の通知がなく、自分たちが集めたリンクでもなければ、判定の図のとおり経過を見ます。
リンクが急に増えた時期と順位が落ちた時期が重なるかどうかを記録しておくと、後で判断しやすくなります。
不安なときほど、通知とデータを見て落ち着いて判断しましょう。
判断④|否認しすぎると自然なリンクまで失う
疑わしいリンクをまとめて否認すると、取引先や紹介記事からの自然なリンクまで評価から外してしまうおそれがあります。
手動による対策のヘルプでも、サイトへのオーガニックなリンクを否認しないよう注意を促しています。
否認リストはプロパティごとに1つで、新しいリストをアップロードすると前のリストは置き換わります。
取り消しが反映されるまでにも数週間かかることがあるため、リストに足す前に一行ずつ確かめます。
否認リストは、確かめたURLだけを入れた最小限のリストにしましょう。

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リンクスパムを防ぐための運用のルール

この章でわかること
- 予防①|外注先の「外部対策」の中身を書面で確かめる
- 予防②|自社が張るリンクに正しい属性を付ける
- 予防③|検索広告のデータで「紹介される情報」を選ぶ
- 予防④|月に一度、リンクレポートを見る

リンクスパムは、よく知らないまま外注した施策や、昔のまま残っている設定から起きることもあります。
日々の運用にいくつかのルールを入れておくと、後から慌てずに済みます。
予防①|外注先の「外部対策」の中身を書面で確かめる
SEOを外注するときは、提案書や報告書にある「外部対策」「被リンク施策」が、具体的に何をするのかを確かめます。
どのサイトにリンクが載るのか、費用はリンクの本数に払うのか、リンクのためにサイトをつくるのかを、書面で答えてもらいます。
否認のヘルプでも、自身や利用するSEO業者が有料リンクなどのリンクプログラムを使い、不適切なリンクがつくられる例が挙げられています。
外注先の選び方は、BtoBマーケティングのSEO外注で失敗しないポイントでも解説しています。
施策の中身を説明できない外注先には、リンクに関わる作業を任せないようにしましょう。
予防②|自社が張るリンクに正しい属性を付ける
自社のサイトから出すリンクは、性質に合わせて rel 属性を付け分けます。
広告やアフィリエイトのリンクには sponsored、コメント欄や掲示板など利用者の投稿のリンクには ugc を付けるのが基本です。
Googleは2021年7月のブログで、アフィリエイトやスポンサー付き投稿、ゲスト投稿のリンクに適切な rel 値を付けるよう強く勧めています。
| リンクの種類 | 付ける属性 | 例 |
|---|---|---|
| 広告・アフィリエイト | sponsored | 記事広告、紹介料のある商品 |
| 利用者の投稿 | ugc | コメント欄、掲示板 |
| 関連付けたくないリンク | nofollow | 内容を保証できない外部ページ |
| 編集の判断で紹介 | 付けない | 出典、取引先の紹介 |
見返りのあるリンクと利用者の投稿のリンクには、公開前に属性を付ける決まりにしましょう。
予防③|検索広告のデータで「紹介される情報」を選ぶ
リンクを無理に集める代わりに、ほかのサイトが紹介したくなる情報をつくることが、長く効く対策です。
弊社では、リスティング広告の検索語句やコンバージョンのデータから、お客様が本当に知りたがっている疑問を拾い、SEOで書くテーマを選ぶ進め方をおすすめしています。
広告で反応のよい疑問に答えるページは、検索からの流入だけでなく、業界の記事や取引先から紹介される材料にもなります。
広告とSEOの組み合わせ方は、リスティング広告とSEOを併用するメリットで紹介しています。
リンクの点検から集客の立て直しまで相談したい方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングでもお手伝いしています。
リンクの数を追うより、紹介される理由になるページを増やしましょう。
予防④|月に一度、リンクレポートを見る
リンクの変化は、日ごろから見ていないと気づけません。
月に一度、[手動による対策]レポートとリンクレポートを開き、上位のリンク元サイトと最新のリンクに大きな変化がないかを確かめます。
点検の結果は、洗い出しで使った一覧に日付を付けて書き足していくと、変化を追いやすくなります。
点検を定例の作業に組み込み、問題を小さいうちに見つけましょう。
まとめ|リンクスパムは、確かめる順番を守れば落ち着いて直せる

この記事の要点
- リンクスパムは、検索順位の操作を主な目的とした、受けるリンクと張るリンクの両方を指す
- 「ペナルティ」は、通知が届く手動による対策と、通知の出ないアルゴリズムによる対処に分かれる
- 最初に[手動による対策]レポート、次にリンクレポートと順位の推移を確かめる
- 手動による対策は、洗い出し・削除の依頼・否認・再審査リクエストの順で解除を目指す
- 知らないスパムサイトからのリンクは通常無視されるため、通知がなければ否認は原則いらない
リンクスパムへの対処で大切なのは、慌てて否認する前に、自分のサイトの状況を正しく確かめることです。
そのうえで、自分たちが関わったリンクから順に直し、紹介される理由になるページづくりに力を移していきましょう。
被リンクや順位の低下の原因を一緒に確かめたい方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
Search Consoleの状況と広告のデータを見ながら、次の一手を具体的に整理します。

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