被リンクの調べ方とは、自社や競合のサイトがどのページから、どんな文脈でリンクを受けているかを、道具を使って確かめる方法のことです。
自社のサイトはSearch Consoleで無料で調べられ、競合のサイトは無料のチェッカーから始めれば足ります。本記事では、道具の使い分けと手順、調べた結果の読み方を解説します。

この記事でわかること
- 被リンクを調べる3つの方法と、自社・競合での使い分け
- Search Consoleのリンクレポートで自社の被リンクを調べる5つの手順
- 被リンクが反映されない・数が合わないときの6つの原因
- Bing Webmaster Toolsや無料チェッカーなど、Search Console以外の調べ方
- 被リンク数と参照ドメイン数の違い、質を見分ける4つの問い
- 毎月の記録を、不自然なリンクへの対応と次の施策に生かす方法
なお、調べた結果をどう次の一手に変えるか迷う方は、カルテットコミュニケーションズの被リンク代行の無料相談もご利用ください。
リンクレポートを一緒に読み、紹介してもらえそうなサイトの候補づくりまでお手伝いします。

カルテットの被リンク代行
リンクの購入や自作自演には頼らず、事業と関係の深いサイトに一つずつ打診して、自然な文脈で紹介される被リンクを獲得します。Googleのガイドラインに沿った方法で、媒体の選定から交渉・掲載・毎月のレポートまでまとめて対応します。
被リンクの調べ方とは?自社と競合で変わる3つの方法

この章でわかること
- 基本①|被リンクを調べるとわかる3つのこと
- 基本②|自社はGoogleのデータ、競合はツール会社のデータで見る
- 基本③|Google検索の検索窓では被リンクを調べられない

被リンクは、ほかのサイトのページから自社のページに向けて張られたリンクです。これを調べる道具は、対象が自社のサイトだけか他社のサイトも含むか、わかる深さが全体の数までか1本ずつの一覧までか、で分かれます。
図のように、自社のサイトはSearch Consoleのリンクレポートで1本ずつ見られます。他社のサイトは、無料のチェッカーで全体の数をつかみ、一覧まで見たい段階で有料ツールやBing Webmaster Toolsを使います。
基本①|被リンクを調べるとわかる3つのこと
被リンクを調べる目的は、大きく3つあります。1つ目は、自社のどのページが、どのサイトから紹介されているかという現状です。
2つ目は、覚えのないサイトや不自然なリンクの文字が混じっていないかという点検です。3つ目は、検索で上位にいる競合がどんなサイトから紹介されているかという差の把握で、これは自社のSearch Consoleでは見えません。
現状・点検・競合との差のどれを知りたいかで、開く道具と見る表が決まります。
基本②|自社はGoogleのデータ、競合はツール会社のデータで見る
Search Consoleは、サイトの所有者と、所有者が追加したユーザーだけが見られる仕組みです。表示されるのは、Googleのクローラーが見つけたリンクのデータで、SEOの目的なら最も信頼できる出どころといえます。
一方、AhrefsやSemrushのようなツールは、各社が独自にウェブを巡回して集めたリンクを見せてくれます。他社のサイトも調べられる代わりに、Googleが知っているリンクと一致するわけではありません。
同じサイトでもSearch Consoleとツールで数が違うのは、集めている元が別だからです。
基本③|Google検索の検索窓では被リンクを調べられない
「被リンク 調べ方 google」のように、Googleの検索窓で被リンクを調べたい方も多いようです。しかし、Google検索セントラルの「Google 検索演算子の概要」に、被リンクを一覧する演算子は載っていません。
かつて使われた link: という書き方も、この一覧にはありません。Googleの持つ被リンクのデータを見る公式の道は、自社のサイトをSearch Consoleに登録することだけと考えてください。
Google検索で被リンクを調べる方法は無く、GoogleのデータはSearch Consoleで見ます。
Search Consoleのリンクレポートで自社の被リンクを調べる5つの手順

この章でわかること
- 手順①|「リンク」を開き、外部リンクの側を見る
- 手順②|3つの表で受け皿・紹介元・リンクの文字を確かめる
- 手順③|「詳細」でリンク元ページまで掘り下げる
- 手順④|エクスポートで一覧を手元に取る
- 手順⑤|被リンク数は合計の欄と、リンク元サイトの数で読む

自社の被リンクを調べる中心の道具が、Search Consoleのリンクレポートです。Googleが見つけた外部リンクと内部リンクを、表の形で確かめられます。
Search Consoleにサイトを登録していない場合は、所有権の確認から始めます。登録の手順は「Google Search Consoleについて」の記事にまとめています。
手順①|「リンク」を開き、外部リンクの側を見る
Search Consoleにログインし、調べたいサイトのプロパティを選んだら、左のメニューの「リンク」を押します。レポートは外部リンクと内部リンクの2つに分かれています。
被リンクを調べるときに見るのは外部リンクの側で、上部には外部リンクの合計が表示されます。この合計の下に、3つの表が並びます。
被リンクの調査は、リンクレポートの外部リンクの側を開くところから始まります。
手順②|3つの表で受け皿・紹介元・リンクの文字を確かめる
「上位のリンクされているページ」は、ほかのサイトから多くリンクされている自社のページの表です。紹介を受けているページが、育てたいサービスのページや主力の記事と合っているかを見ます。
「上位のリンク元サイト」は、自社にリンクしているサイトをルートドメインごとに並べた表です。取引先や業界団体、メディアなど見覚えのあるサイトと、知らないサイトを分けて控えます。
「上位のリンク元テキスト」は、リンクに使われている文字の表です。社名や記事の題名で紹介されていれば自然ですが、「格安」「おすすめ」のような宣伝の言葉が並ぶなら、後の章の判定ツリーで仕分けます。
3つの表は、どのページが、どのサイトから、どんな言葉で紹介されているかを順に答えてくれます。
手順③|「詳細」でリンク元ページまで掘り下げる
各表の下の「詳細」を押すと、絞り込みの画面に進みます。ページから入る場合は、自社のページを選ぶと、そのページにリンクしているサイトが並び、さらにサイトを選ぶと相手のページの一覧になります。
サイトから入る場合は、リンク元サイトを選ぶと、そのサイトから多くリンクされている自社のページが並びます。どちらから入っても、最後に着くのは相手のどのページからリンクされているかを示す「上位のリンク元ページ」の表です。
この表の「ターゲット URL(異なる場合)」に値があるときは、リダイレクトされているか、Googleが別のURLを正規のURLとして扱っていることを表します。
気になる被リンクは、「詳細」でリンク元ページまでたどり、実際のページを開いて前後の文を読みます。
手順④|エクスポートで一覧を手元に取る
レポートの「エクスポート」を押すと、CSVやGoogleスプレッドシートの形で被リンクの一覧を書き出せます。ヘルプによると、書き出せるのは最大10万行です。
書き出しの種類は、最近見つかった順に並ぶ「最新のリンク」と、全体から抜き出した「その他のサンプルリンク」の2つです。新しく張ってもらったリンクを探すなら前者、全体を見渡すなら後者を使います。
画面の表は上位だけなので、一覧として扱うときはエクスポートしたファイルを元にします。
手順⑤|被リンク数は合計の欄と、リンク元サイトの数で読む
「被リンク数の調べ方」を知りたい方は、外部リンクの合計の欄を見れば、Googleが見つけたリンクの本数がわかります。ただし、この本数だけで良し悪しは判断できません。
同じサイトのサイドバーから全ページにリンクされると本数は跳ね上がりますが、紹介してくれたサイトは1つのままです。本数とあわせて、「上位のリンク元サイト」に何サイト並んでいるかを数えてください。
被リンク数は、合計の本数と、リンク元サイトの数をセットで記録すると意味を持ちます。

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被リンクが反映されない・数が合わないときの6つの原因

この章でわかること
- 原因①|レポートはサンプルで、全件ではない
- 原因②|サイトはルートドメインでまとめられ、重複は1本になる
- 原因③|リンク元のページがGoogleに登録されていない
- 原因④|リンクがクロールできない書き方になっている
- 原因⑤|リンク先が正規URLやリダイレクト先にまとめられている
- 原因⑥|見つかって日が浅い・表の枠から漏れている

「取引先にリンクを張ってもらったのに表に出ない」「ツールの数字とSearch Consoleの数字が合わない」という相談は、被リンクの調査で最も多いものです。
原因は、レポートの数え方のくせか、リンクがGoogleに届くまでの関門のどこかで止まっているかの、どちらかに整理できます。順に切り分けていきます。
原因①|レポートはサンプルで、全件ではない
数が合わない理由の筆頭は、リンクレポートが全件の名簿ではないことです。ヘルプには次のように書かれています。
このレポートは、サイト上のすべてのリンクを網羅したものではありません。サイトの全体的なリンク プロファイルを把握するのに役立つ、内部リンクと外部リンクのサンプルが表示されます。
引用元:Search Console ヘルプ「リンクレポート」
そのため、手元で数えた本数やツールの本数と一致しなくても異常ではありません。見るべきは、どのサイトから来ているかという顔ぶれと、増えているか減っているかの向きです。
リンクレポートの本数は、ぴったり合わせる数字ではなく、傾向を読むための目安です。
原因②|サイトはルートドメインでまとめられ、重複は1本になる
「上位のリンク元サイト」では、www や m. などのサブドメイン、http と https の違い、サブディレクトリが取り除かれ、example.com のように1つのサイトとして数えられます。トップレベルドメインが違う example.com.de は別のサイトです。
また、同じページから同じページへのリンクは、何本あっても重複として1本にまとめられます。表に出るのは1,000行までなので、リンクの多いサイトでは途中で切れることもあります。
表に見当たらないリンクは、まとめ方か行数の上限で隠れていないかを、エクスポートした一覧で探します。

原因③|リンク元のページがGoogleに登録されていない
ヘルプには、インデックスに登録されていないページなどのURLがレポートから省かれる場合があると書かれています。リンク元のページがまだクロールされていない、または noindex になっていると、リンクは表に出ません。
相手のページは自社のプロパティではないため、URL 検査ツールでは調べられません。Google検索で site: に相手のページのURLを続けて検索し、結果に出るかどうかを目安にします。
リンクが出ないときの最初の確認は、リンク元のページそのものがGoogleに登録されているかどうかです。
原因④|リンクがクロールできない書き方になっている
相手のページが登録されていても、リンクの書き方によってはGoogleがリンクとして読み取れません。Google検索セントラルは、次のように説明しています。
通常、リンクが href 属性を持つ <a> HTML 要素(アンカー要素とも呼ばれます)である場合のみ、Google はリンクをクロールできます。その他のフォーマットのリンクのほとんどは解析されず、Google クローラーにより抽出されません。
引用元:Google検索セントラル「Google のリンクに関するベスト プラクティス」
ボタンを押すとスクリプトで移動する作りや、href の無い a 要素は、人には リンクに見えてもGoogleには伝わりにくい形です。相手のページのHTMLで <a href=”https://…”> の形かを確かめ、違えば修正を相談します。
リンクがGoogleに届く形かどうかは、相手のHTMLで a 要素に href があるかで決まります。
原因⑤|リンク先が正規URLやリダイレクト先にまとめられている
正規URLとは、内容が同じ複数のURLの中からGoogleが代表として選んだURLのことです。相手が古いURLやパラメータ付きのURLでリンクしていると、被リンクは代表のURLの側に表示されます。
探しているページの行に無いときは、URL検査ツールで「Google が選択した正規 URL」を確かめ、そのURLの行や「ターゲット URL(異なる場合)」の欄を見てください。
被リンクは、相手がリンクしたURLではなく、Googleが代表に選んだURLの行に出ることがあります。
原因⑥|見つかって日が浅い・表の枠から漏れている
リンクが張られてから、Googleが相手のページを再び巡回し、レポートに反映されるまでには時間がかかります。どれくらいで反映されるかという目安は、ヘルプには示されていません。
待つ間は、エクスポートの「最新のリンク」に相手のURLが出ていないかを確かめます。原因①〜⑤に当てはまらなければ、月に1回の点検で見直せば足ります。
反映までの時間は公式に示されていないため、関門を通っているなら急がず毎月の点検で見ます。
Search Console以外で被リンクを調べる方法|無料チェッカーと有料ツール

この章でわかること
- 方法①|Ahrefs・Semrushの無料チェッカーで競合の概要をつかむ
- 方法②|Bing Webmaster Toolsで別のデータを見る
- 方法③|有料ツールが要るのは一覧・推移・絞り込みの段階
- 方法④|競合の被リンクから読み取る3つのこと

競合サイトの被リンクは、Search Consoleでは見られません。そこで使うのが、ツール会社が独自に集めた被リンクのデータです。
この章では、無料で見られる範囲と、有料になる範囲を分けて説明します。
方法①|Ahrefs・Semrushの無料チェッカーで競合の概要をつかむ
Ahrefsの被リンクチェッカーは、公式サイトで「サイト URL を入れるだけで被リンクを確認できます」と案内している無料ツールです。参照ドメイン数、被リンク数、ドメインレーティング(DR)などの指標が表示されます。
Semrushの無料の被リンク分析も、登録なしで自社や競合のサイトを調べられ、被リンクの合計数とリンク元サイトの数、Authority Scoreを確認できると公式サイトに記載があります。
なお、Ahrefsには自社のサイトを認証して使う無料のAhrefs Webmaster Toolsもあり、自社サイトに限れば被リンクを詳しく見られます。
競合の被リンクは、無料チェッカーで被リンク数と参照ドメイン数の規模感をつかむところから始めます。
方法②|Bing Webmaster Toolsで別のデータを見る
MicrosoftのBing Webmaster Toolsにも被リンクのレポートがあり、Bingのクローラーが集めたデータを無料で見られます。公式ブログでは、次のように紹介されています。
Backlinks lists backlinks for any site, including similar sites.(和訳:被リンクのレポートは、類似のサイトを含むあらゆるサイトの被リンクを一覧します。)
引用元:Bing Webmaster Blog「Announcing the new Bing Webmaster Tools (migration complete)」
使うには、Microsoftのアカウントでログインし、自社のサイトを登録します。Googleとは別のクローラーのデータなので、Search Consoleに出ていないリンク元が見つかることもあります。
Bing Webmaster Toolsは、Googleとは別の目で集めた被リンクを無料で確かめられる道具です。
方法③|有料ツールが要るのは一覧・推移・絞り込みの段階
競合の被リンクを1本ずつ見たい、増えたリンクと消えたリンクを時系列で追いたい、条件で絞って書き出したい、という段階では有料プランが要ります。
Semrushの公式サイトでも、件数の制限のない結果や高度なフィルタ、エクスポートは有料のBacklink Analyticsの機能として案内されています。
月額の費用がかかるため、無料チェッカーで差の大きい競合を2〜3社に絞ってから契約すると無駄がありません。料金やプランの内容は変わるので、契約の前に各社の公式サイトで確かめてください。
ツールが示すDRやAuthority Scoreは、各社が独自に計算した指標で、Googleの評価そのものではない点にも注意が必要です。
有料ツールは、無料の範囲で比べたい競合を絞り込んでから使うと、費用に見合う分析になります。
方法④|競合の被リンクから読み取る3つのこと
競合の被リンクを見るときに読み取りたいのは、本数の差ではありません。次の3つを控えます。
競合の被リンクで控えること
- 競合にはあって自社には無い紹介元(業界団体・メディア・取引先・自治体など)
- 競合でリンクを集めているページの型(調査データ・用語の解説・導入事例・無料ツールなど)
- 競合が紹介されるときのリンクの文字(社名か、記事の題名か、宣伝の言葉か)
たとえば競合だけが業界団体の会員一覧に載っているなら、自社も加盟や掲載を申請できます。競合の調査データの記事にリンクが集まっているなら、自社ならではのデータで同じテーマを扱う余地があります。
紹介元の候補づくりから打診までを任せたい場合は、カルテットコミュニケーションズの被リンク代行でもお手伝いしています。
競合の被リンクは、自社でも取れる紹介元と、紹介されやすいページの型を見つける材料として読みます。

カルテットの被リンク代行
リンクの購入や自作自演には頼らず、事業と関係の深いサイトに一つずつ打診して、自然な文脈で紹介される被リンクを獲得します。Googleのガイドラインに沿った方法で、媒体の選定から交渉・掲載・毎月のレポートまでまとめて対応します。
調べた被リンクの見方|数は参照ドメイン数、質は4つの問いで見分ける

この章でわかること
- 見方①|被リンク数より参照ドメイン数を見る
- 見方②|リンク元に自社を紹介する理由があるか
- 見方③|リンクの文字と前後の文は自然か
- 見方④|nofollow・sponsored・ugcは悪いリンクではない
- 見方⑤|リンクスパムは判定ツリーで仕分ける

被リンクを調べたら、次は読み方です。数は本数ではなくサイト数で見て、質は4つの問いで見分けます。
見方①|被リンク数より参照ドメイン数を見る
参照ドメイン数とは、自社にリンクしているサイト(ドメイン)の数のことです。被リンク数がリンクの本数を数えるのに対し、参照ドメイン数は紹介してくれたサイトの広がりを表します。
図の例では、1つのブログのサイドバーから8本、取引先と業界メディアから1本ずつで、被リンク数は10本でも参照ドメイン数は3サイトです。評価の広がりを表すのは、後者の数字です。
被リンクの数を比べるときは、本数ではなく、何サイトから紹介されているかで比べます。
見方②|リンク元に自社を紹介する理由があるか
質を見る最初の問いは、そのサイトが自社を紹介する理由を持っているかです。住宅会社なら住まいや地域の情報サイト、BtoBの会社なら業界メディアや取引先のサイトからのリンクには、紹介する理由がはっきりあります。
反対に、自社と関係のないテーマのサイトや、見覚えのない海外のサイトからまとまった数のリンクがあるときは、理由が見当たりません。そうしたリンクは、次の問いで続けて確かめます。
良い被リンクかどうかの第一の基準は、リンク元に自社を紹介する理由があるかどうかです。
見方③|リンクの文字と前後の文は自然か
リンク元のページを開いたら、リンクの文字(アンカーテキスト)と前後の文を読みます。社名や記事の題名が文章の流れの中に置かれていれば、自然なリンクです。
Google検索セントラルの「Google のリンクに関するベスト プラクティス」は、リンクを張る側に、リンク先に関連したキーワードを詰め込まないよう求めています。受け取った被リンクの文字がキーワードの羅列なら、順位のために作られたリンクを疑います。
リンクの文字がキーワードの羅列になっている被リンクは、人の手で作られたものでないかを疑います。
見方④|nofollow・sponsored・ugcは悪いリンクではない
リンクには、広告なら sponsored、掲示板やコメントなど投稿なら ugc、関連付けたくない場合は nofollow という rel 属性が付くことがあります。Google検索セントラルは、次のように説明しています。
一般に、このような rel 属性でマークアップされたリンクがたどられることはありません。リンクされているページは、サイトマップや他のサイトからのリンクなど、他の方法で発見されることがあるため、依然としてクロールされる可能性があります。
引用元:Google検索セントラル「Google にアウトバウンド リンクの関係性を伝える」
広告やプレスリリースの配信サイト、掲示板からのリンクに属性が付いているのは正しい扱いで、読者が自社を訪れる入口である点は変わりません。属性の意味は「noindexとnofollow」の記事でも解説しています。
属性はリンクレポートには表示されないため、リンク元のページで a 要素の rel を見て確かめます。ブラウザの開発者ツールで該当のリンクを選ぶと、すぐに読めます。
rel 属性の付いた被リンクは、広告や投稿であることを正しく示したリンクであり、取り除く対象ではありません。
見方⑤|リンクスパムは判定ツリーで仕分ける
気を付けたいのは、検索順位を動かすために作られたリンクです。Googleのスパムに関するポリシーは、リンクスパムを次のように定めています。
リンクスパムとは、検索ランキングを操作することを主な目的として、サイトへのリンクやサイトからのリンクを作成する行為です。
引用元:Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」
お金や物と引き換えのリンク、過去に依頼した業者が作ったサイトからのリンク、質の低いリンク集やブックマークのサイトからのリンクが、これに当たるおそれがあります。

判定ツリーで「記録して様子を見る」になったリンクに、特別な対応はいりません。対応を考えるのは、自社や外注先が関わって作られた不自然なリンクが中心です。
リンクスパムの仕分けで最初に問うのは、自社や外注先がそのリンクの作成に関わったかどうかです。
被リンクを毎月記録して次の施策につなげる方法

この章でわかること
- 記録①|月に1回エクスポートし、前月との差分だけ見る
- 記録②|要対応のリンクは削除の依頼から、否認は限られた場合だけ
- 記録③|紹介されやすいページの型を次の企画に生かす
- 記録④|広告の検索語句と照らして、伸ばすページを決める

被リンクは一度調べて終わりにすると、いつ増えて、何がきっかけだったのかがわからなくなります。月に1回の記録に変えると、紹介が増えた理由と消えたリンクの両方に気づけます。
記録①|月に1回エクスポートし、前月との差分だけ見る
記録の元は、手順④で書き出したエクスポートのファイルです。スプレッドシートに貼り、図のように前月比(新規・継続・消失)、判定、メモの列を足します。
毎月見るのは、新しく増えた行と消えた行だけで十分です。この形にしておくと、担当者が替わっても同じ見方で点検を続けられます。
月に1回、新規と消失の行だけを見る形にしておくことが、被リンクの記録を続けるこつです。
記録②|要対応のリンクは削除の依頼から、否認は限られた場合だけ
判定ツリーで要対応になったリンクは、まずリンク元の運営者に削除を頼みます。自社や過去の外注先が作ったリンクなら、自分たちの側で取り下げます。
Search Consoleのヘルプは、スパムサイトからのリンクについて次のように説明しています。
既知のスパムサイトの場合、Google は通常そのリンクを無視します。ただし、このようなリンクを削除または否認することもできます。
引用元:Search Console ヘルプ「リンクレポート」
否認ツールの出番は、否認のヘルプによれば、スパムや人為的なリンクが数多くあり、それが手動による対策の原因になっているか、なるおそれがある場合に限られます。使い方は「リンク否認ツール」の記事をご覧ください。
不自然な被リンクへの対応は削除の依頼が先で、否認ツールは手動による対策が関わる場合の手段です。
記録③|紹介されやすいページの型を次の企画に生かす
記録を続けると、リンクが集まるページの型が見えてきます。調査データ、用語の解説、導入事例、無料のテンプレートなど、型がわかれば次に作る記事の企画に生かせます。
リンクを集めているページが問い合わせのページから遠いなら、内部リンクで道筋を作ります。紹介を受けたページから、サービスや料金のページへ読者を案内する形です。
被リンクの記録は、紹介されやすいページの型を知り、企画と内部リンクに生かすための材料です。
記録④|広告の検索語句と照らして、伸ばすページを決める
弊社はリスティング広告の運用代行を本業としているため、被リンクの記録を広告の検索語句のデータと並べて見ることをおすすめしています。広告で問い合わせの多い検索語句に近いページが被リンクも集めているなら、SEOで優先して伸ばすページです。
広告とSEOを組み合わせる考え方は、「リスティング広告とSEOを併用するメリット」の記事で紹介しています。
広告の成果と被リンクの両方がそろったページから手を付けると、少ない手間で成果につながります。

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まとめ|被リンクは道具を分けて調べ、数より質で読む

この記事の要点
- 自社の被リンクはSearch Consoleのリンクレポートで、3つの表→詳細→エクスポートの順に調べる
- Google検索の検索窓では被リンクを調べられない。Googleのデータを見る道はSearch Consoleだけ
- 出ない・数が合わないときは、サンプル・まとめ方・リンク元の登録・書き方・正規URL・時間の順に切り分ける
- 競合の被リンクは無料チェッカーで概要をつかみ、一覧・推移・絞り込みが要る段階で有料ツールを使う
- 数は参照ドメイン数で比べ、質は紹介する理由・リンクの文字・rel属性・作られ方の4つの問いで見分ける
- 月に1回記録し、要対応のリンクは削除の依頼から、紹介されやすいページの型は次の企画へ
被リンクの調べ方は、自社のサイトならSearch Console、競合のサイトなら無料チェッカーから始め、必要になったときだけ有料ツールに進むのが基本です。
どの道具で調べても、読み方は同じです。本数より参照ドメイン数、そしてどんなサイトからどんな言葉で紹介されているかを見て、毎月の記録に残してください。
紹介してもらえるサイトを増やす段階まで進めたい方は、カルテットコミュニケーションズの被リンク代行にご相談ください。リンクレポートを一緒に読み、ガイドラインに沿った獲得の進め方をご提案します。

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